本が語ること、語らせること
読書はひょんなところで生きる力をくれる。
奈良県の平屋で 私設図書館を開いている著者による 本と図書館と人生のはなし。 例えば 「…
本が好き! 1級
書評数:40 件
得票数:460 票
なまえのとおり、いろんなことがのろいです。あわてずていねいに、と自分に言い聞かせて暮らしてます。好きなものは、三味線、琴、古くてゆかしいもの。本屋さんではデザインやウェブの棚も眺めます。
読書はひょんなところで生きる力をくれる。
奈良県の平屋で 私設図書館を開いている著者による 本と図書館と人生のはなし。 例えば 「…
著者・三浦哲郎と師・井伏鱒二 両人の姿が そよかぜのように清々しく伝わってくる 心地よい書。
師・井伏鱒二は、 新人賞をとったあと書けなかった著者に、人目を気にしないで、 自分の流儀を守り、…
植物の生き方に中に 人間の生き方がある
人が植物のたとえを登場させて言葉を紡いできたのは、 人が植物から多くを感じ取ってきたからなのでしょ…
ネコ本でもあるミステリー。ミステリーマニアじゃない人向け
練達のミステリー読者よりは 人間や町を描いた作品が好きな人向き? 殺人事件なんだけど 読後…
ささえてると思っていたらささえられていた
あなたは、他人にささえられていますか? と聞かれたら、 「?」 と、一瞬答えにつまるかもしれな…
ロボットと野生に接点があるわけない。その両者が結ばれるとしたら、行きつく先にあるものは?
ロボットと野生の接点とは? けっこう分厚いんだけど、 章立てが細かく、80にも分かれているの…
質問することは人間が持つ最重要ツール。この意識を持つか持たないかで人生が変わるんじゃないかと思える。教育関係者だけでなく全ての大人に。
この本、自分が学生の頃に読みたかった。 私はこういうことをまるで知らずに学校を出てしまった。 …
人生は生きるにあたいする。 っていう子どもの本の大事な点を 完璧にそなえたお話
サーカス団にはいる象たち。 10頭しか注文してないと言われ、 11頭目のオリバーは、ひとりぼっち…
なんという名前なのかだれも知らない熊おじさん。友だちが2人。熊と神様。宮沢賢治の世界ともつながる。
名前なんかだれも知らないからみんなが「熊おじさん」と呼んでいた。 友だちが2人いた。 熊と神様。…
語る価値のある何かをあなたも持っている
自分なんか平凡で、他人に語れることなんか何もない、って思ってる。 普通の人の多くはそうですよね。 …
歴史ミステリー+ハートウォーミングストーリー=?
今の東京から昔の東京の痕跡を辿って 謎を解いていく歴史ミステリーでもあり、 同時に 早稲田にあ…
この詩集を読み終わると、「いまここ」がかけがえのない時間だと思えるようになる。
アンデルセンの『もみのき』で、 「次に何かすばらしいことが起きるだろう、起きるだろう」 と思い続…
忘れていた遠い日のことを、彼女はいちどに思い出しました。 ひとりでブランコをこいでいるとき、だれかが一緒に乗っている気がしたのです。
なにげない瞬間に、 フッと、隣りにいる何か親しい存在を感じて 生きるのが心楽しくなる、 そんな…
「うた」とは、8月6日の夜、 くすのきによりかかった女学生が まいごのぼうやをだいてうたった子守唄でした。
8月6日の夕方、作者はもんぺをはいた女学生として 広島近くの村にいました。 そして、町から狂人の…
たった一頭の馬をぬすんだためにとらわれた九郎次。 寿福寺に残る文庫に書かれた馬ぬすびとが 打ち首になるまでの壮絶な物語。
源頼朝が鎌倉に幕府をひらいてから7年後のある夏の日、 九郎次という馬ぬすびとが由比ガ浜で打ち首にな…
八幡さまの森で少年とクワガタが出会ってから 「あーー、生きものって、人間も含めてみんなみんな、こうだよね。」 と思える結末まで
2年生の夏至の日に 家の近くの八幡さまの森にあるクヌギの木でつかまえた 3びきのコクワガタ。 …
出会った人みんなが声をかけいたわって 犬は金毘羅さまへ無事に・・・
戌年なので、年頭に「おかげ犬」が出てくる歌を NHK Eテレ 「0655」 でやっていました。 …
いやなことがあっても希望がないように見えても人は
他人から「かわいそう」「気の毒」と 思われる境遇であっても、 ぜんせんそうとはかぎらない。 …
雑学をばかにしていたわたしですが 人生を楽しくするきっかけをみすみす失っていました
「知るは人生を楽しくします」 と言われても、 「そうかな~」「べつに~」 と思ってきました、2…
芥川龍之介に「嘆かひの詩人」と表現された、さびし好きの文人・俳人・演出家
「雨垂れ文学」と揶揄された「・・・」を 使いたくなる気持ちがわかるような気がして。 また、牡丹の…