怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ




井上尚弥の強さを「感じたい」読者必読
著者・森合正範は、高校時代からボクシングに魅せられ、後楽園ホールに通い詰め、その近くにあるというだけ…

本が好き! 1級
書評数:50 件
得票数:543 票
あまり気負わずにあれこれ書いてみようと思っとります。
基本的には★4(オススメ)か★5(すごくオススメ)の書評しか掲載しません。★3(留保付オススメ)をつける場合は必ず理由も載せます。
それ以下の評価の書評はまず書かないと思います。
あと、小説は好きでそれなりに読んでいるのですが、書評を書くのは不得手なので、ほとんどが社会科学系、自然科学系の書評になります。




井上尚弥の強さを「感じたい」読者必読
著者・森合正範は、高校時代からボクシングに魅せられ、後楽園ホールに通い詰め、その近くにあるというだけ…





読めば読むほどタイトルの秀逸さを感じる
石川達三の 『青春の蹉跌』 (1968)は、そのタイトルが示す通り、青春という人生の危うい時期に誰も…



八月革命論に学術の切なさを感じた
本書に収められた6篇のうち、タイトルにもなっている「八月革命と国民主権主義」は、実は分量として最も短…





第78版という実績はダテじゃない
日本国勢図会は、知ってる人は知っているデータバンク系書籍のデファクトスタンダードである。 1927年…




コンセプトには共感はできる。しかしこれを実現するには相当困難が伴うのではないだろうか
まず、読み始める前に本書のタイトルから想像した内容と実際の内容との間に少なからず相違があったというと…




セキュリティに関する技術書ではなく、これからのセキュリティのための思想書
いや、裏切られた。 しかし、いい意味で裏切られた。 本書のタイトルだけを目にしたら、10人中10…




中小企業の経営者や人事責任者をターゲットに書かれたものであるが、大企業の人事担当者や若い管理職の方々にも一読をお勧めできる良書
戦国時代の英雄武田信玄が現代の会社経営者だったとしても「人は石垣、人は城。」と言ったに違いない。 …



相場師としての著者を信奉する方ならば、鮮度のある内にお読みになるのがおすすめ
本書は株式を中心とする金融資産投資について、2020年以降の相場の展望についてまとめられたものである…




「自己肯定感」などというトレンドワードに頼らずとも、本書は十分ためになる育児書です
相変わらず、書店の新刊コーナーには「自己肯定感」をタイトルに据えた書籍で溢れかえっている。これだけタ…





M-1の教科書(必読書)であり、漫才の教科書(決定版)である
今年もM-1の季節がやってきた。 だいたいにおいてテレビ番組は長く続くようになると内容が形骸化した…




聖と俗、浄と穢。その狭間にあって禁裏を支えた「鬼の子孫」が、改元の今注目されつつあるらしい
八瀬は比叡山の西の麓にある部落である。「鯖街道」と言われる国道沿いにあるが、交通の便はあまりよくはな…




初代神武天皇から第50代桓武天皇までの史実と伝説・伝承を織り交ぜつつ、教養としての日本のあけぼのを知ることができる佳作。新聞紙上での連載のため各項目がすっきりまとまっているのも上々
現代の「日本国および国民の象徴」としての天皇にとっての象徴的行為が 「共苦すること(compassi…




年をとればとるほどこの御仁の凄さが分かる
30代までの若い世代にとって「ネモトリクオ」という名前を聞いてもピンとくる人は少ないだろう。 …




ホフスタッター『アメリカの反知性主義』を読み解くための入門書? とは言え本書だけでも反知性主義のことがとてもよく分かります
「反知性主義」ほどその語感から得られる印象と実際の意味が異なるテクニカルタームはないであろう。他にぱ…




人間の「認められたい欲求」を逆手にとって蕩尽する「認められなければならない社会」という幻影。とりわけ日本人にとっては風土病と言えるかもしれない
本書のテーマは、他人に認められたいという人間の欲求(=承認欲求)が、かえってその人を破滅に導きさえす…




一言でいえば「良くも悪くも、子どもは親を見て育つ」が本書のテーマ。どうやら私は自己肯定感が高いタイプのようですが、それでもとても面白かったです(笑)
本書は、 「離婚、浮気、セックスレスなどの夫婦問題をはじめ、結婚・恋愛などの男女関係から、職場の人間…




92歳の現役保育士が語る理論と経験がたっぷり詰まった子育て論。ふむふむと納得できるだけでなく、読んだらなんだか元気になっている不思議。一度大川先生にお会いしてみたいものだなぁ
本書ほどタイトルから読者をぐいぐい惹きつける本も珍しいかもしれない。 遠からんものは音に聞け、近くば…




2015ラグビーワールドカップで世界中に衝撃を与えた「ブライトンの奇跡」を必然に変えたプロフェッショナルコーチによる指南書
この書評を執筆した2019年10月14日は、日本ラグビー史上に残る初のラグビーワールドカップ決勝トー…




「羽生さんは、私に対して将棋を語らない。ただ将棋と向き合う姿だけを見せてくれた。私はそれがすべてだと思うのである。」(本文より) 羽生の研究パートナーによる羽生善治論
本書のタイトルは 『羽生善治×AI』 なので、一見すると、既にプロ棋士を凌駕するに至った現在のAIに…




無辜の人々に何の呵責もなく電撃を加える「善良なる市民」は貴方かもしれない
本書は知ってる人は知っている 「ミルグラム実験」 について、実験者その人スタンレー・ミルグラムがした…