まろ丸伊勢参り
旅のお供は“まろ眉”の仔犬。幸せ求めて、いざ伊勢へ!
江戸の分家の娘の結が大阪の本家の養女になるために犬のまろ丸と大阪に向かう旅に出ることに。 その旅に…
本が好き! 1級
書評数:1249 件
得票数:6608 票
電子系エンジニアのくせに重度の活字中毒患者。本が無いと生きていけません。小説、エッセイはもちろん、科学技術系の専門書や趣味の本など読む本は多彩。
旅のお供は“まろ眉”の仔犬。幸せ求めて、いざ伊勢へ!
江戸の分家の娘の結が大阪の本家の養女になるために犬のまろ丸と大阪に向かう旅に出ることに。 その旅に…
第19回小説現代長編新人賞受賞作
破損している遺体を修復する納棺師と呼ばれる人達の物語。 母が亡くなったときのことを思い出しなが…
生きることの素晴らしさを斬新な視点で描く
設定が良く分からないままに物語が進んでいくので、取り残されたような感じになる。 読みながら徐々に思…
推理小説家の兎田谷朔の副業は探偵。 銀座を舞台にした文豪探偵が活躍するライトミステリ。
長いタイトル通り、大正末期の銀座が舞台のコージーミステリ。 3章にプロローグとエピローグという構成に…
あなたと私は違う。だから、一緒にいよう――。
桐乃が周りから浮いてしまった原因が、授業中に丸めた紙を投げつけられて怒ったのがきっかけという設定が納…
運命の恋を経て、少女たちは大人になる。 女子の生き方を描いた傑作小説。
高校の同級生だった「のの」と「はな」がやり取りした書簡だけで構成された小説。 第一章の高校時代と第…
高い知能を持つことは、神様からのギフト? それとも試練?
タイトル通りギフテッドの物語だけど、良く話題になるようなとびぬけた才能じゃなくて、普通よりちょっとだ…
みしらぬ敵、みしらぬ文字、みしらぬ歌、みしらぬ戦争。全てが繋がるとき明らかになる、戦争の“真実”とは?
状況がさっぱり分からないけれど、徐々に「となり町戦争」と同じく『戦争をしてるけれどみんな他人事と思っ…
得体のしれない空間に迷いこんだ、不安、恐怖、焦り、絶望
アンソロジー。 最初の作品はタイトルとは違う世界。 菊地秀行「雨の町」 木内昇のような…
植物や花、虫やさまざまな生き物が乱舞する、色鮮やかで心躍る「子供の世界」
良く分からなかったり、読み終わった後に「それで?」と言いたくなったりする短編集。 この作家は読…
平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのかーー事件はやがて・・
冒頭で殺人事件が起きるので犯人捜しのミステリかと思ってら、殺人事件はサイドストーリ扱いになっていく。…
いつまで経っても島は米政府の統治下に置かれたまま、復興が進み豊かになっていく日本本土から分離されている。カミたち島民は、悲願である本土への復帰を訴えるため、活動を始める
「神に守られた島」から7年後の物語。 語り手が、前作の最後で島を出て行ったマチジョーからカミに代わ…
時崎七菜(31歳)はテレビドラマ制作会社のアシスタントプロデューサ-(AP)。尊敬するプロデューサー(P)の上司・頼子をお手本に、連続TVドラマ『半熟たまご』の現場で日々格闘中。
タイトル通りのお仕事小説。 ストーリにも設定にもリアリティは無いけれど、最後まで楽しく読めた。…
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。
アンサンブル・キャストって言うのか、同じ職場で働く二谷と押尾で短いセクション毎に主人公が入れ替わりな…
大正時代、出版華やかなりし頃。 「市民公論」編集部の松川は、窮地に立たされていた。担当した企画のせいで、筆者が大学を追われることになったのだ。奔走する松川に、主幹は驚きの決断を下す。
特に分けられていないけれど冒頭4ページにプロローグのようなものがあって、これがどこに繋がるのか湧かな…
「ワニみたいな生き物」がいるという通報、見えない何者かに付け回され噛まれている女性、放課後の理科準備室で発見したつきのうらがわのほん、コックリさんが流行ったとある学校
読み始めて、とにかく文章が知的だと感じた。 だから ・・・けっこう○○で・・・。とはいえけっこ…
落語会へ行くと、客は自分だけ。盲目の落語家が語る「もう半分」で、誰も知らないはずの秘密が暴かれる
落語の演目の「もう半分」「後生ウナギ」「髑髏柳(新作)」をモチーフにした3作の中編集に見せかけた長編…
三人の少女をつないだのは、町であったという殺人事件。置き去りにされた謎を追いかける彼女たちに、危険が迫る。
目次を見ると4つのタイトルが有るから、連作短編集なのかと思いつつ読みはじめた。 最初の話が物語…
誰もが夢見た「透明マント」は実現できるのか!? マンガのような本当の理論を真面目に解き明かす、意外なポピュラーサイエンス!
光(電磁波)に特化した物理学の解説書。 ニュートン、ヤング、ファラデー、マックスウェルなどが推し進…
自分を弄んだ男性教師を追ってたどり着いたインド・ガンジス河岸の聖地。傷心の女子大生は、ここでも「象牛」なる謎の存在に翻弄される。果たして彼女はこの懊悩から解脱できるのか?
やっぱり出来損ないの三崎亜紀みたいな作品。 書いてあることは理解できるのに、全体を通してなんだか分…