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れおれお さんは退会されました
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れおれお さん

本が好き! 4級
書評数:2 件
得票数:1 票

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書評 (2)

ループ

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ループ

壮大なストーリー。 Jホラーの傑作「リング」シリーズの完結編となる作品です。 (意外に知られていませんが、「リング」・「らせん」・「ループ」は3部作で、これに加えて番外編の「バースデイ」もあります) 映画の影響か、よくホラー3部作とも間違えられるのですが、個人的には1作目のリング以外はホラー要素を強調していないように思えます。 1作目「リング」で貞子の呪いの恐怖を表現し、2作目「らせん」では呪いを科学・医学の見地から解明しようとされています。そして本作「ループ」では過去の2作品を全く違った見方で見ています。やや後付け的なストーリーにも感じましたが、ファンとしては納得できる作品になっていました。 ある意味で3作は(特に「ループ」)は独立した物語なので、それぞれを単独で読んでも楽しむことが出来ると思います。ただ、やはり最大の感動を得るためには「リング」「らせん」「ループ」の順に読むのをお勧めします。 全てを読み終わった後に「恐怖」では無く、「感動」を残してくれる作品だと思います。

投票(1コメント(0)2010-07-18

リング

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リング

この本を読んだのは今から十数年前です。 爆発的にヒットした劇場版を観て、 それまで活字は苦手だったのですが、 ついつい読んでしまいました。 (当時高校1年生) 劇場版を観て大まかな流れは知っていたのですが、 主人公の性別など細かな設定が違っていたということもあり、 新しい物語を読むような感覚で読み進んでいきました。 ホラー小説というものを読んだことが無かったのですが、 細かい状況描写等で、場面を思い浮かべることが出来ました。 映像で表現されたものを、ただ受動的に見るより 自分でイメージするという過程が加わる分、 恐怖が数割増しされている感じを受けました。 文章の表現も簡潔にまとめてあり読みやすく、 内容の面白さも相まって、 読み終わるまでに大して時間は掛かりませんでした。 (サクサク読めました) 海外作品のような単なるホラーではなく 日本特有の精神的な「呪い」を描いてあるため、 読み終わった後もしばらくは いい意味で「嫌な」余韻が残ります。 これをきっかけに「らせん」「ループ」といった続編をはじめ、 様々な小説を読む様になりました。 実体験として、小説の入門編としても優秀な作品ではないかと思います。

投票(1コメント(0)2010-07-02
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