青年
現実の話を書こうと息巻いて上京した青年が漱石モデルの人物に感化され、変化していく。本質を見抜くのが良いこととは限らないのだ。
現実の話を書こうと息巻いて上京した青年が漱石モデルの人物に感化され、変化していく。本質を見抜くのが良いこととは限らないのだ。
ついつい笑ってしまって電車内では読めませんでした。テンポよく話が進みいつの間にか読み終わっている、不思議な一冊。
馬鹿一の成長が鮮やかに描かれている。読んでいて心地よい。武者小路実篤は「馬鹿一」というタイトルでも一冊書いているようなので、そちらも読む。
読了後、プレゼンテーションの達人として知られ常にニコニコしているジョブズ氏の深い闇を知ることになるだろう。
オリバーの存在感が感じられず、本人抜きでどんどん展開する<下>巻。 映画版と違いブラウンロー氏が大活躍でした。
ウィットに富んだ描写でオリバーの劣悪な生活環境、友人関係をこき下ろし まだまだオリバーの存在感が感じられる<上>巻。
小学生の時に読みました。小学生にとってさえ数学好きには常識的な話ばかりで(フィボナッチなど)つまらなかった。個人的には「ミステリーな算数」(小峰書店)をおススメします。
興廃した時代観はあまり好きになれない。読了後に絶望感が襲ってきて、何度も読み返したいとは思わない作品。
東野圭吾の作品はサクサク読めて息抜きになる。読了後の疲労感は少ないが、満足感もまた少ない。本当に「変身」みたいな事件が起こったら怖いなぁ…。
緊張感の足りない科学者と、戦闘が得意でない軍人が印象的だった。よく調べもせずに怪物を船内に持ち込むなよと…。
邪念を捨てて読める本です。別に自分を特別なものと思わなくてもいい、気楽に生きようと思えます。オチは定石。
前半「グループに5ドル渡していくら増やせるか」等の話は面白かったのだけれど、後半は当たり前なことを言い直しているだけな気がした。
以前情熱大陸に出演されていた著者の活動に感動し、読みました。日本から遠く離れたバングラデシュで一人商売を興す抜群の行動力に圧倒されます。
砂に捕まった主人公が村から必死で逃げ出そうとする。結局最後には主人公の目の前に縄梯子が下ろされる。けれど、逃げない。孤独とは幻を求めて満たされない渇きのことなのである。
言語学者、生物学者、物理学者、数学者、、等がチームを組み少しずつチャーリーの謎を解き明かしていくストーリーは理系の知的好奇心をくすぐる。
自分にしては珍しく徹夜して読んだ。それくらい面白い。続編の「エンダーズ・シャドウ」も傑作。モルモン教徒のオースン・スコット・カードの宗教書チックなエンダーサーガに続きます。
愛猫ピートが話に加わっていないことに驚いたが、彼(ピート)の存在感は抜群。主人公がロリコンっぽいのは気のせい。SFの割にSFっぽくなく読みやすい、名著。
"作者"ではなく"作品"を見よう。知ったかぶりをせず、良いものを良いと思い、悪いものを悪いと思うモーレツな素人になるのだ。
大学の図書館では分類が「宗教書」であった。司書さんにもなかなかユーモアがある。再現性のない実験結果はゴミも同じ。科学の後ろ盾を得ながら科学で実証できない事を批判する、主旨のよくわからない本。
平野啓一郎が,出版社から提示されたいくつかの写真を見てテキトーに自分の意見をつづった本。氏のズバッとした指摘に「あぁなるほどな」と思っているといつの間にか読み終わっていた。