経済成長主義への訣別
グローバリズムと経済成長が、真に幸せな生き方を見失わせている。ゆとりを失った政治と社会に警鐘を鳴らす大著
少子化が進む日本では、実質的に経済成長は止まっているように見える。しかし、国や企業は依然として、見え…
本が好き! 3級
書評数:13 件
得票数:71 票
群馬県・西上州の限界集落に暮らしながら、日本の辺境を遍歴するフリーライター。地域づくり雑誌「かがり火」で記事執筆中。趣味は、地域づくり事例の収集、民俗学研究(特に宮本常一)、読書(歴史、哲学、平安文学、童話、ミステリーなど)、1980年代の楽曲とアイドルが大好き。少し前までAKBのチーム8推し。
グローバリズムと経済成長が、真に幸せな生き方を見失わせている。ゆとりを失った政治と社会に警鐘を鳴らす大著
少子化が進む日本では、実質的に経済成長は止まっているように見える。しかし、国や企業は依然として、見え…
「モノクロのレンズを捨てよう。世界はもともとカラフルなところなのだから」お金だけではない「投資」の意義を語った本。
お金と聞くと、どうしても「損した得した」という話になりがちだ。この本では、プロの投資家である著者が、…
正解を探すより、問題を探す 生産性を上げるより、遊びを盛り込む 経験に頼るより、学習能力に頼る‥ これまで正しいと思われてきた世間の価値観を根底から覆し、今後求められる人材の価値を新旧で対比した便利な本。
現代社会は常に激動していると言われるが、特に、人口減少時代に突入してITが社会を大きく変えようとして…
本格的な人口減少を迎えた日本社会。持続可能な社会に転換する鍵は「福祉思想」の再構築にあった。社会保障から哲学まで幅広い知見を持つ著者が研究成果を集大成し、人口減少社会のあるべき姿を追求した本。
この本は、今の日本社会の持続可能性が危機的な状況にあるという問題設定から始まる。その解決には、経済成…
記憶を上書きすれば人生が変わる!誰もが持つ自分の記憶を整理して活用すれば、豊かな人生を過ごせることを、心理学の知見から述べた本。
人生を前向きに生きるには、記憶を整理する必要がある。そうすれば、思い通りにならない人生でも、生きる勇…
「なぜ人はうまく文章が書けないのか」という万人にとって重要な問いに答えた本。文章表現の技法やテクニックではなく、その大前提である文章を書く姿勢について、著者の経験談に基づき語られる。
うまく書きたいと思ってるのに書けない場合、どうすればいいか?著者の答えは、「うまく書きたいという意識…
1日3食は食べ過ぎである。糖尿病が専門の医師が「空腹の効用」について述べた本。空腹が健康に良い理由と、なるべく我慢することなく実践する方法が書かれている。誰でも無理なく始められるのもポイント。
本書は、空腹の時間を多く持つだけで効果があることを述べた健康本である。食物を食べない時間を10時間か…
「東大読書」をインプットの本とするなら、この本はアウトプットの本。しかし、読書も作文も極意は一つ。それは「双方向性」である。
「東大読書」の著者、西岡氏が放つノウハウ本第2弾。タイトルに「東大」を付けるだけで、書店での注目度が…
「コミックナタリー」初代編集者による文章力を高めるための実践本。文章を書く前の準備から読んでもらう工夫まで、すぐに使えるテクニックが事例とともに掲載されている。
この本のエッセンスは第1章「書く前に準備する」に集約されていると感じた。文章を書く上で最も大変なの…
今年になって急に使われ始めた「上級国民」という言葉。その背景には、世界レベルで進む階級の2極化と中流の崩壊があった。「言ってはいけない」の著者が語る現代社会論。
豊かさが浸透した世界の先進国では、上級/下級という国民の分断が進んでいる。それは日本も例外ではない…
本当の「遊び」とは何か?趣味は遊びとどう違うのか?遊ぶ効用とは何か?遊んでいるようで、実は遊んでいないことに気付かされる現代人に向けた本。
本書は、元日本マイクロソフト社長で、遊びを促す本も書いている成毛氏が、真の遊びについて実体験と実例…
「論理学」は難しそうだけど、人に伝わる文書を書いたり、書かれた文章の意図を把握するには、論理的な思考が必須。国語の授業を通じて論理的な思考を体験できる実践本です。
本書は、論理学の入門書を何冊も書いている野矢氏による大人向け国語の教科書である。といっても、内容は…
50歳という年齢は、自分を変える最後のチャンス。今までの自分をリセットし、変化を楽しみながら、人生の折り返し地点からゴールまでを走り抜けよう。
本書は、レバレッジシリーズで知られる本田直之氏が、50歳を迎えたのを機に自戒も込めて述べた自己啓発…