筒井康隆コレクションVフェミニズム殺人事件



大阪の戦後を語る上では貴重な文献のような作品である。
筒井康隆の従兄が探偵社の仕事をしてた経緯から保管されてた報告書をベースにして創作したものである。各章…
投票(9)コメント(1)2019-10-05

本が好き! 3級
書評数:6 件
得票数:55 票
本を読むようになって、はや幾年か。主に小説を読みますが読んだ数ヶ月後には内容の半分を忘れてしまいます(^^; 自分の記憶を補うためにも始めてみました。



大阪の戦後を語る上では貴重な文献のような作品である。
筒井康隆の従兄が探偵社の仕事をしてた経緯から保管されてた報告書をベースにして創作したものである。各章…



私にとってはNHK100分de名著の第2段である本書はファンの間では小松SF中、最高傑作の一つだとか。
「日本沈没」以外は並レベルだと勝手に偏見を持っていた私には、ガツンと殴られる程の衝撃を受けた。 ─…



玉音放送はなかったという歴史改変と、改変されたIfの世界と現実世界を認識するパラレルワールドもの。その世界観に度肝を抜かれた。
読後にNHK100de名著を観て宮崎氏の解説に納得すること頻りであった。 昭和20年、小松左京…

蝦夷地の上空を腹を空かせた鴉や鴎が群れ交う描写が多くて印象的。
人間のいざこざやら営みを嘲笑うかのようだ。やつらは人間の生命が尽きた途端に啄もうと機会を窺ってるかの…




それにしても登場人物が多い…。
試しに私の本棚にある他の船戸作品と比べてみても多い。登場人物一覧には日本人、アイヌ、ヨーロッパ系と国…




何年後かに映像化するべき。令和の大河ドラマはコレだっ!
久し振りに船戸与一が描く殺戮!?を堪能したくて手に取る。時は18世紀末──ヨーロッパではフランス革命…