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雪風

雪風 さん

本が好き! 3級
書評数:20 件
得票数:25 票

近現代史が大好きです。渡部昇一さん・谷沢永一さんの十万冊レベルの書斎・書庫に憧れています。野球本の書評も多いです。アメブロ「華麗の空」で古書、気になる本、立ち読み本も公開中です。

書評 (20)

東大博士が語る理系という生き方

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東大博士が語る理系という生き方

「東大博士が語る」と付くのは、こういう枕詞がないと企画が通らない悲しさである。本質は大学名に関係なく、研究が面白くて博士になった人達の生き方を紹介する本である。受験生が読めば、大いに励みになると思う。

本書は理系研究者の生き方を紹介したもので、八名の研究者が ◆私が東大博士を志すまで ◆私の研究テ…

投票(0コメント(0)2011-06-20

「星の王子さま」をフランス語で読む

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「星の王子さま」をフランス語で読む

外国語を読む訓練をする場合、まず短い文から始めるだろう。仏語の場合は「星の王子さま」が質量ともに最適と手に取る人は多いかもしれない。本書は、そのガイドである。仏語に限らず、英語にも通じる話で面白い。

本書は「星の王子様」の評論でもなく、また邦訳でもない。フランス語の文法を学ぶことで「星の王子様」を読…

投票(5コメント(1)2011-06-19

猛毒国家に囲まれた日本―ロシア・中国・北朝鮮

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猛毒国家に囲まれた日本―ロシア・中国・北朝鮮

カネより友情が大切なロシア人と、友情よりカネが大事な中国人。どちらとうまく付き合えるかといえば、ロシアだ。独裁国家との外交で必要なのは、一にも二にも情報である。日本も諜報活動に一層の金をかけるべき。

本書を読んで、毅然とした外交を前提として、ロシアとならば友好関係が築けるかなと思った。ロシア人は、友…

投票(1コメント(0)2011-06-18

尖閣戦争――米中はさみ撃ちにあった日本(祥伝社新書223)

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尖閣戦争――米中はさみ撃ちにあった日本(祥伝社新書223)

尖閣問題の解決策は「中国援助ODAのホームページに中国語訳を入れること」。中国人民がこれを読めば、援助の果実は何一つ人民に還元されていないことに気づく。中国を、内側から揺さぶるのである。

シンプルにいって、多くの人が知りたいのは、 「我々日本人には何ができるのか?どう対処したらいいのか…

投票(1コメント(0)2011-06-18

ドイツ参謀本部-その栄光と終焉

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ドイツ参謀本部-その栄光と終焉

ドイツ参謀本部の教訓は、「政治家不在の戦争は国を滅ぼす」。真の政治家は、将来の国益を見据え、犠牲の多寡に関係なく勝っている戦争を途中で止める。参謀は勝つために、リーダは止めるために存在するのだ。

まずはじめに、渡部氏は氏独自の着想に基づき、近代ヨーロッパの戦争史を四つの時代に分けてみせる。 第…

投票(0コメント(0)2011-06-14

「51歳の左遷」からすべては始まった

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「51歳の左遷」からすべては始まった

川渕さんが出世していたらJリーグは誕生しなかった!?51歳で直面した左遷、そこからプロサッカーリーグの立ち上げが始まる。左遷は会社での終わりではあるが、人生の終わりではない。誰かがどこかで見ている。

川淵氏は51歳で勤めた古河電工で左遷に遭い、そこからJリーグ立ち上げが始まる。 本書ではもちろんJ…

投票(1コメント(0)2011-06-13

「金融工学」は何をしてきたのか

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「金融工学」は何をしてきたのか

リーマンショックは金融工学が原因なのか?そもそも「返済能力のない層に住宅ローンを組ませる」ことが間違いだろう。これは金融工学以前の問題であり、粉飾パラメータを代入しても、金融工学は判定できないのだ。

リーマンショックは金融工学が原因なのか? 金融工学の第一線にいた著者が、その疑問に丁寧に答えるのが…

投票(1コメント(0)2011-06-12

量子力学と私

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量子力学と私

物理の学生が、量子力学の大枠を掴むには最適な本。量子力学の知識がなくても、もっといえば古典力学の段階の知識が深くなくとも、講演録や滞ドイツ日記はとても面白く読める。そして、勉強しようという気になる。

はじめて(笑)(爆)(汗)などの表現を目にしたときは、物凄い衝撃を受けた。 これらの表現は2ちゃん…

投票(4コメント(2)2011-06-11

読書こそが人生をひらく―「少」にして学び、「壮」にして学ぶ

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読書こそが人生をひらく―「少」にして学び、「壮」にして学ぶ

合言葉は、"Build one's library"(書斎を構える)。できることなら自宅に図書館をもちたいと夢見る本好きに、オススメの一冊。「本は手元に置くべし」と強く背中を押してくれます。

本書を始めとして、様々な読書論を読んでいるうち、私は確固とした目標を持つようになった。 それは、マ…

投票(1コメント(0)2011-06-11

自分探しと楽しさについて

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自分探しと楽しさについて

本書は「自分探し本」の決定版。自分探しとは即ち「何をすれば私は人生を楽しめるのか?」を知ること。「楽しさは、他者との比較から生まれるものではない。自分の中から湧き出るものだ。」と説く森博嗣の人生論!

本書は個人的には「自分探し本」の決定版じゃないかと思う。 学生の頃、渡部昇一「人間らしさの構造」を…

投票(2コメント(0)2011-06-11

大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)

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大局観  自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)

この本に結論はない。「ズバリ○○だ!」という言い切りもない。曖昧ゆえに深みがある、それが大局観。とはいえ、まず第一は基礎体力。徹底した基本があってこそ、大局を見渡せるのである。

白黒つけないのが大局観、結論を急がないのが大局観、といったところか。 正直な話、「大局観とはズ…

投票(0コメント(0)2011-06-09

リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは

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リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは

「リーダになれなくても、リーダとして行動せよ。」属人化して組織が硬直しないよう、チーム力を高めよう。誰か一人の出現を待つのではなく、チーム全員の意識を高める方向へシフトせよ。

中竹竜二氏(以下、中竹監督と呼ぶ)は、2009年まで早稲田大学ラグビー部の監督だった。 ラグビーに…

投票(1コメント(0)2011-06-08

判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために

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判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために

今時点から仮定を積み上げて将来を描くのではなく、将来の成功時点から、「それが成功した理由は何か?」を考える。そのプロセスで、非現実的な仮定が少なければ少ないほど、確実性があるという判断ができる。

中竹竜二氏のリーダ論である。 中竹さんの組織論は、実際のビジネスの現場でとても役に立つ。 リ…

投票(0コメント(0)2011-06-08
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