サド侯爵の生涯
サド侯爵を単なるヘンタイ貴族と思っている諸氏は刮目すべし!
最近ひょんなことから三島由紀夫の小説や戯曲を読み返すことに熱中しています。 三島の評伝やら作品論や…
本が好き! 2級
書評数:19 件
得票数:284 票
識字率ほぼ100パーの現代ニッポンでは、どんなに才能も運もないトンマでも読書家にはなることができる。
たとえば、僕やあなたのように。
本は読むだけで満足してきたけれど、これを機に、たまにショヒョーを書いてみようと思います☆
サド侯爵を単なるヘンタイ貴族と思っている諸氏は刮目すべし!
最近ひょんなことから三島由紀夫の小説や戯曲を読み返すことに熱中しています。 三島の評伝やら作品論や…
過酷ながらも、どこか優しさの香るハードボイルド小説です。
アメリカのハードボイルド作家デイヴィッド・グーディスの作品です。 「Down There」というや…
増村保造による、見事な溝口健二論を読むことができます。一流の映画監督は一流の著述家でもあるんですねえ。
何年か前、ふと白黒の日本映画が観たくなってTSUTAYAで何気なく借りた 『妻は告白する』 を観て以…
遊郭から身請けまでして迎えた色っぽい妻の手さえ握れない若き竹細工職人……その狂おしい想いとは?
書名の通り、「雁の寺」「越前竹人形」という短編2作品を収めた短編集です。 読む前は、色っぽい女性が…
三島さん!僕もあなたと同感です。
僕は、中高生の頃に読んで今にいたるまで至高の恋愛小説として崇め奉っている「春の雪」や、その苛烈なセッ…
お見それしましたフレミングさん!あなたの小説はめちゃめちゃ面白いです!
こないだ「ボヴァリー夫人」の書評を書いたとき、007の映画にふれたことから連想して本棚にあるコレをパ…
こんなに悲惨な話なのに、何故だか妙に楽しい小説なのです。マジでなんで??
僕が「ボヴァリー夫人」にチャレンジしようと思ったのは、敬愛する蓮實重彦先生の「『ボヴァリー夫人』論」…
生きることはむなしいよ、救いはないかも。でも生きていこうよ、伯父さん、そしてみんな、君も僕も。
今さら僕なんかがこんなところに出てきてわざわざ言うまでもないことだけれど、 戯曲はそれ自体では不完全…
蛍と納屋、映画と小説、その他。
そっけないタイトルの短編集ですよね。 でも、のちの「東京奇譚集」とか「女のいない男たち」といったコ…
《まこと敗者は無慙なるかな》幕末戊辰のクジ大会でことごとくハズレを引かされた会津には、同情を禁じ得ない。
たまにはマトモなことも言いたい。 最近のある種の日本人たちは、何故ああも無邪気に 日本人の聖性…
金玉ひねりの場面は、男なら鳥肌もんです。
ホテルの回転ドアは ばふりばふり と回り、女も男も性的絶頂に至るときは、いつでもどこでも誰でも ぷへ…
「奥さんもうわかったからやめて!」決して終わらない熱狂の祝祭のようなある家族の地獄巡り。
こないだ僕は人生で初めて結婚をした。最初で最後であることを祈るばかりだ。 しかしこんなことを妻には…
ゴダールの現場は大変そう!映画『男性・女性』に挑むゴダールに挑んだ作家による異色の、メチャ面白い"ゴダール本"
原題は 「ゴダールを待ちながら」 という意味らしく、ベケットとかいう野郎の書いた戯曲のもじりだそうな…
史上もっとも刀をふるってきた作家による、新選組小説の(ひとつの)極北
今から150年と少し前、京都では夜毎、人々が 刃渡り70センチくらいのきわめて鋭い鋼 で互いの肉を裂…
幻の映画『退廃姉妹』のために
こないだ何となくAmazonでいろいろ検索していると、雑誌「映画芸術」の情報が。 ついに撮られるこ…
2015年の映画『日本のいちばん長い日』の余韻にひたるために読みました。
鈴木貫太郎の名を知ったのは、映画『日本のいちばん長い日』を観たときだった。 岡本喜八版ではなく、2…
僕は唯一、金子光晴の詩だけに感動する。
ちょっと回り道をしたいのですが、僕は高橋源一郎という作家のファンで、源一郎先生が書いた本なら何でも読…
せんせ~!おおやぶ君がヤバい自叙伝+犯罪妄想作文を書いてま~す!
「野獣死すべし」には、高校生の頃に出会った。 ブックオフで買った、ボロボロの角川文庫である。 奥…
Q:僕たちの「恋」は、すべてが終わったあとどこへ行くのか? A:メランコリーに満ちた辺境でさまようのだ!
初めてこの小説を読んだのは大学生の頃で、僕は花も恥じらう童貞のオナニストでした。 どこからシマダマ…