女が死んでいる
えっ!?貫井徳郎なのに後味悪くない!
イヤミス界の両巨頭といえば貫井徳郎と湊かなえだ。 とりわけ貫井の場合、不朽のトラウマ本「乱反射」に…
本が好き! 2級
書評数:18 件
得票数:176 票
子供の頃から活字中毒で、カバンの中には大抵二、三冊。電車の吊り広告や折込チラシでもあるとないとじゃ大違いです。小説やノンフィクションが好きです。電子書籍より紙派ですが、最近、使われている紙が薄くて質が悪くなってきたなあと感じます。
えっ!?貫井徳郎なのに後味悪くない!
イヤミス界の両巨頭といえば貫井徳郎と湊かなえだ。 とりわけ貫井の場合、不朽のトラウマ本「乱反射」に…
昭和、平成、令和とまったくブレない筒井節
最近、50年前に放送されていた「サザエさん」のアニメを観て驚いた。 そこにいたのは、日曜夕方に現れ…
課長島耕作を思わせる妄想ファンタジー
島耕作といえば、昭和から令和の激動の時代を生きた一介のサラリーマンを通じて企業人としての理想像を描く…
伝説のワセダ探検部のノンフィクションを読みたい
こっぱずかしくなるタイトルが付けられているが、中身はワセダ探検部出身の先輩後輩、高野秀行と角幡唯介の…
シングルベッドサイズの純愛物語
佐伯一麦はその実力の割に、なぜか過小評価されている不遇な作家だ。 彼が書くものは、大きなものは何も…
湊かなえアレルギーの処方箋
出来不出来に差はあるけれど湊かなえは上手い。 当代随一の書き手の一人であることは間違いない。 し…
ジローラモとは正反対のさえないイタリアのおっさんを取り巻くささやかな日常の悲喜劇
主人公のマルコヴァルドさんはなんとも冴えないおっさん。 職場では別に尊敬されているわけでもなく…
止まない雨はないのだと思いたい
いま、最も脂の乗った書き手の会心作 夫婦で四国遍路をしている退職警官が主人公。 県下で起きた…
「教場」というより「刑事コロンボ」
警察学校内でのドロドロ事件(実際の警察学校がこんな無法地帯だったら世も末だが)をテーマにした人気シリ…
ラグビー日本代表のW杯での快進撃は必然だった。歴史的勝利を挙げた夭折の名将の金言
「テストマッチ」とは国と国との戦争である。スポーツという、ラグビーという手段を使った平和的戦争である…
最恐最悪のエボラウイルスと人類との戦いを描いた、コロナショック時代必見の書
誤解を恐れず言えば、どんなホラー小説よりもドラマチックで恐ろしいエンターテイメント、それがこの本だ。…
宮本輝の「優駿」以来の本格的競馬大河ロマンだけれど、、、惜しい。
500ページにわたって展開するのは、一代で富を築いた馬主一族と運命的な出会いをした馬の一族を巡る「血…
タイトルに騙されるな
なんの下知識もなく読み始めた。 これまでの著者の印象からハードボイルドっぽいコンゲームものかと思っ…
稀代のエロ事師の一世一代の傑作
団鬼六といえば、SM小説の大家で、70代で没するまでのほぼ全てがそっち系の著作だ。 そんな中で異質…
タイトルがなんとかならなかったのか
ワイン不毛の地とされていた日本で、本格的なワイン造りを志した3人の若者たちの挑戦を丹念に追いかけた力…
やっぱり沢木耕太郎はノンフィクションに限る
世界でもっとも有名な報道写真であるキャパの「崩れ落ちる兵士」はフェイクではなかったのか。 そもそも…
美術館めぐりに使える実用的な本
タイトルからすると、フランス人のキュレーターによるアートエッセイのような印象を受けるが、実際はコンパ…
一気読み間違いなしの美術ミステリー
美術に興味がなくてもおすすめできる必読の本。 人の欲望が顕になる美術にまつわるミステリアスな物…