日本の醜さについて 都市とエゴイズム





美しい国、って最近聞かなくなったね。
建築家・安藤忠雄の仕事に「住吉の長屋」というものがある。17坪の敷地に建つ、雨の日にはリビングからダ…

本が好き! 1級
書評数:104 件
得票数:1232 票
本のレビューのフリをして好きなことを書くのが趣味です。本は、だいたいタイトルで選ぶので、たまに地雷を踏みます。





美しい国、って最近聞かなくなったね。
建築家・安藤忠雄の仕事に「住吉の長屋」というものがある。17坪の敷地に建つ、雨の日にはリビングからダ…




トウガラシは媚薬であり、兵器であり、エンターテイメントでもある。
私の戦闘力は、530000です。というのは、かの有名なフリーザ様のお言葉だ。 なんでそんなこと…




「色や柄がちがうのはニャンで?」 という問いにきっちり答えてもらって納得。
タイトル、ゆるいよね。 だから気楽に眺めて愛でるネコ図鑑だと思った…んだけど、化学同人の本だか…




白亜紀を乗り越え、新生代の環境にあわせて進化した恐竜の皆さんの勇姿を見ろ!
昔、『世界の怪獣』という本があった。怪獣ブームに乗っかった、なんともパチもん感あふれる本だった。(な…





通勤電車の中で動物解剖に熱中する男。
「通勤電車の中で私が熱中するのは動物の解剖だ」 なん、だと… 本文は衝撃的な一文で始まる…





ニワトリ本史上最高の読み応え。
ちょっと、なにこの読み応え。 タイトルからは、ニワトリと人の歴史をなぞる話かな、と思いきや、…




「自ら理論立てて考える人でなければ、優れた観察者にはなれない(チャールズ・ダーウィン)」
世界一キリンを解剖している(かもしれない)著者による、キリン解剖記なる本。 しかし、最初から順調な…





幼少期の文字情報を絵でアップデート、あるいは補完する。まさに大人の恐竜図鑑。
商品に「大人の」とつけるのは、実はジジババ向け、と教わった。 ジジババはシニアとか言われるのが嫌だ…





平野啓一郎一流の分人主義、ここにあり。
平野啓一郎は、分人という概念のカタマリである。 個人、すなわちindividual。それを、分…



教科書のようでいて、実のところ、形を変えた文体ウォッチング本。
僕は食べるのが好きだし、料理をするのも好きだ。 読むのと書くのは、同じような関係なのだろうか? ……




おかしな性差研究は、なんらかのバイアスが掛かっているのでは、ということを紐解いていく本。だからといって、研究はたいてい嘘である、というバイアスを掛けちゃだめだぞ。
認知や行動に性差はあるのか、とタイトルで尋ねられている。 それにあえて答えるなら、あるかもしれないし…




衝撃、レシピ本の作り方本。
おいしい、と感じるのは舌をはじめとした五感だが、おいしそう、と感じるのには舌はいらない。 当たり前…




年金給付額も、豚肉の生産量も、アルゼンチンとの貿易収支も、各市の人口も、みんなわかっちゃう。
92年・77版にわたり刊行してきた資料集だ。 思えば学生時代、教科書類の中で、社会科資料集が圧倒的に…





ヨーロッパへの理解がアップグレードされた、そんな気分。
たとえば「農村の変化をジャガイモで読み解く」とある。 ジャガイモはヨーロッパにはなかったものだから、…



シニアとはなんぞや。どう接すればよいのか。これを端的に語ってくれる。
気がつけば、周りがシニアだらけ。そして、間違ったものを買ってきたり、いらないものを買わされてきたりし…



ないものは、あるものをつかってつくればいい。
僕は、ほとんどのものを自作することができない。メーカーさんが生み出したものをありがたく使っている。 …





つらい中にある幸せな、猫と人の話。
永年つれそった愛猫を、先日看取った。何頭かの猫と過ごしてきたけれど、看取りをしたのははじめてだった。…




面白がってやれば、大抵のことは解決する、ような気になる。
著者は鎌倉に本社を置く「面白法人カヤック」の創業者だ。カヤックといえば、サイコロで給料を決めるとか、…




猫と俳句には人を狂わせる美しさがある、なあ…
僕が思うに、猫はこの世で一番美しい動物だ。俳句が世界一美しいかはわからないが、猫と同様に無駄のない(…



衝撃のタイトルと表紙。しかし中身は大変ハードでアイデンティティを揺さぶられる。かもしれない。
文学理論と文化批評において、アヌスがどんな役割を果たしているか、ということを説く本、らしい。 図書…