黄色い部屋の謎【新訳版】




密室ものの古典の新訳版。最後に謎が次々明かされるのが面白い!
密室ものの古典『黄色い部屋の謎』の新訳版を読んだ。以前一度読んだことはあったが、中身を完全には覚えて…

本が好き! 2級
書評数:33 件
得票数:323 票
本屋さんをぶらぶらすること、本を買う瞬間、お気に入りの本に囲まれること、本を読むこと、どれも大好きです。
現実を離れて小説の世界に没頭するのが好きですが、学術書や新書等も読みます。
よろしくお願いいたします(^^)




密室ものの古典の新訳版。最後に謎が次々明かされるのが面白い!
密室ものの古典『黄色い部屋の謎』の新訳版を読んだ。以前一度読んだことはあったが、中身を完全には覚えて…





経済学の様々な分野を概観でき、「もっと知りたい」と思います。
東京大学の前期課程で行われている、経済学の色々な分野を紹介するオムニバス講義「現代経済理論」をもとに…





「ビタミンF」は、「頑張れる」という効用よりも、「頑張りすぎなくて良いのかも」と肩の力を抜ける効用があるビタミンのようです。
中高生のとき、重松さんの作品はたくさん読んだ覚えがある。全体としては楽しかった学生生活にも、瞬間瞬間…




何が幸せかは自分で決めて、自力でそれを掴み取るんだと強い気持ちになれる。
「ジハード」の元来の意味は、「一定の目的に対する努力」だという(デジタル大辞泉)。本書では、幸せな人…




他者の立場を理解できるように、様々な経験をしたり想像力を働かせたりすることは重要だけれど、「私にはわからないけれどそういうこともあるんだ」という気持ちも非常に重要なのだと感じた。
2020年本屋大賞受賞作。重いテーマだが、お話はテンポ良く進み、ページを繰る手が止まらなくなった。 …





学生はもちろん社会人にもきっと役立つ、相手を論理的に説得する文章を書く方法に関する本。
「概ね理解はしていたし、一応近いことはやっていた」論文の書き方が非常に明快に説明されていて、読み終わ…




「イギリス政治を学ぶことで日本政治を見つめ直そう」とハードルを上げすぎず、まずはイギリスについて見てみよう、というのも良いのではないか。特に政党の話が面白い。
筆者は比較政治学の観点から、イギリス政治を学ぶことを通じて最終的には日本政治について考えることを想定…




無機質な世界観の中だからこそ、事件や命、登場人物たちの人間性が生々しく感じられる、少し変わったミステリー小説。
読み始めたときは、その不思議な雰囲気にやや戸惑いを覚えた。登場人物の名前がカタカナで表現されている。…




アルゼンチンのデフォルトのニュースを見て、自分が中南米についてほとんど何も知らないことに改めて気付き、少し勉強したくなって手に取りました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、アルゼンチンの財政状況が悪化し、デフォルト状態となっているこ…





青春のきらめきに心がひりひりします。それでもぐいぐい引き込まれ、気がつくと貴子や融とともに夜間歩行を終えるのです。
最初から最後まで、青春のきらめきに心がひりひりした。このお話は、決して若さとエネルギー溢れる爽やかな…




設定にリアリティはないのに、思いがけず共感してしまう部分がある。登場人物が読者の誰からも遠くて、同時に誰とでも近い、このような小説が多くの人の心を動かすのだろう。
自らの美貌を武器にし、幸せになることにとにかく貪欲なるり子。しっかり者で、自分より人の気持ちを優先し…




「社会」について考える本。「経済学?お金や数字になんて興味ない」というような認識の方がもしいらっしゃれば、ぜひ一度本書を開いてみてほしい。
「経済学に何ができるか」という題の本書だが、経済学者である筆者は、経済学には意味がないという立場でも…




EU離脱の背景にある、イギリス政治の変化に関する本。読みやすい文章で、イギリスの民主主義について全容をつかむことができます。
イギリス政治について、選挙制度や政党、ユニオニズムとナショナリズム、EUとの関係といった様々な観点か…




ほろ苦さもあるけれど温かい短編集。恋愛や友情をベースに、期待と不安、強がりと寂しさといった身近な感情がいきいきと描かれます。
角田光代さんの描き出す、女性の心情が私は好きだ。本書でもそれを充分に堪能することができた。 本…




共感間違いなし!「ガール」に限らず誰もが抱くことのある、将来への不安やないものねだりの感情が、オフィスでの日常を通して描かれます。
主人公はすべて女性、オフィスでの日常を描く短編が5つ収録されています。とはいえ、女性だけのための小説…




読後感がとても爽やかな作品。前半は主人公に対してもどかしい気持ちになるかもしれませんが、最後まで読み進めてほしいお話です!
いわゆる青春小説というものはあまり読まないが、たまたま手に取った。写真が長いってどういうことだろう。…




海洋という観点から世界を考察する一冊。一見すると固そうな印象ですが、海底ケーブルやクジラのお話、興味ありませんか?
学校で習う世界史は好きな方だったけれど、最近はあまり触れていないし、どうかな…と思いながら手に取った…





力強い著作。読んで本当に良かった。
一つ前の書評で紹介した「人生に意味はあるか」の中で出会ったビクトール・フランクルの言葉に感銘を受け、…



人生の意味を考えるに当たっての様々な観点を示してくれる、読みやすい一冊。
筆者が人生の意味について熱く語る、とか、読むと生きる気力が湧き上がってくる、というような本ではなく、…




今何かをマネジメントする立場になくても、楽しめるお話。組織は変われるんだ、と純粋に思えます。
世の中でとても話題になったから、存在は知っている。けれども話題になりすぎて、なんだか読む気にならなか…