スラムとウサギ小屋 (1985年)
80年代に問題視されている住宅問題が現在も変わらず存在することに驚かされた。阪神大震災に対しても言及、再び震災を経験しこれからの都市や住まいはどうあるべきかを考えるきっかけにもなるだろう。
投票(0)コメント(0)2011-04-22
本が好き! 4級
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80年代に問題視されている住宅問題が現在も変わらず存在することに驚かされた。阪神大震災に対しても言及、再び震災を経験しこれからの都市や住まいはどうあるべきかを考えるきっかけにもなるだろう。
住まうこと、建てること、生きることが同位相で存在している。人はなぜそこに集まり、なぜそこに住まうのかを考えさせられる。
「建築」について普遍的かつ簡単な言葉で書かれている。自分が建築に携わろうとすることに改めて意義や幸せを見出させてくれる一冊。
建築家が建てた家や歴史的価値のある邸宅ではなく、庶民の暮らしを深く追及しているという点が重要。また、戦後の電車やバスを転用した転用住宅など、現在の仮設住宅を見直す要素としても興味深い。