ユージニア
北陸K市の旧家で起こった大量毒殺事件。犯人は自殺し、 解決したはずだった・・・。
読後感を一言で表すならば、「困惑」「あいまい」。 読み流してしまった部分や、気付かなかったしかけが…
本が好き! 2級
書評数:38 件
得票数:166 票
小説、自己啓発、体験記が好きです。ペースはゆっくりですが、自分を支えてくれる、感動できる本との出会いを求めています。
北陸K市の旧家で起こった大量毒殺事件。犯人は自殺し、 解決したはずだった・・・。
読後感を一言で表すならば、「困惑」「あいまい」。 読み流してしまった部分や、気付かなかったしかけが…
著者が、お気に入りの小説や映画、少女漫画等を熱く深く語っている。独特な作風の根底に広がる世界の一端にふれた感覚。今まで出合った作品も含めて、恩田さんの小説をもっと丁寧に読んでみたくなった。
ロックフェスティバルが開かれる睦ッ代村。その華やかさとは対照的に、不穏な村の実態を耳にする主人公広海。
フェスをきっかけに、広海と由貴美は出会う。村長の息子で成績優秀な高校生広海。村を嫌い、東京に出てモデ…
独特のイマジネーションの持ち主で、『鴨川ホルモー』など奇想天外な作品をいくつも世に送り出してきた万城目学さんによる、ほのぼのエッセイ集。
以前テレビのインタビューで見た万城目さんの印象は、素朴で穏やか。「イメージはいくらでもあふれてくる」…
失踪した女性の捜索をたのまれた刑事の本間。調べるうちに女性の意外な過去が明らかになっていく。
火の車。金銭面で首が回らなくなり苦労する様子を言うが、本来の意味を、幼い頃祖母から聞いた。 「人は…
「読み終わったあと、表紙を見てぞっとするはずです。」
そんな宣伝文に惹かれて、好奇心から読まずにいられなくなった。楽しそうにピースサインで笑う子ども達。写…
「舞台の奥に広がる何か」を知りたくて芝居に魅せられていく少女の物語。
恩田陸さんの描く、現実世界と異次元の狭間のような不思議な世界観が好きだ。 この物語も、人ごみで少女…
どんな大問題が登場するのかと構えていたが、どこにでもある、だからこそリアリティのある心あたたまる短編集。
「みんな家庭の事情を抱えている。日常ではそれをおくびにも出さず、普通に生きている。」 (『絵里のエ…
子どもから大人、トップアスリートに至るまで、あらゆる人を対象にレベル別に構成された体幹トレーニングの実践本。
著者は、サッカー日本代表・長友選手の指導も行っているトレーナー。 近年スポーツ界でよく耳にする「体…
揺れ動く10代の子どもとどう付き合っていくか。いじめや不登校にも踏み込んだ内容は、親や教師だけでなく、子ども自身にも向けられたあたたかいメッセージ。
子育てハッピーアドバイスシリーズの10代版。 著者は、医師でありスクールカウンセラーでもある明橋先…
「天は自ら助くる者を助く。」自分で自分を助けようとする精神、つまり努力と勤勉こそが幸福をもたらすのだという不朽の自己啓発本。
最近注目しているサッカー選手が薦めていたので読んでみることにした。 著者はイギリスの著述家サミ…
もう充分に生きた。あとは静かに死にたい。83歳の小説家が「断食安楽死」を決意し実行するに至った驚きの記録。
新聞にこの本の広告が掲載された時、「断食安楽死」という文字に思わず目がとまった。 「断食」?「「安楽…
キケンなタイトルだ。常識的には言ってはいけない言葉だ。でも何か意味深な雰囲気がただよっていて読みたくなった。
亡くなったアサミのことが知りたくて、アサミを知る人を尋ねるケンヤ。 しかし、ケンヤのふてぶてしい態…
紫式部、菅原道真、鴨長明・・・。古典や歴史の授業で名前と作品名を覚えただけの「あの人」を、コミック仕立てで紹介している。クスッと笑える古典へいざなう案内書。
『日本人の知らない日本語』の著者、蛇蔵&海野凪子先生による古典の入門書。 というよりも、古典の作者に…
またまたやってくれました。インパクト大のタイトルと破天荒なストーリー。常に期待値の上をいく万城目作品。どこまでパワーアップし続けるのだろう。
琵琶湖畔の街・石走(いわばしり)に代々住み続ける日出(ひので)家と棗(なつめ)家。 両家に伝わる特…
「持ってる」という言葉が脚光を浴びている。「持ってる」といわれるアスリートたちの言動を分析し、彼らが「持ってる」ものの秘密に迫っている。
最近よく耳にする「持ってる」という言葉。 野球の斎藤佑樹投手は「『持ってる』ものは仲間」だと言い、サ…
日常とは「少しずつ」の積み重ね。うまくいかない事もあるけれど、支えてくれる人がいれば歩いていける。少女のゆっくりとした成長の物語。
母と、父親違いの妹と三人暮らしの橘ふみ。 家庭の事情で進学が難しくなり、バイト生活を始めることに。…
一人の少女の成長を、人との関わりを通して描いた物語。忘れかけていた思春期の繊細な感覚を思い出させてくれる。
恋愛小説家を父に持つ少女、山野内荒野。 中学校の入学式の朝、セーラー服が電車のドアにはさまってしま…
歴史は教訓の宝庫だ。偉人の言葉やイソップ寓話から選りすぐられた、一話数ページの学べるエピソードが満載。
人は経験を積むことで学んでいく。しかし、1人の人間が一生の間に経験できることは限られている。そんな中…
国内320万人、男性20人に1人が色弱者といわれている。自身も色弱である著者が、カラーユニバーサルデザインの今について語った自伝的一冊。
我が家も色弱の家系だ。 父は「肉が生か焼けているのかわからない」と言い、息子は木の葉を茶色に、木の幹…