一条さゆりの真実―虚実のはざまを生きた女



美談化された伝説のストリッパー一条さゆりの真実に迫るノンフィクション。 なぜ、美談化されたか。 真実の一条さゆりとは? 読み応えたっぷりです。
伝説のストリッパー一条さゆりの真実に迫ったノンフィクションで、大変読み応えがありました。 …

本が好き! 1級
書評数:118 件
得票数:505 票
2011年5月に出産して以来、スローペースで読んでいます。
売れっ子作家はもちろん、あまり有名でない作家さんも読みます。
基本的に、図書館で借りているので世の中のブームからは一歩、二歩遅ですが、良さは時間がたっても変わらないと思っています。
ブログは、友人と共同で書いている育児モノで、書評はのせていません、あしからず。



美談化された伝説のストリッパー一条さゆりの真実に迫るノンフィクション。 なぜ、美談化されたか。 真実の一条さゆりとは? 読み応えたっぷりです。
伝説のストリッパー一条さゆりの真実に迫ったノンフィクションで、大変読み応えがありました。 …


下世話な雑誌の三文記事みたいな小説。 でも、ドラマ化したらおもしろいかもね。
昨夜、一晩で一気に『ハピネス』を読みました。 期待してた分、ありがち、つじつまが…


個人的に「栄光と挫折」みたいなものに興味があるのです。 そんな私にとって、伊良部秀輝選手の自殺はとても衝撃的なもので、ずっと真相を知りたいと思っていました。
これは、野茂をはじめ多くのメジャーリーグを目指す野球選手の代理人を勤めてきた団野村氏の著書であり…


放蕩記って言うほど、私は「放蕩」ではないと思いました。 半自叙伝ということですが、ちょっと大げさな気がします。 自己陶酔と自意識過剰が鼻につきました。作者の顔もちらついてうっとおしかった。
村山由佳さんの「半自叙伝」的小説。 母)美紀子と主人公)夏帆との「母娘」特有の確執を中心に、…


結局いまも、安倍政権の憲法9条改正についての論戦などを気にしてみていると、日本は戦後を引きずったままなんだなと思うのです。
先日、ノーベル文学賞の候補者に三島由紀夫があがっていたという新聞の記事を読みました(生存中でなければ…




いろいろ考えすぎず、文章を堪能し、日本語の美しさを味わう、その姿勢で読むのが一番いいのかなと思いました。
主な登場人物は、3人です。 ◆島村。 親譲りの金で、働く必要がない。東京に妻子がいる。時々、…



直接的なきっかけは、百田尚樹さんの『永遠のセロ』ですが、 親となり、太平洋戦争についてもっと自分は知るべきではないかと思うようになりました。 日本もまた、ターニングポイントにきている気がします。
直接的なきっかけは、百田尚樹さんの『永遠のセロ』ですが、 親となり、太平洋戦争についてもっと自分は…



とにかく、近代の小説は今の小説とは「小説」といっても全然違う。 異様なキャラ立ちさせてないし、激しい展開もない。
モーパッサンの小説を翻訳した作品をいれると、18篇が収録されていました。 現代の…




最近の作家が書いた小説ばかり読んできた自分にとっては、すごく新鮮で・・・ちょっと驚いてます。でも、若い頃読んでもきっとこの良さには気がつかなかったと思う。
「奈緒子」は昨年公開された宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』に出てくるヒロイン「奈緒子」さんのモデルらしい…



舞台は大手総合出版社の玄武書房。 そこで辞書づくりひとすじ三十七年の荒木公平は定年を迎えるにあたり、後継者たる若者、馬締光也と出会い辞書編纂部へ引き込む。
三浦しをんには過去読んだ作品から苦手意識があったのですが、今回はその記憶を超越して楽しく読むことがで…




―あこぎな商売で成り上がった青年の悲しくも残酷な失恋話。持たざる者であったギャッツビーを成りあがらせたエネルギーの源は何だったのか。―
アメリカ東部のウェストエッグで暮らす謎の大金持ちギャッツビー。「人殺し」「禁酒の密売人」など噂は絶え…

朝井リョウは『星やどりの声』に続き2冊目。 人生の様々な辛酸をなめ、紆余曲折を経て、来年40歳になる私にとっては、退屈な作品でした。 小学六年生のときに読んだらよい読書感想文が書けたかもな・・・。
まず、三男三女の兄弟が登場人物であった『星やどりの声』より、描写も仕掛けも劣ったと思いました …




著者は、イタリア語同時通訳者。 その息子さんが、開成中学から東大文Iへ進学。在学中に司法試験に最年少記録で合格。学部長表彰で東大卒業。 すごすぎる育児エッセイなのに、嫌味じゃなくておもしろかったです。
こちらのサイトで、Tetsu Okamotoさんに紹介していただき、早速購入し、読んでみました。 …



元東京都監察医務院長である上野正彦さん が書かれたノンフィクション。
著者は、臨床医ではなくて、検視や解剖をする監察医で、この『死体は語る』さまざまな事件の現場に立った経…




東大法学部に楽々入れるような天才の男の子を創ると決めた母親と、その夫、息子たちのお話です。 英才教育と学歴志向に対する辛辣な内容。 英才教育に興味のある人、男の子を育てている人は、必読かも。
話はやがて夫婦となる秋雄と千枝の「奇妙な見合い」からはじまります。 突然、千枝が「あなたのIQは、…




有川浩さんの小説を初めて読みました。 途中、何度泣きそうになったっけなー。 人が好きになれそうな小説。 電車の乗る時の気分がちょっと変わりそうな小説。
翔子さん、かっこいい! 悦子の彼氏、馬鹿だけど(笑)、サイコー! 爽快だったり、涙ありだった…




よかったです。男性にも女性にもおススメです。 はじめ、スロースタートな感じで、退屈と思うかもしれませんが、あきらめず読み進めてみてください。 最後、じわりじわりと、きます。山本文緒を心から喜びました。
おもな登場人物。 ・家事だけが取り柄の冬乃 ・冬乃のの夫でブラック企業に勤める佐々井。 ・佐々…



『とろける、とろける』がよかったので、続けて唯川恵の短編を読みました。 作風、変わったと思いました。私好みです(笑)。
唯川恵さんの小説って、以前はもっと、少女趣味だったり、現実味がなかったり、ほわんとしたイメージだった…




桐野夏生の作品は、小説ではあるのだけれど、実話を引用したりしてるので、いつも、もうどこから小説で、どこまで実話なのかわからなくなるのが面白い。 本作も、林芙美子という実在の人物から小説を書き上げています
驚くことばかりでした。 はじめは、林芙美子の手記をまとめたものだと信じ切ってしまった。 でも…




男性と女性で感想は違ってくるかもしれませんが、私はおもしろく読めました。 長年、脚本のプロットを書いていただけあって、情景も豊かだし小物に至るまで描写がすごく細かい。 映画を観たあとのような読後感でした。
とにかく、戦時下の上海の様子が、まーー、よく調べて書いてある。 作者の執念に読者として、感服しまし…