Iの悲劇
こわい。リアル。笑えない。
ひとつひとつはコミカルな謎解きストーリーではあるが、読み終えてみれば、笑えない哀しく怖い話。 …
本が好き! 1級
書評数:121 件
得票数:769 票
公開はしますが、自分なりの読書記録としての投稿が主な目的です。
「書評」とありますが、私が書くのは感想だと思ってください。
つまらなかったものや嫌いなものははっきり書きますので、賛同できない方はスルーしてください。
批判や反論コメントはお断りです。
好きなジャンルはミステリー、警察小説、ホラーなどですが、ファンタジー仕立ての探偵ものも好きです。
未読の作家をどんどん読んで行きたいと思っています。
こわい。リアル。笑えない。
ひとつひとつはコミカルな謎解きストーリーではあるが、読み終えてみれば、笑えない哀しく怖い話。 …
ふたつの大きな社会問題。傷ついた子供と失望の夫婦
2つの大きな社会問題を取り上げている。 児童虐待事件が報道されるたび、死者がでたから大事になっ…
誰でも色めがねをかけて生きている。でもそのめがねは取り換えることができる。
チキさんのラジオ番組は毎日聞いているので親しみがあったけど、こういう経歴、とくに少年期はいじめの被害…
「入門」といっておきながら難しい本が多い中、これは本当にやさしいです。
試しにエクセルVBEで、自分のExcel読書履歴から指定した作家のリストを作ってみました。 例…
医学的見解は時代により変化があるかもしれないが、名作です。
”「さあ、ぼうや、おしっこしてきましょうね」私は積み木をトラックに積む作業をしているので、中断されて…
内容はもちろんタイトルが秀逸。惹きつけられる。
タイトルが魅力的です。そしてその意味するものも。 第一作『デフヴォイス』の内容を引き継いでいる…
あれもこれも腸内フローラのバランスが影響している。
細菌は実に賢く合理的にその姿を変えていけるらしい。 薬剤が無効になる耐性をもち、2つの医学上の…
正解の人生か?失敗の人生か?誰にもわからない。
すさまじい物語でした。 芸術に憑りつかれるというのはこういうことでしょうか? 戦後から昭…
きょうは石榴忌。 大正期の雰囲気にひたれます。
『二銭銅貨』のようなオチを期待していましたが、ありませんでした。 ちょっとしたどんでん返しはあ…
障害そのものよりもつらい事。それが何かをすべての人が知るべきだ。
連作短編四編。 表題作は「慟哭」とあるように、本当につらい話だった。 私たちが当然のよう…
登場人物がすべていとおしい。江戸の片隅にいる、市井のひとたちの人生。
7編すべて素晴らしい短編集。 文章も筋立ても人物造形も。 「隣の小平次」「蛼(こおろぎ)…
出てくる母親全員病んでる物語。
虐待事件が相次いでいる世情を踏まえて書いたのかもしれないが、テーマが明確なようなそうでないような。 …
「怒り」がテーマとは、ヨシタケ絵本もだんだん深くなっていく。
名言引用:イヤなことはいつやって来るかわからない。 いつでもすぐに自分を励ませるように、好きな…
学問の奥深さは簡単にはわからない。その神秘を教えるのも教育だ。
私の周りにも「数学や理科なんて生活に何の役にもたたないのに、どうして学校で教えるんだろう」なんて言っ…
昭和の猥雑な世界にタイムトリップ
発刊当時は目新しい展開だったのかもしれない。 なにかを受賞もして映画化もされたらしい。 まあ…
人は残酷で壮絶な過去から甦ることができるか
駄洒落か!と笑ったけど、内容は重いものでした。 キリストの使徒たちを想起させる登場人物たちは、…
岩崎千尋さんの挿絵から赤ちゃんの匂いがしてきそう。
医学の進歩は速いし、子育ての常識は変わっているけれど、すごくおもしろい! おととい生まれた新生…
本屋大賞受賞作が好きな人に。
佐藤優氏が絶賛してたので読んでみた。 名作といわれ、本屋大賞の地位を高めた作品だと思うが、私の…
籠絡されるのはいつも親しい人たち。罠はすぐそこにある。
多くの犯罪は顔見知りまたは親族とのトラブルが原因。 えげつない事件は結局人間性そのもの、人間の…
ときどき無性によみたくなる作家のひとりです。
短編集。コメディタッチのものもあり、グロテスクなものもあり。 やはり表題作の「丹夫人の化粧台」…