世界のはての少年
北のはて。絶海の孤島に送り出された少年たちのサバイバル譚。 実際に起こった出来事に想を得た、想像を絶する物語に、途中で何度か、えーっ!?と声が出るのを抑えられませんでした。 衝撃の読書体験をどうぞ。
カーネギー賞受賞作。 スコットランド、ヘブリディーズ諸島の外縁にある孤島と岩礁。 その圧倒的…
本が好き! 2級
書評数:12 件
得票数:152 票
児童文学を教えながら、子どもたちに本とお話を届けています。
守備範囲は児童文学全般、絵本、昔話など。
好きなのはファンタジー、SF、それにちょっとミステリー。
北のはて。絶海の孤島に送り出された少年たちのサバイバル譚。 実際に起こった出来事に想を得た、想像を絶する物語に、途中で何度か、えーっ!?と声が出るのを抑えられませんでした。 衝撃の読書体験をどうぞ。
カーネギー賞受賞作。 スコットランド、ヘブリディーズ諸島の外縁にある孤島と岩礁。 その圧倒的…
いい本でした。いわゆるロジカル・シンキング、安易なポジティブ・シンキング、よくある行動経済学的な本とは、なぜか似て非なる読後感。人類へのゆるぎない信頼と未来への希望が心に響く。
いい本でした。 ビル・ゲイツも絶賛とかで、ビジネス書として紹介されているようですが……。 そうい…
アメリカ絵本の黄金期に出た傑作。一見、地味ながら、子どもの心を確実につかみ、かけがえのない体験に子どもを誘う。くまとの出会い、くま親子のユーモラスな表情、姿態に、人と動物の境目は?と考えさせられる。
まごうことなき傑作ですが、この本の真価は子どもに読み聞かせてこそ分かります。 ……というか、かくい…
白黒シックな絵と言葉がとけあい不思議な世界に誘われるしかけのない(?)しかけ絵本。 明け方、田舎の家を出て街へ。そして日没……、「本をさかさまにしてごらん」の言葉を合図に本の上下をくるりと返すと?
わたし自身が大好きな本で、小学生の読み聞かせで時々読みます。 小学生なら中学年以上、そして、あまり…
ハードでタフで、辛くて苦しくて悲しくて、でもユーモアたっぷりで、ほどよくばかばかしく、そしてハートウォーミング……。
主人公はアーノルド・スピリット・ジュニア。 賢くて、マンガタッチの絵を描くのが上手で、バスケの選手…
アイヌの神話伝承を「チリとチリリ」の絵本作家どいかやさんが絵本に。これまでになくユーモラスかつ、あたたかく愛らしいアイヌの物語の本。手元において眺めたい。定番入り決定!
アイヌの人々や物語を扱ったこれまでの本のイメージからすると、どいかやさんの絵はかわいらしすぎるのでは…
伴侶アーノルド・ローベルとともに、数々の美しい絵本を世に送り出してきたアニタ・ローベル。アニタが第二次大戦下のポーランドで過ごした子ども時代を綴ったこの本は、人間への不信と信頼をともに喚起する。
伴侶アーノルド・ローベル(「がまくんとかえるくん」などの著者)とともに、美しい絵本を世に送り出してき…
わたしはメアリー、わたしは魔女…。時を経てぼろぼろになったキルトの縫い目からこぼれおちた紙片、それは、少女メアリーの手記だった。魔女と呼ばれた少女の運命の糸が、激しく渦巻くアメリカ史を織りなす。
※続編と合わせての書評です。続編の内容を含むので、ネタばれとしました。 「わたしはメアリー、わ…
確かに、読ませる。けれど、煽られているほどの衝撃や驚きはありませんでした。
ジェットコースター的な展開も、暴力的な内容も、あざとく感じられます。 するする読める。読ませる。受…
祝!? というわけで、とりあえず、これを。 ボブ・ディランの詩を、優れた日本語の使い手アーサー・ビナードが訳した絵本。 メロディにのせて唄える歌詞として訳されています。ぜひお試しあれ!
言わずと知れたボブ・ディラン。 音楽の歴史を変えた人の一人です。 強い力を放つ言葉の数々。いつま…
ある夜、陽子はひらめいてしまった! 学校がつまらなくても「わたしには屋根がある」。 中学生のリアル、つまらない日常に寄り添いながら、生きていくための壁の乗り越え方、手のつなぎ方を爽やかに描く。
中二の夏休み明け。 学校へ行ったら担任が変わっていた……そしてなんとなく始まった陽子の不登校。 …
少年ナットはアメリカからロンドンへやってきた。再建された「グローブ座」で妖精パックを演じるために……。 400年の時を越えて、二つの時代が重なりあい交錯する極上のタイム・ファンタジー。
ナットは、アメリカ全土から選ばれた仲間とともに、アメリカからロンドンへやってきた。 シェイクスピア…