天使のにもつ (単行本図書)




中学生の斗羽風汰は職場体験に「エンジェル保育園」を選んだ。「楽そうだから」、そんな理由で選んだ風汰は、すぐにそれを後悔することになる。風汰の5日間が始まる。
今時の中学生が職場体験を通して、保育士さんの大変さや素晴らしさを知り、 最後は成長して、自分も将来…
本が好き! 1級
書評数:20 件
得票数:451 票
読書が趣味、と胸を張って言えない程度の本読み。
読みだせば早いが、読みだすのに時間がかかる程度の人。




中学生の斗羽風汰は職場体験に「エンジェル保育園」を選んだ。「楽そうだから」、そんな理由で選んだ風汰は、すぐにそれを後悔することになる。風汰の5日間が始まる。
今時の中学生が職場体験を通して、保育士さんの大変さや素晴らしさを知り、 最後は成長して、自分も将来…




私はナニューク37922号。通称22号。突然いなくなってしまった友人、23号を探しに私は旅立つ。特別な視力を持つ者しか見つけれれない「不思議な石」を探すために作られた、クローンたちの物語。
一人きりのプラネタリウムで、静かに星空を眺めている。 ナレーションはなく、派手な音楽も演出もない。…





「これが全て作り話と言い切れるだろうか?」――筆者は、SNSが非常に身近な人々へ問いかけた。果たして、「悪者」は一人だけだったのかと。
今ではもう、だいぶ昔のこと。 みごとな金色のたてがみを持つライオンがいた。 まるで昔話の…



「この島の誰かが、父を殺した」――14歳の少女に残されたのは、父の死の謎、理解できぬ家族、村八分扱いの島、そして「嘘の木」。自らの「賢さ」を武器に、少女は「真実」へと迫っていく。#やまねこ20周年
19世紀イギリスという時代と場所は、何とも言えない魅力がある。 かのシャーロック・ホームズが活…




ミステリーとしての評価は★5、個人的な好みとしては★2。これほど評価に困る作品もそうない。現代風本格ミステリー。まさに「このミステリーがすごい」作品。
「屍人荘の殺人」 このタイトルに似合うだけの古典的舞台によるミステリー。高評価も低評価も納得できる…




#やまねこ20周年 13世紀のイギリス、小姓として働くためにトビアスはストランドボロー城へやってきた。彼の日記を通して知る、貴族たちの生活。
近代以前の西洋を描く上で、「騎士」は外せない存在だ。しかし、ゲームのように神殿に行って転職をするわけ…


「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチの遺産を巡り、ダ・ヴィンチの血を引く少年、ナポレオン軍、謎の修道女が三つ巴の争いを繰り広げる、冒険活劇。
「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチ。 彼の遺したノートを手に入れたものは、「神にも悪魔にもなれ…





東京藝大――それは、日本に残された最後の秘境。そこでは我々の想像を絶する民が暮らしていた! 天才たちの、驚天動地の日々。これは彼らの生態を綴った、詳細(?)なレポートである。
「芸術はスポーツだ!」 高校時代、合唱部に所属していた友人から、練習メニューに腹筋やランニング…


祝#やまねこ20周年記念読書会 某氏曰く「水虫の特効薬と毛生え薬ができたらノーベル賞もの」。古来より人々は「毛」に執着してきた。そんな髪型を巡る、歴史絵本。
「なぜカツラは大きくなったのか?」 確かに、いわゆる流行の先端で「盛っている」女性というのは結…



世界史や倫理で覚えさせられた、様々な時代の哲学者たちが、イケメンとなって登場。これさえあれば、文化史も怖くない!(たぶん)
「覚えられるかこんなん!!」 高校生の時、文化史に登場する「人・書籍・思想」の群れに思わずそうなっ…





耳に蛾が飛び込もうとも、ウツボに襲われようとも、ドカタ焼けをしようとも! 今日も今日とて、鳥類学者は我が道を行く! 知られざる鳥類と鳥類学者(一部)の生態。あなたはここで、鳥たちの真実を知る――。
この本はまず、「おにぎりにはなぜ梅干しが入っているのか」から始まる。 筆者曰く、「梅はフルーツ…



舞台は館から、町へと移る。かつてフィルチングと呼ばれた町、『穢れの町』へ。クロッドとルーシー、2人の物語は、多くの人を巻き込みながら加速していく。アイアマンガー三部作、2作目。
よっしゃ、アイアマンガーが減った! 違う、そうじゃない。 前作、アイアマンガーの山(ゴミ山で…




世界とは、いつもなんという至上の音楽に満たされているのだろう――。芳ヶ江国際ピアノコンクールに参加する、4人のピアニスト。巡り合い、響き合い、競い合う中で、彼らは何を手にするのだろうか。
蜜蜂と遠雷、タイトルだけではどんな内容だか見当もつかない。 カバーのあらすじを見ると、ほう、ピ…


ロンドン郊外のゴミ山に建つ、堆塵館。そこに暮らす、物の声を聴く少年クロッド。そして召使いの少女ルーシー。2人のボーイ・ミーツ・ガールは、塵と悪臭に満ちていた。
重苦しいタイトルと、ホラーの挿絵を思わせる人物。 モノクロで描かれたカバー表紙は「異様」の一言だ。…




ここに4組のカップルがいるだろう。さあ、全員の名前をあててみよう。女の方は、シンデレラ、白雪姫、ラプンツェル、眠り姫。正解! では男の方は? ――そんな名前を知られない、プリンス・チャーミングたちの物語。
王子――と聞いて、どんな人物を思い浮かべるだろう。 それだけだと人によるはずだ。 それこそ完…

※注意事項※ Ⅰ シャーロキアンは横に聖典を準備してからにしましょう。 Ⅱ 耐え切れなくなった人はすぐにこの本を閉じ、聖典を読んで心を落ち着けましょう。 Ⅲ 気分が悪くなったら、無理せず休憩しましょう。
この本の書評を書く上で、まず明確にしておきたい点がある。 私がシャーロキアンの端くれである点だ。 …





じんわりと胸が痛むけれど、悪意ではない。悲しいけれど、暖かい。厳しいけれど、優しい。一人の女の子と、それと取り巻く人々の「幸せとは?」を巡る物語。
「君の膵臓を食べたい」と同作者による作品。 前作同様、すいすい読める。個人的には、「膵臓」よりもこ…





「殺し屋を探しているんです」。父から教えを受けた殺し屋を「始末」するために、桔梗信治は東京へやってきた。次々と繰り出される奇想天外な殺害方法、アクションシーンの連続はまさにナンセンス活劇!
この本が発行されたのは2000年。はて、それにしては表現が古いような? そう思ってよくよく見れば、…



パリの路上で、1人の女が誘拐された。ありふれた事件は謎を深め、「どこに」から「何者」に、そして「なぜ」へ……。
誘拐事件から殺人事件へと発展していく、復讐劇。 読んでいない人からすれば、意味が分からない…




児童ミステリのはやみねかおるの提供でお送りする、不可能犯罪劇。物語と現実が交錯し、物語が現実になる――!?
――「本は読みません」 物語の語り部である、森永美月の発した最初の言葉だ。 しかし、彼…