太陽系無宿/お祖母ちゃんと宇宙海賊 (スペース・オペラ名作選) (創元SF文庫)
荒々しいけれど、物事が単純だった時代(といっても未来だけど)のお話に心踊ります
最近、現代の宇宙SFがどれも似たようなものに見えてしまう。たとえば、最新の宇宙理論をふんだんに取り入…
本が好き! 3級
書評数:17 件
得票数:27 票
自己紹介文がまだありません。
荒々しいけれど、物事が単純だった時代(といっても未来だけど)のお話に心踊ります
最近、現代の宇宙SFがどれも似たようなものに見えてしまう。たとえば、最新の宇宙理論をふんだんに取り入…
夜ごとに押し寄せる果てしない異形との戦いの果てに……カタルーニャ文学という枠を超えた、サバイバルホラーの佳作である。
この本の映画化が進行している、という記事をどこかで読み、何となく記憶にとどめておいたところ、Amaz…
ラヴクラフトファンのために、もっと熱烈なファンが書いたクトゥルー神話の誕生と発展の物語。まるでプロジェクトXのようなリアルさ。
正直なところ、リン・カーターという人物のことを、あまり快く思っていなかったように思う。でも、それは単…
文字通り、時間SFの傑作選。ロマンス、奇想、ループのサブジャンルに絶妙に配置され、時間SF好きなら見逃せない作品ばかり
SFでなければ書けない物語というものがある。 たとえばJ.P.ホーガンの傑作「星を継ぐもの」。「正体…
日本初のチェス小説アンソロジー。チェス好きの人はもちろん、チェスのルールを知らない人でも楽しめます。
日本初のチェス小説アンソロジーという珍しい本。 お目当ては、ゼラズニイの「ユニコーン・ヴァリエ…
舞台と設定はとても魅力的なのに、残念ながら設定を生かし切るだけのストーリーになっていないのが惜しまれる。
いろいろなところで書かれているようだが、1、2巻ではほとんど物語に動きがないので、かなり退屈。 物…
そこに描かれるのは汗まみれで、激しく荒々しく、しかし美しいバレエの天才の姿。ありきたりのバレエ物語とは一線を画した作品。
「天才を描く天才」と言われる曽田正人が、バレエの天才を描いた傑作。 バレエと言われて何を想像す…
クトゥルー神話の原点のひとつであり、ラブクラフトが影響を受け、自作に取り込んだほどの傑作が、数十年のときを経てようやく本邦初訳。
そこではシルヴィアが好奇心と慈しみの入り交じる眼差しをして、小さな緑色の蜥蜴にかがみこみ、「こんな…
歴史物?コミック?いや、そんなジャンルをはるかに超越しているともいえる傑作。万人に勧めることのできる数少ない物語。
アレキサンダー大王はほとんどの人が知っているだろう。天才的な軍人であり、野心家であり、紀元前に世界を…
上昇する海面、少しずつ消えていく文明と社会……それでも人々(とロボット)の営みはゆるやかに続いていく。
おそらく地球温暖化による海面上昇が進み、海岸線が日に日に大きくなっていく未来。ロボットのアルファさん…
著者の多彩な才能を垣間見せてくれる短編集。SFに分類されているが、ややホラー/ファンタジー寄りの傾向があるかも。
「ペルディード・ストリート・ステーション」で日本のSF者/ファンタジー者の間で一躍有名になったチャイ…
往年のクーンツの疾走感を期待すると、やや裏切られるかもしれない。でも、犬が好きな人にはお勧めでしょうか。
クーンツには、「ウォッチャーズ」という最高のドッグ・モダンホラーがあるが、この本に同じような一級のエ…
~子どもと医療を軽視する社会に未来なんてない~ この言葉が重い実感となって現実社会にのしかかってくる。
「チーム・バチスタ」で有名な海堂尊が不妊治療をテーマに描く医療小説。 エンターテイメントの形を…
最後の数ページで明かされる衝撃的な真実にすっかりやられてしまった。最初から読み直しても、いろいろ楽しめる。
これがヤングアダルト小説として出版されたというのが驚き。 確かに読みやすいし、SF的なガジェットも…
文明が崩壊しても無垢な心を失わずにいられるか。
核戦争か大規模な気候変動か異星人の攻撃か、何かは知らないが大災害で文明が崩壊した後、親子が南を目指し…
良質で読みやすく、それでいてSFの本質を正しく伝えてくれる、初心者にもコアなSF者にもおすすめの一冊。
「第六大陸」などで有名な小川一水の短編集。 それぞれ違った傾向の作品が並びますが、どれから読んでも…
ゾンビ小説の金字塔であり、ホラーにとどまらない極上のエンターテイメント小説。あらゆるものがこの本の中に詰まっている。
これぐらい翻訳を切望した本はなかったかもしれない。ましてや、翻訳の予定とか何も知らなかったので、いき…