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宇都宮 志保 さんは退会されました
宇都宮 志保

宇都宮 志保 さん

本が好き! 4級
書評数:11 件
得票数:22 票

読書におけるモットーは「趣味としての歴史と数学、暇つぶしの古典」です。主に経済学、歴史、福祉に関する本をよく読みます。最近は生物学、心理学にも興味が湧いてきており、積読が続いて困っている次第です。

書評 (11)

福祉を食う―虐待される障害者たち

  

福祉を食う―虐待される障害者たち

福祉の特性を利用して障害者たちから搾取をしている者たちは、福祉を行なってすらいない、それどころか福祉を後退すらさせているため、「福祉『で』食う」のではなく、まさに「福祉『を』食う」者たちなのだ。

仰々しい大義名分の下に卑劣な搾取を行うということは今に始まったことではないが、福祉の世界では、それが…

投票(3コメント(0)2019-11-26

学問のすすめ 現代語訳

  

学問のすすめ 現代語訳

時の運命によって理不尽な目に合うこともあるし、集団心理に脅かされることもある。さらには自分が正しいと思い続けていたことがひっくり返されることもある。それでも学び続けなければならないのだなと思った次第。

大学5年目を迎え、読み返した。前回読んだのは大学入学時だった。四年間でこうも読み方が変わるのかと思う…

投票(1コメント(0)2019-11-26

有閑階級の理論 増補新訂版

  

有閑階級の理論 増補新訂版

彼の洞察力の恐ろしさはその知識の量だけでなく、今の時代にも通じる「普遍性」であると思われる。今日言われる「社会の格差」も彼の言葉を見れば「うーむ…」と納得せざるをえなくなってしまうのである。

恐ろしく鋭い洞察力と皮肉めいた彼の文章を前にすると「経済学も芸術に近いな」と思わされる。彼の洞察力の…

投票(1コメント(0)2019-11-26

医療再生 日本とアメリカの現場から

  

医療再生 日本とアメリカの現場から

医療現場における「トキメキ」を作り出すことによって医師を増やしていこうという取り組みは独特であると感じたとともに、これに伴い、医師の待遇について実質的な改善がなされるべきであると思った。

日本の「医療崩壊」問題に対し、医師である著者が「医療再生」に向けて日本医療の問題を指摘し、実際に対策…

投票(1コメント(0)2019-11-26

まなざしかいご ―認知症の母と 言葉をこえて 向かいあうとき

  

まなざしかいご ―認知症の母と 言葉をこえて 向かいあうとき

この仕事をしていると、「優しい人たち」というイメージではなく、日々の生々しさにヤラレテしまうことがある。それは相手の生々しさというよりも、まなざしを通して映し出される自分自身の生々しさなのだと思う。

「一人夜勤してると思うことあるよ。『誰か喋ってくれねぇかな』って」。同僚が言った。この仕事をしている…

投票(4コメント(0)2019-11-26
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