伊勢佐木マスカレイドスクウェア
世界に不満足でも、テロしないで生きろ。
もしコロナ禍が収束しなかったら、こんな世界だったのではないか?そう思える本作の舞台は、感染症が制御で…
本が好き! 1級
書評数:46 件
得票数:549 票
誰かが書いた本を読んで紹介するよ。何かしら気になったら読んでほしいよ。コーヒーゼリーが好きです。
世界に不満足でも、テロしないで生きろ。
もしコロナ禍が収束しなかったら、こんな世界だったのではないか?そう思える本作の舞台は、感染症が制御で…
科学は政治から独立しているべきか?
最近、日本学術会議法案が審議され、6月5日には可決される見込みであることを、ニュースやSNS…
親子関係とその別れについて
ラジオ番組において、ある若者に結婚のイメージを聞いたら、 その若者は、少し考えた末に「高級品のよう…
「すき間」の世界の哲学とその問題点
最初に、著者が本書を書くきっかけになったある保育士の語った話を紹介したい。 この保育士が、釜ヶ崎に…
「すき間」の世界の夢と休日
宮崎夏次系の漫画、とくに短編集には二つの特徴がある。 一つは、社会や世界のすき間にいるキャラクター…
正しい嘘もついてはいけないか?
あなたが、人殺しに追われている友人を家にかくまっている状態で、 じっさいに人殺しが家に来て、友人を…
西部劇とミステリーが交差する男の世界
アメリカ西部開拓時代におけるガンマンたちの「男の世界」 そこで、男たちは「男」であるために命である…
時代の外へ、田中美知太郎の場所。
「今日のわれわれは、いつも時代とか社会といふ容器のなかに自分をおいて考へる くせがついてしまつ…
「汚いけど旨い。」きたなうまい短編小説集。
むかし、「とんねるずのみなさんのおかげでした」というテレビ番組で、「きたなシュラン」とか「きたなトラ…
デマと学問の自由の問題
2020年9月に発足した菅内閣が、携帯電話料金の引下げより先に行ったのが、日本学術会議が新会員として…
明日の都市である平安京
歴史では、平安京は延暦13年(794年)に桓武天皇によって造られた都とある。 ただし、 その具体的…
ニーネとその詩の世界
ニーネは1998年に結成されたロックバンドで この本はそのバンドの曲の歌詞を集めたものだ。 新し…
女性たちから見たモンゴル帝国
漫画とは何だろう?それは漫画研究者だけがもつ関心ではない。 漫画とは、幽霊になること。物語…
歴史哲学の4つのドグマ
ウクライナ侵攻が始まった今年、ロシア大統領が2021年に書いた論文があることを知って 和訳されたもの…
ラジオに戦争の責任・・・!?ところが名著!!
責任は、主語が人間でないとおかしな気がする。 その証拠に、ウサギの責任とか、石ころの責任を、 ぼ…
様々な流れが交差する小説
マサチューセッツ州にあるボストン美術館にポール・ゴーギャンの絵画がある。 タヒチの光景が描かれたそ…
悪夢と真面目さに満ちたシミュレーション
この本を読んだのは、何年か前で、友人が「おもしろかったよ」と 言ったのがきかっけだった。読んでみた…
二つのロジックと一つのメッセージ
「あとがき」を見ると、著者がこのデビュー作に込めた強い思い入れや、書き上げた経緯が書かれています。つ…
大空と、不気味な家の内部
前作の 変身のニュース で、作者は、漫画にとって「自由」とは何か、 を書いていた気がする。 漫画…
分断されたものを再会させる想像力
「作者の言葉」によれば、 父の描写に関しては、私があまりに幼い時に父と別れ、途切れ途切れの記憶しか残…