DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある (WPB eBooks)【Kindle】
日本人には耳が痛い快作
作者は現代でもっとも優れた書き手の一人だと思う。 本書冒頭のウクライナ論が白眉だ。 ウク…
本が好き! 1級
書評数:124 件
得票数:686 票
ときに、確かな情報を得ようとする真摯な思いが、深刻さを呼び、笑いをなくす。若い体育教師が、想像上の先輩教師をマネて、無駄に厳しくなるようなものだ。トランプ元大統領が指摘するまでもなく、この世はフェイクであふれている。これに抗するにはどうしたらよいか。徹底して、表層的なクダらないものを書き続けたいと思う。
日本人には耳が痛い快作
作者は現代でもっとも優れた書き手の一人だと思う。 本書冒頭のウクライナ論が白眉だ。 ウク…
地域共同体の紐帯が瓦解し 自由と責任が個人にのしかかり 資本主義は労働者に全霊を捧げよと迫る
物語(テキスト)から えもいわれぬ説明を 数々描き出す著者が 社会学的な読書論を出すとは。 …
自分探し論(p182)は、地に足がついて俄然輝く
書評者は、著者両者のファンである。 だが、対談となるとどうだろう。 確かに魅力的…
世界の成り立ちを科学法則に還元させ、そこから改めて世界を眺め、見えてくるもの
科学と詩とイラストがまじった不思議な本だ。 科学法則と科学理論の違いに改めて気づくだけでも…
池田ワールドのエッセンスがつまった快著
一見、内容薄目の対談に見えるがとんでもない。 池田ワールドのエッセンスがつまった快著だ。 …
紫式部の洞察を通して「人間とは何か」が分かる、秀逸な書
出世できないインテリゲンチャの苦悩、 女であるが故の苦悩…が、 膨大な物語を書かせた…というと、…
リベラル系の法解説書で、こんなにバランスの取れたものには、なかなかお目にかかれないという名著
リベラル系の法解説書で、こんなにバランスの取れたものには、なかなかお目にかかれないという名著だ。 …
人間は、他人に必要とされないと生きていけない生き物
…などとあると、 「ああ、アドラー本で聞いたよ、それ」と言われそうだが、 ハーバードの教授が…
「ブルシットジョブはなぜなくならないか」への答えを「ブルシットジョブの効用」から説き明かす、稀有な本
作者にはまだまだ教わることが多いと痛感した。 作者の著作群の主旨は「身体の声を聞こう」と要約で…
リベラルの敵は、レフトだった。思想界の内ゲバと処方箋
目から鱗の良書である。 私達はもはや「保守 対 革新」という対立軸に リアルな拮抗を感じられ…
人間理解の最短ルート 強く願えば、願いはかなわなくなる⁉️
「バカ」とは、私達に潜む行動傾向(自己分析の甘さを前提とした行動)であって、 それが現代社会の諸問…
作者の人間機械論的な筆致を嫌がる者もいるだろが、稀有な、ドライブ感溢れる、現代のトップランナーによる書だ
いや、すごいですね。 作者は多数、本を出しているのに まだ密度高い、こんなものを書けるとは。 …
意外や意外、心療内科・精神科のリアルな内幕もの
正直、粗製乱造の感ありで 距離を取っていた和田先生の本だが 意外や意外、 心療内科・精神科の …
承認欲求の時代だからこそ、「手考足思」を読むべし。
柳宗悦に連なる民芸運動派。 無作家性は 不思議と アンディウォホールの現代美術に近い。 …
日本のナイトシャマラン、火浦功
着想(設定)はとても良くて、 話を効果的に畳むことには あまり興味がない人である。 探偵も…
分かりやすいお笑い、やみつきの軽薄さ
いや、いいですね、この80年代テイスト。 今は読書に見返り(読み甲斐)のようなものを期待されて…
日本にはない韓国生活の生々しさが迫って来ると同時にどこにでもいるティーネージャー
韓国ものにはあまり馴染みがなかったが、 読んでよかった。 ただでさえ、 受験競争が激しいの…
人種や宗教の垣根を越えた、ヒトの同一性を子どもに分かるよう、丁寧に語る
人の住むところには、住むに値するだけの資源がある。 その奪い合いが、人類史だ。 どう…
問題の射程の深さに唸る良書
あまりの平明な文章に 「これが、2024年度青少年読書感想文全国コンクールの 高等学校の部の課題…
「職人から芸術家へ」の過渡期の入口に立っていたのがモーツァルト
名著だ。 モーツァルトを通して 人間とは何か 芸術とは何か …を平易な言葉で深く…