それでも世界は回っている 1 (文芸書)




吉田篤弘ワールドという魔法の国への扉--悲しみをたたえたインク「六番目のブルー」をめぐるファンタスティック・ファンタジック・ロードムービー小説
全3巻 まるで夢の中のような完全なファンタジーの物語 冒頭からもうすっかり吉田篤弘ワールドの魔法がか…

本が好き! 4級
書評数:34 件
得票数:159 票
シンプルで静かで美しい文章が好きです もつ焼きとうどんと炒飯とロックンロールも好きです




吉田篤弘ワールドという魔法の国への扉--悲しみをたたえたインク「六番目のブルー」をめぐるファンタスティック・ファンタジック・ロードムービー小説
全3巻 まるで夢の中のような完全なファンタジーの物語 冒頭からもうすっかり吉田篤弘ワールドの魔法がか…




表と裏 夜と朝 ふたつの世界をつなぐ連作短編の絶妙な余韻に心を奪われた読書体験 考察なんていらない ただ感じればいい 素直な心で味わう ひたひたと迫る恐怖とたったひとつの朝の世界
★4.3 おもしろくて夢中になって読んだ 最初のほうはとにかくじわじわとひたひたと迫ってくる…




第一級のSF・ハードボイルド・エンターテインメント そしてちょっと泣かせもします
全3巻とちょっと量はありますが、この人文章うまいです。なかなか読ませます。んでもってちょっと泣かせま…





めったなことでは★5満点をつけることはないが これはもう文句なしに 圧倒的に ぶっちぎりの★★★★★
映画ならともかく 小説で嗚咽するほど激しく感情を揺さぶられ感動したのは大学の授業中に読み終えた「アル…




400ページ超の長篇だが久し振りに先へ先へとページをめくる手が止まらなくなるほどおもしろかった 戦争を描いてはいるがあくまでもエンターテインメント作品
第二次世界大戦という史実、女性だけの狙撃部隊という設定のおもしろさに加え、新人とは思えない読ませる文…




ありとあらゆるネタを縦横無尽に組み合わせ 気宇壮大なイメージの大風呂敷を広げに広げまくった怪作!
めちゃめちゃ面白かった! なんというかありとあらゆるネタを縦横無尽に組み合わせて展開していった感じ…




おそらく人生の中のある一時期、ある瞬間にだけリアルに存在する小説
おそらく人生の中のある一時期、ある瞬間にだけリアルに存在する小説。言葉の使い方がうまく(ときに気恥ず…




かつてあった「ロックの人が書いた小説」といった印象は全くない。全体的に非常にリアルで情感のある文章になっている 少年が駆け抜けた短い夏の物語として非常に印象深い
デビュー作である「ピアニシモ」の完全なるリプライズである。ただしやはりここでもかつてあった「ロックの…

何も変わらない日常から踏み出してみたいはみ出してみたいという願いとそれに対する不安 そういったものが複数の登場人物の心情を通して描かれているのがとても良い 「六番目の小夜子」とセットで読むのがオススメ
まず各章の中のセリフからとった章タイトルのつけかたがかっこいい。噂を効果的に使っており、向こう側の世…




週刊誌の2ページ記事からスタートして後藤美代子という人物を徐々にたどっていく過程はとてもスリリングで読んでいて先へ先へと引っ張られる。
ジャンルとしてはいわゆるミステリーなのだが、事件性よりも人物の描写に比重が置かれていて、その意味では…




「ぼくは、片目なのが悲しかった。両方の目が見えれば、もっと中井のことをよく見ていられるのに。」 片方の目でクールに世界を見つめる「ぼく」を取り巻く、家族、学校、女の子。いろんなことが起きる中3の夏。
とてもよかった。文庫うしろには「日本版『キャチャー・イン・ザ・ライ』ともいうべき」って書いてあって、…




静かな町の静かな時間の中で、毎日汗を流したり、不安になったり、ぼんやりしたり、笑ったりしながら生きている人たち。
なんだかじわじわといい。 いろんなところでいろんな人が毎日を生きている。 人物造形と描写…




ひさしぶりに、読むのが止まらなくなるというくらいおもしろい本を読んだ。美術ミステリーという点ではダビンチコードの50倍くらいおもしろかった。
ひさしぶりに、読むのが止まらなくなるというくらいおもしろい本を読んだ。美術ミステリーという点ではダビ…




話をものすごく多岐にわたって広げた結果、最後の最後で真相がぼやかされてしまうのは浦沢直樹の漫画にも近いような感じでちょっと消化不良。すごーく面白いんだが、最後にポン!と膝を叩けないというか。
非常にたくさんの登場人物と非常にたくさんの証言を積み重ねていき、実行犯は誰なのかと言うところから話が…




人をきちんと描いていて、それがストーリーとして動いていくのがとても好み
最初からちょっと掴まれた。短くて淡々としたセンテンス。 停電の夜に ★ ピルザダさんが食事に…




自分たちの常識とは相容れない考え方や文化があるからといっていきなり批判するのではなく、まずはそういう考え方や文化があるということを受け止めることが大事なのではないか
■サブタイトルに「思春期から村を出るまで」とあるように、前作に比べて、自我や自分なりの考え方、物の見…




素晴らしいというわけではないが、かといって一概に非難されるものでもない。
カルトと言っても宗教ではない。農業コミューン(ヤマギシ会)。 素晴らしいというわけではないが、…





こんな素晴らしい作品をなぜ一度手放したのだ? 詩的でなんとも美しい文章。(映画「フィールド・オブ・ドリームス」原作)
十何年間かぶりによみかえしているが、まさか第1章から涙の連続とは。現実にファンタジーがスッと入ってく…





静かな文体が心地よい。こういうのが好きなのだ。
題名が示すように静かな生活。静かな人生ともいえるか。今の自分にとってはかなり惹かれる。草食動物のよう…




読んでいる最中は「いったいどこに向かっていくんだろう」と思ったが、読後は奇妙に心に残る作品だった
読んでいる最中は「いったいどこに向かっていくんだろう」と思ったが、読後は奇妙に心に残る作品だった。残…