哄う合戦屋
いやー、一気に読みました。久々に爽快な戦国小説に出会いました。信濃の一地方の話なのですが、全国統一ものに匹敵する面白さです。
投票(0)コメント(0)2009-11-28
いやー、一気に読みました。久々に爽快な戦国小説に出会いました。信濃の一地方の話なのですが、全国統一ものに匹敵する面白さです。
鮨のグルメ本ではありません。と、いうより鮨職人の修行話や鮨への情熱と、鮨屋の本といったほうがよいでしょう。 でも、読み進むうちに、鮨屋のたたずまいや鮨をおいた笹の葉の香りと酢飯の香りやら、鮨を連想させる筆致はさすがです。 さて、この本を読んだら、鮨屋へいきましょうかね。
掘り出し物の一冊。植民地時代のシンガポールを舞台にした、植民地の倦怠感と東南アジアの暑さが、なんとも絡み合って、最後まで引き込まれるミステリーである。
英国の冷徹な日本の戦前・戦後の諜報戦略として読んでもよいが、私は、宮中とりわけ昭和天皇や秩父宮を中心とする皇室の戦争の回避と戦後の皇室の在り方をめぐる昭和裏面史として読みました。最近よく取り上げられている白洲次郎の一面を見る一冊としてもよいですね。