山田錦の身代金





古き良きミステリーの王道を継ぎながら、日本酒に詳しくもなる、新鮮な推理小説
古き革袋に、新しい日本酒を注いだ物語。 日本酒の歴史と醸造工程の蘊蓄を、緻密に詰め込んだところは、…

本が好き! 2級
書評数:18 件
得票数:225 票
三度の飯より、本が好き。ミステリー・SF好きの理系人間デス。
美味しい料理にも、目がなく、外食・ウチ飯、大好きです。時には、料理もします。
東京都在住。





古き良きミステリーの王道を継ぎながら、日本酒に詳しくもなる、新鮮な推理小説
古き革袋に、新しい日本酒を注いだ物語。 日本酒の歴史と醸造工程の蘊蓄を、緻密に詰め込んだところは、…





『1日1合純米酒』を全成人が飲むと、100万haの田んぼが必要になり、減反が不要に!純米酒1本造るお米は1kg、田んぼ2畳分。目から鱗の日本酒情報満載。わかりやすい図解で、最高の日本酒入門書。
イラストの日本酒初心者と、おそらく著者がモデルの先生が、日本酒Q&Aをやりとり。 美味しい日本酒の…





すごく楽しく、嬉しくなる日本酒入門書!人気銘柄「新政」の蔵元の投稿も掲載。
日本酒銘柄の紹介が130種類もあって、それぞれのお酒の説明が面白いばかりか、日本酒トリビア・データい…





上級な本格ミステリーながら、謎解きが進むに連れて、酒造りに詳しくなる。日本酒入門書にもなっている佳作。「獺祭」「桜井博志会長」が、実名で活躍!
思わず唸る、ラストの見事などんでん返し。意外な犯人、密室殺人と完璧なアリバイ工作に、読者への挑戦もつ…





「桔梗の宿」戻り側心中より。八百屋お七をモチーフにした、清らかで美しく、そして哀しい傑作短編。
昭和初期、瀬戸内港町の遊郭で起こる連続殺人事件。遊郭という、閉ざされた空間で、次々に客が死んでいく。…





2.26事件の夜、帝都で起こったバラバラ殺人事件。切り取られた肉体の一部ずつをつなげ、生命を吹き込まれたアゾートが、本当に犯人なのか?! 日本ミステリー史上、最高最大の傑作バラバラ殺人事件!
冒頭の読み辛い、被害者が書いた、旧仮名遣い。独白の手帖から始まり、犯行を手伝わされた刑事の、目のやり…





マーロウは喰わねど高楊枝。 痩せ我慢で、気障で、カッコつけ。貧しい街を、誇り高く歩く、私立探偵の痺れるほどカッコいい物語。
とにかく、痩せ我慢とおせっかいなフィリップ マーロウ。 奥さんが見捨てた泥酔の夫を、押しつけられ、…




別れのワイン「勝利の時に飲む価値があり、敗北の時に飲む必要がある」思わず肩入れしちゃう名犯人の完全犯罪に、コロンボが挑む。読んでワインの基礎知識も身につく、名作倒叙ミステリー
テレビドラマのノベライズ。映画「大脱走」では、失明する書類偽造師。「007は二度死ぬ」では、悪の総帥…





無差別連続殺人事件の白眉。市民の無差別殺人に、極めて論理的な動機とリアリティをもたせた傑作。
ニューヨーク州スパータの住人は、その冬を忘れることはないだろう。 大勢の罪の無い人が、死の手にかか…





ディック・フランシス競馬シリーズの最高傑作! 競走馬をいかにドーピングして、人為的に大穴をあけさせたのか?! トリックも、主人公が出会う境遇も文句なし、興奮の逸品。
イギリスの障害競馬で、ありえない競走馬が勝ってしまう、10回の大穴。 不正の臭いが、プンプン。 …





戦時中の諜報部員としての活躍が、忘れられず、今だに腕利きのつもりの主人公。ビジネスマンを車で運ぶ簡単な仕事を、大惨事に。行く先々で、死者の山を築き上げ、挙句に仲間まで壊してしまう。固茹で卵の大傑作。
諜報部員時代の暗号名は、カントン。偽ブランドデザイナーに雇われていた元カントンは、婦女暴行容疑の脱税…





掠われたのはお婆さん。掠ったのは、虹の童子! 増税進行中の今、爽快な、してやったりの思惑が爆発の素敵な小説。
そこに柳川とし子刀自が、いたから始まった誘拐物語。 超資産家で篤志家、幼保育園のため寄付を惜しまな…





古今東西、史上かってない、 素晴らしいトリックを成り立たせるための、素敵な魅力的な犯人と、浮世離れした舞台。
全ては、その画期的で、独創的で、利己的で、かつ合理的な(ここミステリーとして大事)トリックのために、…




完璧過ぎる犯人、容疑者Xのせいで、着地点を見失ってしまった、惜しい、それでも歴史に残る傑作 !
突発的に、DVの元夫を娘と一緒に殺してしまったヒロインのお弁当屋さんを、隣人の天才 数学者が助ける…





アンチ安楽椅子探偵小説、究極の大傑作!
六本指の人喰いハンニバル。史上最高に、頭が切れる探偵役だが…。 一見すると、現場には行かず「今、話…





鷲は土地を持っている?!「Eagle has landed.」(笑)
神保町の本屋の店頭の英語版に、有名な妙訳もついた、歴史ミステリーの傑作! チャーチルが、誘拐さ…





完璧で最高な小説。オチは、怖い(笑)
女性型サービスロボットのぼっこちゃん。ほぼ現代の適度な科学技術だから、適当な性能。 バーテンダーが…





たったそれだけのお金で、人を殺すの?
ホワイダニットの傑作。レッドへリング、赤いニシンの使い方が絶妙な、クリスティの真骨頂の作品。 …