データでみる県勢2019 ー日本国勢図会地域統計版ー
たんなる数字の羅列にも思えるが、受動的な情報収集から得られるものはたくさんある
インターネットがなかった時代、今となってみたら、なかなか思い出すことも珍しいのだが、そのときは初期情…
本が好き! 1級
書評数:56 件
得票数:880 票
<ブクレコ難民-でもレビューの移設はしません>近頃は、その年を代表するような日本のミステリー、特にこのミス年間ベストに選ばれそうな作品を先行して読んで、ベストテンを予想することに傾注しています。とある「このミスベスト予想サイト」で4年連続で優勝してますのでそんなに間違ってもいないのかと(笑)。そのほかには見ての通りのランニング本でしょうか。どうぞFacebookの友達申請もお気軽にご遠慮なく~、私も気軽にしますので(笑)
たんなる数字の羅列にも思えるが、受動的な情報収集から得られるものはたくさんある
インターネットがなかった時代、今となってみたら、なかなか思い出すことも珍しいのだが、そのときは初期情…
探偵の推理は咎人の桎梏を解脱させる
まったくもって失礼な話なのだが、近頃は「まだ東野読んでるんだ?」とか軽口を叩いていたのである。あの書…
イラストと図版が豊富で当時の人間が感じていたであろう「畏れ」のようなものにうまく焦点を当てている
監修者の荻野 慎諧の著作『古生物学者、妖怪を掘る―鵺の正体、鬼の真実』を読んで、辿りついた本書。 …
木村政彦の失地回復は増田の「あの」新潮社作品が人口に膾炙し、大宅壮一賞他を受賞することによってある程度果たされた。
そして増田は満たされなかった柔道への粘着の思いを書き続けることで思いを解消し続ける。読者のわれわれも…
優れた戦略論の解説は平易な表現から
優れた戦略論の解説が優れて文学的であるとは限らないし、逆もまたそうである。しかし、優れて戦略的な解説…
単なる「八神瑛子」復活にとどまらず、「アウト」から「イン」が指し示す新章の幕開け
深町は月村了衛と並ぶエンタメ小説界の旗手にして、ここ2~3年の充実ぶりが頼もしい。その深町は「このミ…
現代の妖怪はネットの炎上現象、AIのバグ?
古生物学者というのは、一般には,過去に生きていた生物を研究する学問分野であり、化石の断片から絶滅した…
多層的な悪意が輻輳される
長崎尚志は『ビッグコミックスピリッツ』などの編集者として、特に浦沢直樹の「Monster」などに携わ…
戦国武将ものとか水滸伝みたいなピカレスクロマンみたいに読めばいいんじゃけぇ
このミス大賞出身の柚月裕子は刑事弁護士を主人公にした佐方貞人シリーズで小ブレイク、「検事の本懐」が大…
「あえて」しているわけではないものの
かつて経営学を2年間、海外大学院で学んでいたことがある。大学の専攻は法律学、資格試験のために経済学や…
この本に掲載されている優れた「工芸品」たちがコンテンツ経済のなかでしっかりとした存在感をもつことが活字文化の未来を指し示している、とも思えてしまうのである
世界中から厳選した優れたブックデザイン118作品を、印刷物の素材、製本技法などの詳細とともに紹介した…
様々な立場の人間が、思い悩み、武士としての生きざまと誇りと覚悟を貫いた。それは戦国の世も今の世も変わりないのではないか? ということを伝えたかったのか
鎌倉幕府の有力御家人の流れを汲む奥州の名門芦名家の衰退を描いた本作は佐藤巖太郎の単行本デビュー作にし…
偉人だからこそ残念と言われても大丈夫
小学校のころ、なぜか偉人伝を読むことに熱中していた。おそらく偕成社(ポプラ社)のシリーズは読破したよ…
中年ダークヒーローがすべての人間が抱える心の闇を刺激する
深町秋生がのっている。かつては寡作だったのに、昨年からは、コメディチックだがハードななんでも屋の「バ…
斎藤の「解説の解説」は非常に興味深いが、その「解説の解説についての素人の印象批評程度の解説」に意味はあるのだろうか。ただ、私にとって解説とは興味深いか否かであって、正しいか否かはどうでもよいのだ
文庫の解説を読み比べたり、深掘りするだけなのに、斎藤の怜悧な筆致はまさに文芸批評の域に達しており、た…
当時、大いなる失望とともに、世紀の凡戦、茶番劇等と評されたあの戦いは総合格闘技ブームの中で詳らかに再評価されているが、アリの側から描いてもそうなのだ
中2の土曜日、半日授業だったが、休み時間の話題はそればかり。皆、急いで家に帰ったはずだ。あの試合を観…
モデュラー型警察小説の典型ながら、バックグラウンドには北海道ならではの問題に直面する。エンターテイメント社会派の面目躍如
うたう警官(のちに『笑う警官』に改題)に始まる「道警シリーズ」の8作目。 直木賞をはじめとして…
ハゲといってもつるっぱげ寄りでそんなに共感できなかったけれど
「ツル多はげます会」とは青森県津軽地方鶴田町で、「ハゲをポジティブにとらえ、心から楽しみ、ハゲを通じ…
前作の衝撃的なまでの面白さはないが計算つくされたものはある
初エッセーだった前作の「学生時代にやらなくてもいい20のこと」(文庫化時に「時をかけるゆとり」に改題…
いろんなものをちりばめすぎたのか、、ぼやけている感じ。第1章だけで完結させてよかったのでは
永瀬隼介は、祝康成名義で三億円事件等をテーマにしたノンフィクションを手掛け、定評を得た後、2000年…