図書館の殺人 裏染シリーズ
天才高校生裏染天馬が、難事件を解決するシリーズ作の第4弾。 このシリーズの舞台はいつも公共施設。 なので、舞台はいつも「見たことあるような場所」。そのため、私のようなミステリー初心者にもわかりやすい。
このシリーズに一貫しているのは、「謎を解くための材料は全て出そろって」いるのにわからない事件…
本が好き! 2級
書評数:24 件
得票数:341 票
興味がわけば何でも読むので、選書に脈絡がありませんが、幻想的な物が多いかも。びびりなのでホラーは苦手。ミステリーは少なめです。
Twitterはオリカルクムのネームでやっています。
天才高校生裏染天馬が、難事件を解決するシリーズ作の第4弾。 このシリーズの舞台はいつも公共施設。 なので、舞台はいつも「見たことあるような場所」。そのため、私のようなミステリー初心者にもわかりやすい。
このシリーズに一貫しているのは、「謎を解くための材料は全て出そろって」いるのにわからない事件…
「ツン読」しかありえない/ 本棚の新陳代謝をどうはかるか/ 読んでいない本こそ処分せよ/ 古本屋が欲しくない本とは、など 目次を見ただけで、本好きの私には読んでみたい項目ばかり。
「ある本を買おうという意識が働いたとき、最初の段階でその本は浅く読まれている。」 …
私は女子高生の頃、この物語にドはまりしていました。当時、繰り返し読んで、本がバラバラになっていたので、買い直したのを機会に久しぶりに読み返してみました。
昔、ドはまりしていた本だけに、読む時には2人の私がいました、女子高生の私と大人の私。 …
こぬか雨のような 優しい文体で 街の本屋の開店準備から経営までの やさしくない内訳をつまびらかにした一冊
私は行く先々でおもしろい書店を訪ねるのが大好きです。機会があれば、スマホ片手に知らない街で初…
「私にとって、生まれてはじめて味わった、そしてたぶん死ぬまで私の心の血肉となるであろう、『魂の食べ物』に等しい一冊だったのだ」 ー三浦 しをん(解説より)
この本は私にとっては、いわくのある本です。 子供の頃、5才年上の姉の超お気に入りで、私…
この本を読んでいる時、テレビで「サピエンス全史」の冒頭の内容を聞きかじりました。 私にはこの2冊の本の内容はリンクしてる気がしました。
テレビで紹介されていた「サピエンス全史」によると、他の原人とホモ サピエンスとの違いは、「フィクショ…
読み始めは内田百間だと思い、 いや、川上弘美の「蛇を踏む」か なんだか稲垣足穂のようだとか、何だとか ついに何だかわからなくなってしまった…。
書評を書くとかいっても、 何と書けばいいのか、今ひとつ、わからない。 ただ、印象的な空気や景色の…
分析することも統計をとることもできない、 人間の生の有り様の社会学。 まるでモザイクのステンドグラスのカラフルな影が、路上でチラチラするような。
社会学とは、社会にあふれる事象を集め、カテゴリーに分けたり、ラベリングしたり、統計をとったりして、分…
去年、森見登美彦と萩尾望都の対談を聞いたせいか、この本を読みながら、私はずっと「ソラリス」のことを考えていた。この作品の主人公はアオヤマ君ではないと思う。主人公は〈海〉を持つこの世界そのものだと思う。
この作品の主人公は、〈海〉を内包したこの物語の世界だと思う。 この世界は〈海〉があるがゆえに、色ん…
まるでマンガを読んでいるようなテンポの良さとキャラのわかりやすさ、丁度いい軽さ。 完全にエンターテイメントとして読んだけれど、読み終わったら、以外にも元気づけられていることに気がついた。
中堅どころの商社星間商事にあって、どうやら窓際らしい社史編纂室。 その中で「割り振られた仕事を着実…
この本を読んでいる間に死んだ父親の夢を見た。 父親が死んで十数年で初めてだった。 この本の向こうからは死者が会いに来る。
普通、生者と死者の世界の間には向こうを見通せない壁がある。 だけど、この本を読んでいると、いつの間…
東北の自然と活発な童(わらす)の世界へ、のっけからひきこまれる。柳田國男の「遠野物語」を思わせる世界だ。
この短編集の最初は「風の又三郎」から始まる。夏の終わりから短い秋、冬の始まりへと移り変わる東北の自然…
「AIが人間の能力を越えるシンギュラリティがくる。」これは都市伝説にすぎないそうだ。 東大合格を目指すAI「東ロボくん」プロジェクトを率いる、数学者の話題の1冊。
この本はまず「AIとは何か」という基本中の基本の、種明かしのように丁寧な説明から始まります。…
若き数学の研究生の作者のみずみずしい、ロードムービーのような3年間の記録。
大学の研究生としてアメリカのミシガン大学に招かれた作者が、若き研究生そして数学の教師として…
自分が最後のユニコーンだと知ったユニコーンは仲間を捜す旅に出る。偉大な魔術師の不肖の弟子、強欲な老魔女が営む妖しい見世物小屋、呪いのかけられた不思議な村…。ファンタジー好きなら気をそそられる要素が沢山
この物語は冒険と探求の物語であり、成長物語であり、生きることの厳しさと立ち直りの希望を描いたファンタ…
過激な言葉には、何かと感覚がヒリヒリしてた若い頃を感じてしまいます。
現代の詩人の本を買ったのが初めてだったせいか、読んでいて先ず強く感じたのは、ネットの存在でした。 …
ブラックなアイロニーとウイットに満ちた短編集。巻末にはサキの人生の解説付きです。
私は学生時代にも一度、サキの短編集を読もうとしたことがあります。けれど、その時は途中で挫折してしまい…
こういう本は、多分、好きか、どうでもいいかの問題だと思います。
私は長野まゆみの、こういった感じの作品が好きです。 私がこの作品を好きというのは、例えば、あっとい…
雑誌といえばそうなのだけど、野球好きなら、本棚にきっちり納めたくなるほど読みごたえがあります。
野球が全く理解できない人から野球愛がとまらない人まで、色んな立ち位置の色んなライターさんの記事がある…
ロシア人の名前はやたら長くて「何でこんな名前なの?」と思ったことはありませんか?
この本はタイトルの通り、声に出して読み上げにくいロシア人の名前をあつめた本です。まるごと一冊、その話…