追悼者
初めて折原さんの作品を手にしました。東電OLの事件が元になっています。 終盤の折原さんのトリック、話の持って行き方に感心しました。ぐいぐい惹きこまれた感じです。ほかの作品にも挑戦したい
本が好き! 3級
書評数:46 件
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初めて折原さんの作品を手にしました。東電OLの事件が元になっています。 終盤の折原さんのトリック、話の持って行き方に感心しました。ぐいぐい惹きこまれた感じです。ほかの作品にも挑戦したい
兄の冤罪を晴らすべく、東京の高名な弁護士に弁護を申し込むが お金がないことを理由にすげなく断られる。兄は獄死し、妹桐子は上京。弁護士への復讐をたくらむ。柳田桐子の執念が何とも恐ろしい!
吉村昭さんとの最後の生活を小説化したもの。舌癌が発覚し、周りには内緒にして治療に挑む。夫婦で小説家とは地獄だと言われながら、妻は締切や講演などに追われながら夫の看病を続ける。 ちょっとあっさりした感じ。
明らかに男性優位の世界である警察官。どうも気に食わない相棒とともに捜査に乗り出ることになった貴子。 初めはじくじくとこの相棒とのやりにくさ、貴子の過去と暗いのだが、後半に向かってのスピード感が最高!
ややもするとただのポジティブワードの羅列にすぎなくなるところを 著者の独自の名言もあって 本好きには納得の言葉! 「読書する人の顔は左右対称である」は極論だけど。うまい!と膝をたたく言葉も多くあった。
何とも言えない緊張感。仲がよすぎた姉弟の悲劇…。秘密の場所、暗号のノート。弟は姉の世界を知りたかった しかし、近くて遠い姉の存在。 最期が少々わかりにくかったかな~
この父にこの息子あり!と言う感じ。プロに入って送り続けた父から息子へのFAX。両親の深い深い愛情がビッグな選手を育てたともいえる。 「努力できることが才能である」忘れられない言葉である。
着物問屋の娘として育てられた千恵子は捨て子だった。ある日自分とそっくりの苗子と出会う。双子でありながら全く別の人生を歩む二人。京都の自然や祭り季節の行事を盛り込み美しく仕上げられた作品である。
結婚式に散弾銃を持って登場するファーストシーンが印象的。それからあれよあれよと物語が進み…高速道路の場面では読むのを止められません。スピード感がありながら、細部にも見落としがない宮部さんの腕はさすが!
従姉妹の話を聞いた久美子は父はもしかして生きているのかもしれないと思い始める。また周りで様々なことが起こり始める。久美子の恋人の新聞記者は真相を追及すべく調査にのりだす。ラストシーンが切ない。
夫の学会に付き添い奈良に訪れた節子は寺院の芳名帳に叔父似た筆跡を発見する。国家の陰謀が働いているにもかかわらず 奈良でのシーンが印象的で奈良を尋ねたくなります。
『バカの壁』でお馴染み養老先生が読書の効用を伝授する。また後半は虫仲間池田清彦先生、吉岡忍先生との対談集で、それぞれのテーマに合わせたお薦め書も。 なんだか同じ虫好きっていうのがほのぼのしていていい感じ
父は医者としても一流。キャサリンはその厳格な父親に結婚を大反対される。さらに叔母の勢力も加わり…。父親が娘の結婚相手に会いに行き、結婚をあきらめるように説得する。キャサリンの心理状態が見事に描いている
桜庭さんの作品では1,2を争うくらい好きな作品だ。この何とも言えない世界観がいい。一度入り込んだらなかなか抜け出せないのも絶妙だ。
この夢中になり度がすごい。読書量にもましてすごいのが書店で眺めた本のタイトルの記憶力も半端でない。読みたくなった本に逐一付箋をつけまくる私。
読んで読んで読みまくる…桜庭さんの読書量は相変わらずすごい。 毎回付箋でしるしをするのだが全然おいつかない。 読書の幅も広いのがすばらしい。
最期までゾクゾク感が貫けなかった作品である。トリックも絶妙で その世界にどっぷりつかってしまった。 舞台が箱根と言うのも味がある。
この女性の向上力と言うか…出世欲はすさまじい。昭和の時代は 誰もが一生懸命に上を目指したのかなと思わせる作品。 現代人なんてなんともあっさりしたものだ。
主人公の追い詰められ方が絶妙です。自分が操っているはずの女性3人に 実はのせられていたという男のエゴ…。 ある意味おかしくて笑えます。
なんか最後の場面が儚い。一言で政治も何もかも動かせるある大物人物に囲われた女性の危機迫る感じがたまらなく一気に読めた作品でした。