これからのヴァギナの話をしよう





ドウブツでなく、ヒトであろうとするのであれば、まずここからはじめたい。
とかく性の話はしにくい。それが、まじめな話であればあるほど。 けれど、過去から面々と続くいわれ…

本が好き! 1級
書評数:104 件
得票数:325 票
絵本から専門書まで。小説ならSF,ミステリは好み。
仕事や諸事情によりほとんど読書時間がとれなくなっているため休眠中です。





ドウブツでなく、ヒトであろうとするのであれば、まずここからはじめたい。
とかく性の話はしにくい。それが、まじめな話であればあるほど。 けれど、過去から面々と続くいわれ…





おそらくはちょっと未来の、新しい家族の形のひとつ(かも)。
アメリア・イヤハート本を目にしたのでごく簡単に。 その名をはじめて知ったのがこの漫画。ふくやま…




内なるバラードの調べを聴け!
バラードに出会ったのは高校生のとき友人から渡された「時の声」だった。バラードのいうインナースペース…


妄信は似非宗教と同じである。
一言でいえば、みんな信じようとしないけれど、この地球の生命の素は全部彗星から運ばれた微生物由来なん…



スペオペは昔になりにけり
実はシリーズは三作くらいしか読んでいない。どれもお手軽に読める娯楽小説として十分楽しめた。言ってみれ…



武器店は武器店であって武器店ではない!
訳者あとがきを読んである程度納得したところはあるのだが、正直今一つ消化不良な感じの読後感。突如出現…




四の五のいわずにこの超高速エレベーターに乗ってみな! 超おもしろいぜ!
なんとも SF 的な響きにひかれるままに手に取ったものの、その内容的な意味を深く考えることもなく読…



身近な便利を支えている物理のしくみがやさしく分かる
数学や科学(あるいは算数と理科)など学んでなんの役に立つのか? 大人になって生活していて特に必要だ…



世界の秘密は下巻冒頭であっさりと明かされるが、そこからがたがみよしひさの本領発揮なのだ。
上巻ではグレイがいかにして戦士となったのか、そして彼はどのような戦士なのかというあたりと、この世界…




たがみよしひさを知らないなんて、もったいない。
かつてクールでポップでときにコミカルなその作風で一世を風靡した「軽井沢シンドローム」。その後もさま…



黄色い道を走り抜ける爽快感。さあ、もう一回!
こどものころに好きだった絵本に「かわ」というのがあって、山のちいさな流れが次第しだいに流れていくに…




『ヘラクレイトスは、言っていますわ。”同じ川を、二度渡ることはできない。水は絶えることなく流れているのだから”と。”永遠”にあるのは、ただ”変化”だけなのですわ』(下:P.337)
ミステリーの魅力といえばなんといってもそこで語られた事件・事象の謎が最終的に、時に見事に、解決され…



「離婚って大変な仕事だとわかったよ。思っていたよりずっとね」
一連のヴォルコシガンシリーズの外伝的な作品のため、マイルズ本人はほとんど登場しない。といって作品の…




「これぞまさに典型的アイスランドの殺人ですね」「そうだな。不器用なアイスランドの殺人だ」(P.17)
訳者あとがきで作者へのインタビューの一部が紹介されている。なぜミステリ小説なのかという問いに次のよ…


設定は魅力的だが、物語はやや未成熟。イギリス的ライトノベルか?
超監視社会となった未来のイギリス。なにか不穏なことがあると判断されると行動を逐一監視する者たちがや…



「ケアルじゃなくてクァールだろ?」という老害者でも楽しめます。
様々な宇宙生命を扱った作品を集めたということで、確かに種々雑多な生命が登場。環境問題的な意味での植…



「”だけど愛をきちんと頭で考えてごらんなさいなーー”恋人を具象的な愛から抽象的な愛へと導くのは、スコットランドの娘だけだよ。」(P.253)
実に 8 ヶ月ぶりくらいでようやく当選できたのでじっくりと読みたいところだったけれど、不思議な世界…




“気をつけよ、いつ、誰に語るかを”
今作はこれまでのシリーズよりも、ずっとハードなものを含んでいて、それは国家・政治の事件でもあり、多…




スピリッツ片手に樽(カスク)の行方に翻弄されるがよい。
昔から創元推理文庫の棚をにぎわしてきた分厚い本の一冊「樽」。「月長石」であるとか、はたまた「賢者の…




「歩くのなんて大嫌い」。では、この本をどうぞ。
旅行記とか紀行文ということにはなるのだけれど、いささかよくあるそれとは趣が違う。いや、何月何日何時…