総選挙ホテル



テレビドラマを見ているような小説です。あの人にはあの役者さんが相応しいなあと、独自に配役しながら読むと楽しいかも。
大好きな作家の中の一人である桂望実さんのユーモア溢れるお仕事小説。テレビドラマを見ているようなノリの…

本が好き! 1級
書評数:204 件
得票数:2506 票
はじめまして、
子どものころは、あまり読書が好きでありませんでした。
30代後半から本を読むようになりました。
今では、素晴らしい本との出会いが楽しみな毎日です。
稚拙な文体ですが、どうか箸休めに。
※漢字検定準1級合格、文章検定準2級合格



テレビドラマを見ているような小説です。あの人にはあの役者さんが相応しいなあと、独自に配役しながら読むと楽しいかも。
大好きな作家の中の一人である桂望実さんのユーモア溢れるお仕事小説。テレビドラマを見ているようなノリの…





度肝を抜かれた。この一言に尽きる。熊との壮絶な戦いと男と女の業が、見事に融合した傑作小説。
熊狩りに取り憑かれ、山に取り憑かれた男の半生の物語だ。正直、本作がどっちの方向に向かって進んでいくの…





がんばれ、凜々子。つい応援したくなる等身大検事の成長物語。
東京下町の豆腐屋の娘。子どもの頃から正義感が強く、念願の検事になって、様々な事件を担当しながら、悪戦…




このシリーズが大好き。毎回嵌ってます。今回は文学談義。文学について書評してます。書評している本作を書評します。
鯨統一郎さんのこのシリーズに嵌ってます。 「邪馬台国はどこですか?」や「新・世界の七不思議」など。…




実在の人物。仇討ちに人生をかけた生涯とは・・・
過去にこんな出来事があったなんて知らなかった。本当に恥ずかしい。正直言って、読み始めても、事実だとは…




スティーブ・ジョブズのイノベーションの極意が学べる。
以前に、「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」を読んでいる。プレゼンの勉強がしたかったからだ。Y…




何を選び、何を捨てるのか。日本の食糧問題について警鐘を鳴らす。
背筋の凍る体験だった。小説のカタチをとっているが、現実にこれから直面するであろう食糧問題をベースに問…




ずーっといつまでも読んでいたくなる。それが宮下奈都さんの作品の魅力です。
宮下奈都さんの小説は良く読んでいる。最初の出会いは「スコーレNo.4」。繊細な少女の成長を年代を違え…



男女二人だけの会話劇。ト書きもなし。会話の応酬のみ。超常現象をテーマに楽しい会話と、ヒネリの効いた結末が楽しい。
会話だけで進む6編の短編集 ・宇宙人の証明 ・四十四年後の証明 ・呪いの証明 ・狼男の証…



気付いたらそこは異世界の中、なぜか戦うことを強要される。それもリアル将棋とでも呼ぶような奇妙なルールの中で・・・
貴志祐介さんの「新世界」が大好き。 僕の好きな小説の中で、何度でも読みたい小説ベスト5に入る。 …




通訳士・イトウと探検家・I・Bの日本奥地紀行。イトウ氏の心の葛藤を綴った手記が現代人を成長させる。
面白かった。 中島京子さんの作品とても好きです。 うまく言えないけど、中島さんの作品に出てく…




誠。正二。香。劣悪な環境下でもひたむきに生きる幼い兄弟たちの逞しさに、教えられた。元気をもらった。
僕の大好きな作家さんの一人である天童荒太さんの作品。 劣悪な環境下で、貧しくも兄弟支え合いながら暮…




たぶん読む人によって味わいや考え方が異なる小説だと思う。フェレイラの言葉を借りれば、深い沼地そのものだ。
史実に基づくキリシタン弾圧を描いた意欲作。名匠マーティン・スコセッシ監督によって2016年に映画化も…




戦争を知らない僕たち世代に送る、戦争の惨さと悲しさが伝わる反戦短編小説集。
表題の「帰郷」の他、5つの短編で構成されている。 1、歸郷 2、鉄の沈黙 3、夜の遊園地 …





上巻、中巻とひとつひとつのプロセスを踏んで、ついに天下分け目の戦いの舞台、関ヶ原へ両軍がなだれ込む下巻。石田三成率いる西軍と徳川家康率いる東軍はの運命は?
ここで注目すべきはお互いの軍の人数だ。西軍が約10万、東軍が約7万数千。 人数で見れば圧倒的に西軍…





上杉討伐か、それとも石田三成討伐か、歴史的重要な会議である小山評定について述べてみたい。
上巻に続いて中巻も読んでみた。 関ヶ原の戦いに向かって、いよいよ事体は加速していく。 様々な…





徳川家康も石田三成も、どっちもどっち。嫌な奴ぶりがハンパない。
遅ればせながら、司馬遼太郎先生の「関ヶ原」読んでみた。 2017年には、原田眞人監督、役所広司・岡…





これは極道小説なのか、それとも警察小説なのか。両方いいとこ取りの新しい小説の誕生。
面白かった。二人の刑事が主人公だ。ひとりは大上。もうひとりは日岡。広島を舞台に暴力団同志の抗争を阻止…




身につまされる老後の問題。誰だって年老いたら働けなくなる。その時、どのくらいの蓄えがあれば老後の生活は保障されるのだろう。
面白かった。老後の資金として蓄えていたお金が、娘のハデ婚、義父の葬式費用など、見る見る目減りしていく…





談合とは必要悪なのか。世のサラリーマンに問う。
面白かった。ゼネコンを舞台に、脱談合を称えながらも談合体質から抜け切らない業界を辛辣に描ききるサラリ…