ワードD


自分のことが信頼できない語り手によるサイコスリラー。ま、予想どおりの展開かな。
はじめての作家。けっこう多作で、近々 The Housemaid という作品の翻訳がでるというので、…

本が好き! 1級
書評数:53 件
得票数:719 票
びびりで怖いもの見たい派です。
記憶に残る言葉と出会いたい。
かつては英米文学系の編集者的な。


自分のことが信頼できない語り手によるサイコスリラー。ま、予想どおりの展開かな。
はじめての作家。けっこう多作で、近々 The Housemaid という作品の翻訳がでるというので、…




ホラー小説を温故知新しませんか
2002年の増補版に加筆して復刊したのは、赤と黒の装幀も重厚な「大全」の名にふさわしい鈍器本。内容は…




弟の目から見るトランスジェンダーの兄の苦悩
高校生のジェイソンはサッカーが得意で、女の子にモテモテで、サムにとっては自慢の兄であり理想の男性像だ…


こんな事情があったら、30代の独身女が両親を斧でぶち殺すのも無理はない?
日本での知名度は高くないが、アメリカの手斧殺人事件はイギリスの切り裂きジャックに並んで悪名高い。殺さ…




いまの児童文学ってなんてタフなんだろう。フィーリックスとアストリッドが100%ハッピーエンドになると信じて疑わなかった。
『クロ―ディアの秘密』 について、ある人が「あんな何不自由ない白人だけの世界観、いまの時代に通用し…



ペットロスを脱する方法は自分で探せ、てことかな。
偶然にも、ペットロス仲間(わんこですが)と行った古本市で出会った本。 松苗あけみさんといえば、花と…




ここではない、もっとすてきなどこかへ。いまとはちがう、もっとすてきな自分に。
先日、カニグズバーグいいですよ、と勧められました。初耳でしたが(カ、カニ…?)、この作品は聞き覚えが…





待ってました、イギリス女性作家怪談集! あなたの推しが見つかる怪奇アンソロジー。
巻頭は、まるで英文学のテキストのような作家名鑑。10人分の肖像画や写真が並んでいて、それぞれの作家が…




魅惑のジャパニーズ・ゴーストストーリー
小泉八雲の『怪談』は何度も翻訳されているが、読んだのはこれが初めてだった。もともと知っていた有名な話…




こんなリアルな騙し絵に見つめられたらこわすぎる! 現代作家による19世紀が舞台のゴシックホラー。
主人公エルシーは結婚してすぐに夫を亡くし、義理のいとこサラに付き添われて夫の生家に引越すことになる。…





彼女は犬を溺愛することで何を叶えたかったのか。鬱蒼としたジャングルはすべてを覆いつくすのか?
本文はわずか165ページ。読もうと思えばあっという間だが、簡潔な文章は濃縮されていて読み応えはじゅ…





ニシハラくんの作品『万華鏡』をぜひ読んでください。
松波太郎による本作の語り手はマツナミという。彼はカルチャーセンターで小説講座を受講している。受講生…




あなたは一体、誰なんですか……って、とぼけてます?
いや、ミステリ―や推理小説じゃないですから、べつにいいんですけど。 日本には「あしなが育英会」…





クリスマスには幽霊談がよく似合う。あったかくしてぞわぞわしよう。
ヘンリー・ジェイムズ著『ねじの回転』。 けっこう最近までタイトルの読み方も知らなかった。 ねじの…




ベンヴェヌート少年を襲うがっかりの嵐。こんなことなら、おとぎ話なんか信じるんじゃなかった!
1917年にイタリアの子ども向けの雑誌に連載された物語。多才な作家セルジョ・トーファノが日本に紹介…




どこまで本気でどこまで冗談? 怖がっても、笑ってもいい。ひたすら物語に耳をかたむける楽しさを思い出した。
“スペイン文学の奇才”による連作短編集。それぞれの短編の人物が少しずつ絡みあって大きな物語になるのか…




夏への扉をあけて、いざバック・トゥ・ザ・フューチャー。
個人経営の書店では応援の意味をこめてかならず海外小説を買うことにしている私。 先日訪れた書店では、…





自殺を図ったジョーは危ないところを見ず知らずの男に救われ、その瞬間恋に落ちた。謎めいた男は見返りに命令をきくように要求し、ジョーは盲目的に付き従うが……
語り手は19歳のジョー。 彼の語りは、純真で偽るところがない。冒頭から、命の恩人シャンドーがいかに…




積読の敵にも味方にもなる1冊をいただきました~ありがとうございます~こんなんなんぼあってもいいですから!
というわけで漫才の動画チェックから始めましたけども、がんばって書いていかなあかんな思てます。 ここ…




記憶を失った「私」は私なのか? 洗脳された私の「愛」は愛なのか?
机に寝かせていたのを、気分転換のつもりでパラパラと読みはじめた。なんとなくポチったのに、自分の読書傾…