成瀬は天下を取りにいく
2024年本屋大賞受賞作。 文庫には「大津ときめき紀行」も収録されている。
なるべく本は買わないようにしている。 読書人の風上に置けない私だが、最近5冊買ってしまった。 全…
本が好き! 4級
書評数:63 件
得票数:663 票
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2024年本屋大賞受賞作。 文庫には「大津ときめき紀行」も収録されている。
なるべく本は買わないようにしている。 読書人の風上に置けない私だが、最近5冊買ってしまった。 全…
きっと……多分、社会人にも役に立つ大学受験 国語の参考書。
≪この本は、大学受験国語の参考書の形をとった 教要書である。あるいは、教養書の形をとった大 学受…
小説を読むことの難しさを痛感する新書!
書評家である三宅香帆氏が、強く勧めていたので読む。 20年以上前に買ったままで放置していた一冊。 …
深窓の御令嬢、結構な無茶をする。
≪人気の師弟コンビが事件を推理し、真相に迫るが……。 究極のミステリィ第2弾。≫ 事件の舞…
相変わらずのフロスト。相変わらずの展開。 相変わらずの面白さ。
《「あの子は、まだ十五歳だったんですよ」 「最近の子は、発育が早い」とフロストは言った。 「…
まさに「死」のインフレ作品! ミステリ小説のバリートゥード(何でもあり)。 とも思えるが、ギリギリ回避しているとも言える 微妙な一冊。
『コズミック流』『ジョーカー清』『ジョーカー涼』を経て ついに辿りついた最後の一冊。 半斗舞…
仕事はできるが不運すぎる女探偵葉村晶シリーズ の、まさに真骨頂とも言える作品。それぐらい不 運だ。
『プレゼント』『依頼人は死んだ』に続いて、女探偵 葉村晶シリーズを読むのは三作目。 これまでは短…
バーボン入りのホットコーヒー。 おそらくそれほど美味くはないのだろうが、無性に飲みたくなる。 それが小説の力と、いうものだろうか。
《「外はきれいよ。太陽、それに澄んだ空気」彼女は振り返って 私を見た。「あなたは今頃の時期、好き?…
既存ジャンルにこだわらない小説家ならぬ 自称「大説家」によるミステリーー!
「騙されたと思って読んで欲しい」そんな宣伝文句がある。 誘われて同書を読むと、おそらく10人中8人…
「分厚くてもいい。面白く読ませて欲しい」 と思う方には、ぴったりの一冊。
京極堂シリーズの二冊目。 680ページ超の二段組という大作だが、前作の『姑獲鳥の夏』 が面白かっ…
『コズミック流』及び、今作品。広げに広げた大風呂敷の畳み方 がものすごく気になる。
神は細部に宿る。 小説もそうだろう。 実に多彩な登場人物。主役が誰かすら、わからない。 そ…
傍聞き(かたえぎき)とは、傍にいて人の 話を聞くとはなしに聞くこと。
《この20年で最高の傑作! 仕掛けと感動の珠玉短編を堪能せよ》 《一切のムダを排して滋味に富み、…
出来れば、というか『悲しみのイレーヌ』 から読むべき。
我が国での出版順は著者のデビュー作である『悲しみのイレーヌ』 より、この作品の方が先。そこに惑わさ…
「一年に一ニ00人を密室で殺す」 推理界で大論争を巻きこ越した超問題作……らしい。
この文庫本の末尾近く。 《しかし事件はまだ、本当の意味では始まってすらいない。被 害者はーーーあ…
葉村晶、小林警部補、御子柴刑事。 若竹七海が誇る主要キャラクターが続々登場する ある意味、豪華な短編集。
若竹七海氏の小説を読むのは『依頼人は死んだ』に ついで二冊目。前作もだが、こちらも短編集である。 …
「酒と煙草と男と女」
キースピータースンの「事件記者ジョン・ウェルズ」シリーズ 第一作を読む。四十五歳の『ニューヨーク・…
憎みきれないろくでなし
間違えてシリーズ2作目の『フロスト日和』を先に読んで しまったが、1作目もちゃんと面白かった。 …
認めたくないものだな。 「下品」故に好きだということを。
本編の主役であるハップ&レナード。 ハップがストレートの白人で、相棒のレナードは 黒人のゲイ。そ…
ゾッとする分厚さ。 スッと読める不思議。
当初から連続少女暴行事件や殺人事件。 気楽に読めると予想していたが、これは一筋縄では いきそうに…
奇想天外だが、支離滅裂ではない。
筒井康隆氏の小説は初めて読んだが、好きな文体ではなく 美文とも思わないが非常に読みやすい。成功して…