抱擁、あるいはライスには塩を
家族それぞれの目から語られる”一つの家族”、それぞれの子供時代、恋愛時代、黄昏の時。それぞれ人生にはドラマがあって、ばらばらなようで、ひとつのようで、そうやって家族って繋がって行くものだなと感じます。
投票(1)コメント(0)2011-06-04
本が好き! 4級
書評数:3 件
得票数:1 票
食わず嫌いにならないで、いろんな本を読んでいきたいと思っています。
家族それぞれの目から語られる”一つの家族”、それぞれの子供時代、恋愛時代、黄昏の時。それぞれ人生にはドラマがあって、ばらばらなようで、ひとつのようで、そうやって家族って繋がって行くものだなと感じます。
3編の短編どれもお気に入りになりました。どのお話しも、有り得ない不思議なお話しだけど、物語の心や長い人生の中で人が出会う深い思いは不思議な物語じゃなく、共感することの多い物語でした。読んでよかった。
読み始めはちょっと読み難い?と思いつつ読み進むうちに、すっかり森見ワールドに惹きこまれました。”阿呆”なことを森見さん独特な真面目な文章で書かれると、小さなことにも可笑しくなってしまいます。