ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ)
ガリレオシリーズの次に読んだからか、理屈の見えないミステリに思えてしまう(そもそもミステリなのかな?)。雰囲気で愉しむストーリー。
バーテンダーをしている雨村慎介は、ある夜、後ろから何者かに頭を殴られる。一命はとりとめたものの、記憶…
本が好き! 1級
書評数:332 件
得票数:1307 票
本棚から溢れかえっている本たちを整理しながら、読書を楽しんでいます。一番好きなのはミステリですが、ほかにもビジネス書、雑学本、歴史物、新書など、興味を持ったものは次々と手にとってしまいます。
ミステリの書評は、情報制限のため、自分が読んだ後に拝読しています。一番楽しみなジャンルです^^
ガリレオシリーズの次に読んだからか、理屈の見えないミステリに思えてしまう(そもそもミステリなのかな?)。雰囲気で愉しむストーリー。
バーテンダーをしている雨村慎介は、ある夜、後ろから何者かに頭を殴られる。一命はとりとめたものの、記憶…
いや、本当に「堕ちる」だなぁ。娘に対する思い入れなのか、自分の見栄なのか。誰しもがもう少し我慢することを知ったら、また違うんだろうなと思う。
平凡な主婦・純代。高校の同級生だった夫と、小学六年生の娘がいる。娘の幸せのためにと家計をやりくりしな…
買ってからしばらく寝かせてしまっていたけれど、もっと早く読めばよかった。大満足の読後感。作中に「福山雅治」の名が。内海刑事は福山ファンなんだね~^^
ガリレオシリーズの長編第2作。…ということは、「容疑者Xの献身」の次ってことか。 資産家の男が…
「何をすべきか」ではなく「何をしたいか」。「他人からどう見えるか」ではなく「自分がどう感じるか」。どちらを大切にするかで生き方はだいぶ違ってくる。
職場で心理カウンセリングを何度か受けたことがある。そのときに教えていただいた言葉が「アサーション」。…
久々のガリレオ短編集。やっぱおもしろい!長編は人間ドラマに重きを置いているような感じだけれど、短編は「理系ミステリ」の雰囲気満点。
久々のがりれをシリーズ短編集。「ガリレオの苦悩」を買ってからまだ読んでいないので(今、思い出した!)…
前巻が中・短編集で比較的明るめの内容だっただけに、今回の重さがきつい。これまでで一番ヘビーな状況に陥った工兵くんと立華ちゃん。自分の腕一本で真っ向勝負しようとする立華ちゃんが、ますますかっこいい!
いろんな修羅場をくぐり抜け、入社半年とちょっとにも関わらず尋常じゃない成長を遂げる工兵くん。さて、今…
とても読みやすくて、1日足らずで読み終えたんだけど、未消化。もう一度じっくり読んだ方がいいかな。
青山七恵さんの本は「 花嫁 」に続いて2冊目。 中学3年生、受験生の藍子。藍子の両親の友人がレ…
一つの事件を巡って語られた様々な言葉を綴ったもの。私たちが目にする"事件"も、当事者から見ると全く違うものに見えるのかな。
たとえば湊かなえや東野圭吾。この二人の本だと、図書館の返却期限が明後日に迫っていたとしても「読み切れ…
初めましての舞城さん。長編はどんなふうなのか、とっても興味津々!
初・舞城王太郎である。 図書館に本を返しに行って、何気なく新着本の棚を見たら置いてあった。以前から…
最初から最後まで違和感を抱きながら読んだ。
最初から最後までものすごい違和感を抱いたままだった。報道などで目にした木嶋佳苗被告と本書の中の彼女と…
なんでこういう行動をとるのだろうと不思議に思うこともある若者たちだけれど、本書の理由を読むと納得できる部分もあって、おもしろい。
著者の大堀ユリエさんは、ガールズ居酒屋を経営している。彼女が店で働く女の子たちを見て感じた「ゆとり世…
このくらい不完全な終わり方が好き。少し時間が経ったら、再読してみよう。
山奥にある小さな睦ツ代村。そこでは毎年夏にロック・フェスティバルが開かれる。規模も大きく、参加するア…
やっと手にした東野圭吾の最新作。細かな仕掛けが施されていて、派手さは無いんだけれど、じわっと沁みてくるような柔らかさが残るストーリー。
最初に登場するのは若い三人組の男たち。彼らはどこかで空き巣か何かをしてきたらしい。盗んだ車も動かなく…
登場する中学生たちの気持ちが理解できるような気がするのは、これを書いたのが"大人"だからなのかもしれない。
すぐに忘れられるような事件ではもったいない。せっかく自分の命を懸けるのだから、ずっと人の記憶に残る事…
"罪"と"罰"を正しく量るメジャースプーン。最後にだした答えとは…。
「ぼく」は小学4年生。毎年4年生がうさぎの世話をする係になっていて、「ぼく」の幼なじみのふみちゃんは…
「書く人」は誰もが「作家」なのである。
「作家」というのは、なにも出版社からお金をいただいて本を出版する人たちを指すのではない。文章を書いて…
辻村作品2作目。自分と合うのかどうかドキドキしながら読んだのだけれど、杞憂だった。あまりに読みやすいという難点はあるけれど、登場人物の心の動きを追うのが愉しかった。
"ツナグ"は使者。この世とあの世をつなぐ使者。生者と死者をつなぐ使者。 本書は、死者と会いたいと願…
"書評者"としての心意気に溢れた一冊。本への愛情はもちろん、評を書くことに対する覚悟もかいま見える。酷評されている本でさえ読んでみたいと思わせるのはさすが。
イソップ物語の「金の斧」になぞらえて、約100冊の本を"金の斧(親を質に入れても買って読め)"、"銀…
本来は「うつ病」と呼ぶ(診断される)べきものではないものまでそう呼ばれているがために、混乱が生じているのだということがよく理解できる一冊。ただ「擬態うつ病=詐病」というわけではない。
従来「うつ病」と診断されていた症状と似ているけれど、根本的に異なるものを「擬態うつ病」と名付け、その…
全国から集められた"お客様"あれこれ集。「わかる、わかる」というモノあり、「はぁ~?」と思うモノあり、クスクスと笑わせるモノあり。
図書館で見かけて手にとった一冊。 「お客様は悪魔です」をテーマに、全国から体験談を公募したところ、…