妖談しにん橋―耳袋秘帖
脇の登場人物を一新してのシリーズ再開第三弾です。 今までよりもより推理物よりのストーリー展開になっていて、妖怪的な要素が好きだった人にはちょっと物足りさなが残るかもしれません。 幽霊好きの人にはちょっと嬉しい復活があります。
本が好き! 3級
書評数:10 件
得票数:4 票
デジタルブックフェアをきっかけにここに登録しました。
これから読んだ本を少しずつ登録していきたいと思います。
脇の登場人物を一新してのシリーズ再開第三弾です。 今までよりもより推理物よりのストーリー展開になっていて、妖怪的な要素が好きだった人にはちょっと物足りさなが残るかもしれません。 幽霊好きの人にはちょっと嬉しい復活があります。
昭和30年代だったらこういうお父さんはけっこういたかもしれないと思いますが、これが最近のお父さんだったので、巻き込まれたお子様は大変だったろうな…と思った1冊です。 web公開されている部分+α部分が楽しいです。
こういうお父さんは、昔はけっこう話に聞いたように思います。 ビートたけしさんのお父様もドラマその他…
綿々と続いた御宿かわせみシリーズが、舞台を明治維新後のかわせみに移してのシリーズ再開です。主役交代の思いっきりのよさにびっくりしましたが、長く馴染んだ人たちがいないのが少しさびしいですが、子供たちの成長を楽しく読めました。
東吾とるいの身分の違いゆえに、小さいころからお互いに想い合う仲を表にだすことができない、せつないやる…
テレビ朝日で深夜に放送されていた「BLACK OUT」の完成版です。当時はノベライズ化が放送に追い付かずに単行本の方はエンディングが違っていたようですが、こちらはTVと同じエンディングです。
単行本では描かれなかったエンディング部分がこちらでは放映されたドラマに沿って書いてあります。 放映…
iPhone用を購入して読みました。 京極氏の真骨頂である「語り」で筋を追わせる手法で文章のテンポは軽快ですが、内容はどんどん「深みにはまる」展開でした。 電子書籍版は各章ごとに動画のCMがくっついていたのでこちらでも楽しめました。
「死ねばいいのに」というとても刺激的なタイトルですが、この言葉が正にキーワードとなって、各章の追い込…
物堅い商売をしていたはずの松浦屋が子飼の手代と商売敵に奉行が絡んで陥れられ、その主は裏長屋で狂い死にしていった…その恨みを晴らすべく、女形になって機会を狙う息子、雪之丞。現代にはない語り口調が新鮮で、思いの他、一気に読めました。
1995年に文庫で出版されたのが、現在は重版なしということで、理想書店の電子書籍(ボイジャーのドット…
タイトルの通り、今回は全体に「蒼」が広がるストーリーで、『ナユグ』の影もそこはかとなく出てきて、チャグムの切ない心の揺れが胸に染み入るストーリーでした。
1巻目の小さく儚なかった皇子チャグムが成長するにつれて軋む皇帝との関係が、この巻で外圧によって大きく…
ヴァルデマール年代記の中のヴァルデマールの風三部作で大活躍したスキッフの過去がわかる、ヴァルデマール年代記ファンならたまらなく魅力的な1冊だと思います。ヴァルデマールの魅力的な脇役の昔に出会える素敵な1冊です。
ヴァルデマール年代記の中のヴァルデマールの風三部作で大活躍したスキッフが、使者になるまでの生い立ちを…
本屋さんでこのシリーズの「妖談うしろ猫」が平積みしてあったのを見てシリーズ最初のこの本をまず買ってみました。文章が軽快でかつ庶民情緒あふれる描写が池波正太郎や司馬遼太郎とは違った魅力で、江戸の町を活き活きと描いていてとても楽しく読めました。
けっこうがんばっているはずなのに、なんだかうまくいかない…本当はもっと楽しいはずなのに気がつくと気持ちが凹んでいる。そんな時に読むと「こんな感じあるある…」と思える本です。 自分をもうちょっとだけ大切にしてみたい時に読むとほっとできるかな。