エミリー





謎めいた詩人・エミリー・ディキンソンとある少女の邂逅。作者はじっさいにエミリーの旧家を訪ねた。
「わたしの家の向かいの黄色い家に、 女の人が妹と住んでいます。 町の人たちは謎の女性とよんでいま…

本が好き! 2級
書評数:20 件
得票数:335 票
こんにちは。きゃべつと申します。
マイペースで投稿いたします。
好きな作家は、モンゴメリ、ワイルダー、ヤンソン、
須賀敦子、中野京子など。
どうぞよろしくお願いします。





謎めいた詩人・エミリー・ディキンソンとある少女の邂逅。作者はじっさいにエミリーの旧家を訪ねた。
「わたしの家の向かいの黄色い家に、 女の人が妹と住んでいます。 町の人たちは謎の女性とよんでいま…





気取ってないのに気がきいてるお店がたくさん。 いわゆるグルメのガイドブックではありませんが、 お店の歴史と東京の歴史、店主が語るエピソードに 惹きつけられる。都民ではない私にも面白かったです。
老舗ということだから、とうぜん店やその近辺の 歴史に触れることになるのだが、 お店の人からの聞き…





switchの奈良美智の対談を見て読み直し。 東日本大震災をうけて、いっとき絵が描けなくなり 陶芸やブロンズ像の制作に没頭した時期があったそうだ。
ずいぶん昔に書店で見つけて表紙に惹かれた。 3000円くらいする本を買うのは 当時の私にとっては…





「卵料理のカフェ」カックルベリー・クラブの シリーズ第2弾。キャラクターが鮮やかに立ち上がり、登場人物たちに親しみを覚えた。
あつあつ卵に続き、こちらも面白かった。 前巻からの流れを汲んでいるところもいい。 たとえば、火事…





表紙イラストとタイトルの可愛らしさ。 アラフィフ3人が営む田舎町のカフェ。 併設されてるのは、書店と編みものサロン、 という設定がなんとも好みです。
ローラ チャイルズの 「卵料理のカフェ」シリーズ第一弾。 既刊の3巻までがランダムハウスからの出…





息をのんだのが、主人公とライバルの直接対決。 ここでのエルノラがとった行動は、若い女性にしては冷静そのもの。 修羅場でああいうことができるのは、 ほんとうに頭がいいからなんだな、と思った。
上巻では エルノラと母親の確執を中心に描かれていたけれど、 下巻は無事に高校を卒業したエルノラが…





村岡花子がこの物語の原書に出会ったのは、 23歳の夏だった。 「アンのゆりかご」の名場面のひとつだが、 若き花子は、この本をきっかけに本格的に 翻訳家をめざすようになる。
ゆたかな恩恵をもたらす森の近くに住む少女は、 森に生息する蛾やその蛹などを捕まえて 標本をつくり…





14歳のフジコは当時の日本の学校教育に馴染めず 授業中にうまく答えられなかったらしい。 本当の私を取り戻すために、描いた。書いた。 全力で綴った日記帳。
フジコ・ヘミングを形容する表現のひとつに 少女らしさを失わない、というのがあると思う。 彼女の永…





こんな15歳がいてほしい。リンドグレーンが 願いを込めたデビュー作。 こなれている印象ですが実はピッピの後に 書かれたものでした。
スウェーデンの少女・ブリット-マリが ペンフレンドに宛てた手紙。 15歳の半年間が綴られる。 …





どこか懐かしくてあたたかいのに、時おりはっ!とさせられる。自分の人生をこんなに魅力的に語れるなんて。いいなぁ・・・。
ニット作家の三國万里子さんが はじめてのエッセイ集を出すということで、 発売前から楽しみにしてい…





「空がきれい」って言う気持ちを肯定してくれる トモダチ。ちょっといいなって思います。
四つの言葉を持つロボットのトモダチという設定が 新しくて、おもしろくて、すぐ読んでしまったが、 …





チッチは永遠にあのころのまま。
田舎に暮らしてから本屋さんで買い物をする機会はめっきり減った。 お目当ての新刊を目指して行っても、…

ミルンの「クマのプーさん」の公式続編。 ビスケットにホットミルクとか、優しいおやつに合いそう。
このたび森絵都訳のプーシリーズ(角川文庫)を読んだ。 石井桃子訳より、ちょっとあっさりしてるのかな…




さあ今夜は、好きな一冊を片手に一杯。
「畑」の章が、思った以上に興味深かった。 初めて区民農園にての畑づくり3年ぶんの日記。 克明で、…




肉筆は、その人自身が息づいているから、いとおしい。
この数年、手書きの字のインパクトや希少価値を あらためて感じるようになり、 きれいな字を書きたい…




75歳で画家になった主婦は、しょっぱさも甘さも、同じさじ加減で人生を語った。
「モーゼス おばあさんのアップルバター作り」という絵を知り、 ミニ画集のような絵本「モーゼス …




噛みごたえあります! 読んでから、優しさってなんだろうと考えてしまった。
あたりまえのことだけど、 人間は、ひとりひとり全く別の生き物なのだと思う。 あらためてそのことを…

どうして「わたしと短歌」じゃないんだろう。31文字の世界の作りかた。
短歌を作ってみたことはまだないのだけれど、 「NHK短歌」の批評が面白くて、 毎週録画している。…





写真がとてもいいです! 名前は知ってるけど姿を知らない鳥たち。名前も姿も知らなかった鳥たち。 ちょっと得した気分になったフォトエッセイ。
この本で得た、興味深かった豆知識を少しご紹介。 ※フィンランド語で「鳥の巣」には安全な場所とい…




大人だからこそ足掻いたり諦めきれないことのまぶしさ。
この短編集には色々な旅が描かれる。 遠くへ旅行する物語もあれば、 身近な場所へ出かけていく物語も…