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O-Maru

O-Maru さん

本が好き! 2級
書評数:40 件
得票数:58 票

もっともなりたくなかった職業についている地方公務員。
なんでもなければ、何にもない!
平凡でないことを取り柄としております。

書評 (40)

原発ジプシー 増補改訂版 ―被曝下請け労働者の記録

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原発ジプシー 増補改訂版 ―被曝下請け労働者の記録

原発という産業は、人を殺すということが前提にあるということは明らかである。もちろんそれは社員ではなく、どや街の労働者や地元に職を求める地元民である。弱いものは所詮、使い捨てである。

 この書籍のオリジナル版が出版されたのは、1979年、今から32年も前のことである。30歳の著者がフ…

投票(2コメント(0)2011-07-07

超思考

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超思考

エッセイでは現在の問題に対していろいろと批判をし、問題定義をしてくれる。我々が見えないところも多く指摘してくれている。確かにそうだと思うのだが、具体的な解決方法は示してくれない。結構厳しいと感じる。

 あたしが好きなタレントというと、北野武、所ジョージ、タモリといった所になるだろうか。彼らはタレント…

投票(0コメント(0)2011-03-15

横から見た原爆投下作戦

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横から見た原爆投下作戦

小倉ではこれまでのパターンの裏を読んでいち早く次の標的になっていることを察し、原爆投下機を高射砲で一斉射撃をかけ、さらには迎撃のための戦闘機も飛ばした。そしてさらにある決定的な方法を用いて、原爆機に原爆投下を諦めさせたのである。

 実体験の空襲話からいきなり始まるものだから年寄りの回想話?なんて感じがしたものの、そんなに生易しい…

投票(0コメント(0)2011-03-06

軍艦島実測調査資料集 追捕版―大正・昭和初期の近代建築群の実証的研究

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軍艦島実測調査資料集 追捕版―大正・昭和初期の近代建築群の実証的研究

風化して廃墟となった軍艦島を撮った写真集は多いけども、ほぼ原形のままでここまで詳細に記録が残されているのは他にはあるまい。典型的な眺めて楽しむという類の書籍かもしれない。図面と写真を見比べては、いろいろ想像し、楽しむ。

 軍艦島実測調査資料集はその名前こそよく見かけるものだったが、内容というとまったく目にすることはなか…

投票(4コメント(0)2011-02-26

広辞苑 第六版 DVD-ROM版

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広辞苑 第六版 DVD-ROM版

電子辞書は紙辞書と比べると必要項目しか見ないので価値が半減する、といった意見があり、あたしもそう思っていたが、これは一重に使う環境によりけりである。紙と比べると一覧性はよくないが、似たようなことは可能である。

 前版と比較して新規収録項目1万と総収録項目数が24万と増えたようだ。ざっと見比べても細かなところで…

投票(0コメント(0)2011-02-24

軍艦島の遺産―風化する近代日本の象徴

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軍艦島の遺産―風化する近代日本の象徴

軍艦島は昭和40年代という日本人が日本人らしく生きることのできた最後の時代のタイムカプセルであることには間違いない。朽ちていく軍艦島を保存するか否かは別にしても、その居住形態をもう一度研究することは十二分に価値のあることだと思う。

 軍艦島海上産業都市に住む-水辺の生活誌でも端島での生活が語られていたけども、この本では全体の1/3…

投票(4コメント(0)2011-02-23

ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで

  

ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで

死の様子を描いているのだからおぞましい印象がほんとうはあるはずなんだけども、そのあたりが完全に欠如している。ただの出来事の一つとして死が描かれると云う感じである。方向的には昔話の惨さ、おぞましさに非常に近い。

 またヘンなものを見つけてしまった。ネットは本当に罪深い。それでとりあえず入手したのが、『ギャシュリ…

投票(1コメント(0)2011-02-23

空白の天気図

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空白の天気図

未曾有の歴史の出来事の裏での台員、科学者たちの活動は恐ろしく地道である。そしてスペシャリストとして職を全うしようとする姿は非常に誇らしい。原爆罹災、台風遭難といった陰惨な背景を持ちながらも、このノンフィクションは何かしらすがすがしさを持つ。

 あたしの愛読書である柳田邦男の文庫本版『空白の天気図』がどこかに埋もれてしまって、見当たらない。お…

投票(1コメント(0)2011-02-23

石田徹也遺作集

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石田徹也遺作集

作品を観て感動したというような人たちも少なからずいるが、確かに気になるものではあるが、感動とはまったく別次元の衝動を受けたというのがあたしの印象である。出来れば出会わなければ良かったとも思う。

この画集の存在は半年くらい前から知っていた。正直言って、見てて気分の良くなる類の画集ではない。評価を…

投票(1コメント(0)2011-02-23

ヒロシマ

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ヒロシマ

今回の増補部分で描かれる人生は様々だ。不幸な最後を遂げたものもいれば、そうでないものもいる。原爆症に翻弄されたものもいれば、そうでないものも。個人だけの問題を抱えたものもいれば、もっと大きなものを抱えたものも。

 ジョン・ハーシーとその著書『ヒロシマ』の名はヒロシマに関するドキュメンタリを見聞きする度に何度とは…

投票(0コメント(0)2011-02-23
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