アリストテレス はじめての形而上学 NHKブックス





点と線と「有る・在る・ある」。
「線に太さはない。そう教わったのは小学校六年生の時だった」という文章で始まる『アリストテレス - …

本が好き! 3級
書評数:8 件
得票数:103 票
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点と線と「有る・在る・ある」。
「線に太さはない。そう教わったのは小学校六年生の時だった」という文章で始まる『アリストテレス - …





「学ぶという営みの、その途切れたままの雰囲気が ・・・」(串田孫一『ドン・キホーテと老人』)。
正直に白状すると堀江敏幸の著作は苦手な部類に入る。はっきりと説明出来ないのだが肌合いが違うというの…





冥府はつねに人手不足がちなのだそうだ。それはないだろうと私は思う。
何処かにある筈だと思っていた『奇談の時代』(百目鬼恭三郎 朝日文庫)がヒョッコリ出てきた。他の本を…



数学者の読書(読書ネタ番外編)。 不思議・不可解だけれど、ヤッパリなとも思う。
読書エッセイや書評の類は好きでよく読むのだが、年月を経ても覚えていて、しかも読み返してみたいと思う…





老人の読書 ② 『成城だより』(大岡昇平) 澁澤龍彦が「あれはちょっと、大岡さん、はしゃぎすぎだよ」といささか呆れたように語った(金井美恵子 全集解説)というほど読んでいて楽しい。
『成城だより(上・下)』(大岡昇平 講談社文芸文庫)の下巻が行方不明で、段ボール函を幾つか引っくり…





老人の読書 ① 「幻想抜きの老人読書の現実とはどういうものなのか」
読書論とか読書エッセイといった類の本は云わば鉄板本で、本好きならつい手を出してしまう「舌打ち本」(…



家庭を顧みなかった亭主と、「亭主元気で留守がいい」を信条とする妻が、「終の住処」での老後をどうやって過ごすんでしょうね。それはこの物語が終わったところで始まる別の物語ですけど・・・。
「彼も、妻も、結婚したときには三十歳を過ぎていた。」という、何となく重苦しい雰囲気を予感させる文章…





『今昔物語』に現れる平安人の人間世界を読み解く縁(ヨスガ)として一読如何?
随分昔になるが、この人の書いた『幕末気分』の書評の中に、「著者は日常的に一次資料を丹念に読んでいる…