工場
寡作ながら世界から注目される作家のデビュー作『工場』は、透徹した筆致でメタリックな世界を描く。読者を鳥カゴの中に導くかのようだ
黒い鳥 たいていの小説のストーリーは構造が決まっている。まず主人公は日常とは異なる世界に放り…
本が好き! 3級
書評数:8 件
得票数:85 票
編集者。風工舎代表。
主に書籍の編集・DTP・エディトリアルデザインなどを担当。
寡作ながら世界から注目される作家のデビュー作『工場』は、透徹した筆致でメタリックな世界を描く。読者を鳥カゴの中に導くかのようだ
黒い鳥 たいていの小説のストーリーは構造が決まっている。まず主人公は日常とは異なる世界に放り…
消費者のハラスメント行為に対症療法的に対応するのではなく、その発生原理をシステマチックに捉える必要性を説く
本書は、消費者の向社会的行動のメカニズムを量的に解明することを目指している。「向社会的行動」とは、…
♪みんな悩んで大きくなった NHKだって悩みます。 単に一刀両断するのではなく、どっちの意見もわかるのよねという態度は好印象。同じ漢字なのにアクセントが違うのはどうして?など、勉強になります。
それほど厚くないのに「あわわ、あるある」というようなものが頻出。「藁にもすがる」なんて、間違って使っ…
名著『語感の辞典』の著者が伝授する文章術。全59講
昨今の文章術本はあまりにも実利的で面白くない!とお嘆きの貴兄にオススメ。著者の中村明氏は文体論・比喩…
現代人の病のひとつが「思考のアウトソーシング」だ。 思考を放棄してしまわないようにするには何をすべきなのか?
著者の主張は「近代が思考を奪ってゆく」(あとがきより)ということなのだが、これには補足説明がいくら…
どんなに知識を蓄えても間違いを犯さずにすますことはできない。そこから抜け出す方法は、自らが「無知」であることを認識し、思考法を変えることだ。
人は無知を恐れる。知らない状態でいることに耐えられない。「知らない」と言うことは自らの権威をおとしめ…
101のことばから辿る日本文学逍遙。あの作品に使われていたのはどんなことば?
著者の神永 曉(かみなが さとる)さんは辞書編集者で、元・小学館辞典編集部編集長。担当した辞典は多数…
二極化する教育はもう時代遅れである。 理系と文系の融合、そしてその先にあるものは何か?
積ん読状態であったが、ようやく通読。非常に面白かった。原著は2017年(邦訳は2019年)に刊行され…