テレビの大罪 (新潮新書)
よくぞ言ってくれました。ほんと、見るべき番組がありません。それどころか害悪ですらある。地デジを機に多くの人がテレビと決別すると世の中よくなるんじゃないかとおもいます。
投票(0)コメント(0)2011-02-11
本が好き! 4級
書評数:4 件
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実体験には限界があるが、本の世界は無限なのだ。
よくぞ言ってくれました。ほんと、見るべき番組がありません。それどころか害悪ですらある。地デジを機に多くの人がテレビと決別すると世の中よくなるんじゃないかとおもいます。
自分にも小学五年生の時代があった。もはや霞みのようになってしまっている記憶を思いおこさせる16の逸話。ひとつ、惜しむらくは、昭和の雰囲気がもっと漂っていればもっと霞のなかに溶け込めたかもしれない。
何事も線を引いたように歴然となるものではない、ある程度の混沌が自然であり、自然を極端に制御しようとすれば、そこには怒りがうまれる。
仏法では、嫉妬や無視も怒りが高じてあらわれる感情であり、怒りの一種であると考える。自分の日々を振り返ってみると、いかに怒りに囚われているかが解った。多くのひとがこの本を読んで怒りと訣別することが世の平和に繫がることであると感じた。