火星の遺跡 (創元SF文庫)





「ホーガンらしいハードSF」を期待すると肩透かし? それは期待のしかたが違うから! ヒントは「半沢直樹」?
月はもちろん火星にも人類が移住し、宇宙を行き来しての仕事や観光などが定着した時代、それでも欲深い人間…

本が好き! 2級
書評数:15 件
得票数:214 票
英日翻訳者。コージーミステリとファンタジーの原書を中心に読んでます。和書はジャンル雑多。





「ホーガンらしいハードSF」を期待すると肩透かし? それは期待のしかたが違うから! ヒントは「半沢直樹」?
月はもちろん火星にも人類が移住し、宇宙を行き来しての仕事や観光などが定着した時代、それでも欲深い人間…




仕事は順調、夫婦仲も悪くない、かわいい子供にも恵まれて、わたしってシアワセ・・・のはずが、夫の秘密を知ってしまったその時から歯車は狂いだす。愛しているからこそ許せないジレンマ、あなたならどうする?
シドニーといえば、首都でこそないけれどオーストラリアで1、2を争う商業観光業の一大拠点。そこにこん…





前作読んでない? 気にしない気にしない! ここからで十分以上に面白いから大丈夫!
『悪い夢さえ見なければ』に続く、〈ロングビーチ市警殺人課〉シリーズ第2作。 前作でもチームワークの…





見えてくるのは「絶望的な未来」と「バラ色の未来」。シンギュラリティはやってこなくとも、AI恐慌は意外にすぐそこなのかもしれない。私たちははたして逃げ切れるのか。
面白い小説を1つでも多く紹介し、みんなで楽しみたいと思っている私にとって、人々が“教科書が読めない”…





損したーーー!(いやしてない)こんなに面白いならもっと早く読んでおけばよかった
コージーミステリは原書をけっこうチェックしてるので、本作の原書『Louisiana Longshot…





吟遊詩人がかつて使った魔法とは? それが失われてはただの芸人では? 異界への〈道〉が開かれたらなにが起きる? 紹介文から想像したあれこれ全部に答えが用意されているわけではないけれど。
ハイファンタジーの王道を行く設定、世界観である。 女はかよわく守られるべきもの、自分の意見など持たな…

研究者とオタクは紙一重。夢中になれるものがあるってすばらしい。
前作「ヘンな論文」もじつに多様な学究生活が観測されましたが、今回もまたすてきなマッドサイエンティスト…





ただの「読書感想文」と思ったら大間違い! 短歌あり、評論あり、二次創作あり……子供たちのクリエイティビティってこういうことじゃないのかな
「作文コンクール」とはなっているけれど、応募作品はどれも作文の域にとどまらない。本を読んで思うこと、…


この世代のエリートサラリーマンと専業主婦という組み合わせは過去の遺物になるのか?
定年退職を迎えるサラリーマンならだいたいこんな感じよね、という冒頭ながら、主人公が地方の公立高校→…




人がモノになりモノが人になる? 人ならぬモノを作るアイアマンガー一族は何を目論んでいるのか?
第一部『堆塵館』ではその世界観を把握するまでにだいぶん苦労した。主人公のはずのクロッドが金貨に、ク…





「犬が主人公の泣ける話」という宣伝文句に騙されてはいけない。 犬がかわいそうで泣ける話ではないし、誰かが死ぬから泣けるのでもない。 この感動は「泣けてナンボ」の安っぽいものといっしょにしてはいけない。
西部の砂漠地帯からテキサス、ルイジアナ、ケンタッキー、そしてカリフォルニアへと旅をしていくのは1匹の…





どんなモノでも盗みます。ただし「価値のないもの」限定。手数料は2万5000ドル。
ニック・ヴェルヴェットが盗むのは取るに足らないものばかりだ。レストランのメニュー、ボツになった小説の…



初体験☆シリーズモノをいきなり最終巻から読んでみた!ww
シリーズものは刊行順に読む派です。が、今回は献本で頂く機会があったので敢えて無謀に挑んでみました。 …




アメリカの警察=無能か腐敗してるか、どっちかでしょ? そんな偏見を払拭してくれたロングビーチ市警殺人課のみんな、ありがとう。
私が日ごろ読んでいるコージーミステリでは、警察というとロクに捜査もせずに主人公に「ジャマするな」ばっ…




学生の頃はよく深夜放送聞いてたのに、大人になってからいつの間にか聞かなくなったな・・・という人にはきっと面白い
年甲斐もなく深夜ラジオが好きだったりする。今のお気に入りはTBSが多いけど、若いころはもっぱらニッ…