すべての見えない光
第一次大戦後のドイツ。少年が孤児院で聞いたフランス人のラジオ放送。 第二次大戦の終盤、フランス人の少女との出会いと別れ。
1934年、ドイツの炭鉱町。父親を炭鉱事故で失い母親もいない8歳のヴェルナー・ペニヒは妹のユッタと孤…
本が好き! 1級
書評数:90 件
得票数:1831 票
物語を読むのが好きです。
今年は去年よりも多くの本を読もうと思います。
よろしくお願いします。
第一次大戦後のドイツ。少年が孤児院で聞いたフランス人のラジオ放送。 第二次大戦の終盤、フランス人の少女との出会いと別れ。
1934年、ドイツの炭鉱町。父親を炭鉱事故で失い母親もいない8歳のヴェルナー・ペニヒは妹のユッタと孤…
灯台守が話した灯台の物語と彼女自身の話
なりゆきで生まれてしまった父親のいないシルバーは崖の上に斜めに突き刺さっている家に母親と二人で住んで…
賢明な執事シ―ヴズと間抜けな主人ウースター。イギリス上流階級で繰り広げられるドタバタ喜劇。
登場人物は、物事の3歩先を考えて行動をする思慮深く賢明な執事シーヴス。ご主人とは馬の調教のようなもの…
コニー・ウィリスのほっこりとした、ちょっと笑える短編集
今回は短編集という事で、コニーウィリスの洒落たユーモアが好きです。 <白亜紀後期にて> …
臨死体験とは、SOS。
※ 上下合わせての書評です。 マーシー・ジェネラル病院に勤めている認知心理学者のジョアンナは、…
忘れたままであったほうがいい、ということもある。
イングランドのブリテン島、横穴を掘って暮らすような集落に、アクセルとベアトリスという年老いた夫婦が住…
記憶と知識は元のままで、何度も生まれ変わり、人生をやり直した。
妻のリンダの子宮外妊娠、経済的な問題、妻との不仲、様々な問題を抱えながら、ニューヨークの小さなラジオ…
リーマンショック直後の空き家に不法居住している四人の若者たち
リーマンショック直後の2008年、フロリダに住む28歳のマイルズ・ヘラーは、空き家の残存物撤去の仕事…
1320年にタイムトラベルしたつもりが誤ってペスト禍の1348年のオックスフォードの近くの村に到着。彼女は元の世界へ戻れるのか?
上下巻まとめての感想です。 「私、中世に行きたいんです」オックスフォード大学の小柄な女子学生キ…
第二次大戦下のロンドンにタイムトラベルをした3人。もう戻れないと感じたとき、彼らはどのように振る舞ったかという英雄たちの物語。
『オール・クリア1』の続き。 2060年からタイムトラベルをした3人。何人もの命を助け、彼らの…
第二次大戦下のロンドン大空襲の時代に取り残されてしまったオックスフォード大学の三人。2060年の現代に帰れるのか?
『ブラックアウト』の続編。 現代に戻る投下点が開かなくなり、1940年のロンドンに取り残されて…
第二次大戦下のイギリスにタイムスリップしたオックスフォード大学の史学生3人。現代に帰れなくなってしまった!
2060年、オックスフォード大学の航時史学生3人は第二次大戦下1940年のイギリスに、現地調査のため…
ニューヨークに住む脚本家の女性とロンドンの古書店に勤める男性との20年にわたる書簡
若い頃、大好きだったこの本。久々に再読した。 1949年、ニューヨークに住む古本好きの貧乏作家へレ…
「バスケの世界では、残り1分を何というか知ってるか」「永遠だよ」
5編からなる短編集。 主人公はどれも小学五年生か六年生。 『逆ソクラテス』 加賀は、転校…
夏目漱石の原点であり最高のユーモア小説。教養のある猫が見た奇妙な人間たち。
生まれて間もない猫がお腹を空かせてある家に入ってきた。そして、この家で置いてもらえることになる。教師…
ただの風だと思っても、あとで思い返して分かるもの。小さな夜の曲のように。それが出会い。
伊坂幸太郎が大好きで、夢中で読みふけっていた時期があった。 滅茶苦茶カッコイイ。『砂漠』なんて3回…
20年ぶりに父親が帰ってきた。家族の反応。
青空文庫をスクロールしてみてわかった。『父帰る』ってこんなに短かったのか。 家を捨ててどこかへ…
エデンの園はタスマニアにあった?3人の紳士はそれを突き止める為、タスマニアに向かう。
19世紀、ウェールズの独立した小さな島『マン島』に住んでいるキューリは酒やたばこを密輸する為、マン島…
初めは善意だった。それがいつしか利己的になり、人の心を汲み取れなくなってしまった。
学生時代に教科書で『形』を読んだ。 自分についている『肩書』。『鎧、兜』。それらの自分を表す外側の…
気の滅入りそうな日常がふとしたことで変わっていく。
複数の作家によるアンソロジーです。 ロバート・F・ヤングの『真鍮の都』 本物そっくりのマネキ…