すべての見えない光




 
  

フランスの少女は点字で本を読む。ドイツの少年は孤児院で科学に熱中する。 出会うはずのないふたりは、第二次世界大戦によって、空を飛ぶ見えないことばによって、引き寄せられていく。
父の愛を受けて育つ盲目の少女がフランスにいる。 彼女の自立のため、父は街の模型を作り地理を覚えさせ…
					本が好き! 1級
					書評数:30 件
					得票数:461 票
					
偶然見つけました。面白そうなのでしばらく使ってみます!
好きな作家は、カズオイシグロ、村上春樹、中村文則、三島由紀夫、朝井リョウなど。
装丁が好きなのは新潮クレストブックス。
長年、苦手だった海外文学は克服しましたが、
時代小説、ガチのSFは頭がチューニングできず苦しみます。
私の一冊は『レ・ミゼラブル』です。




 
  

フランスの少女は点字で本を読む。ドイツの少年は孤児院で科学に熱中する。 出会うはずのないふたりは、第二次世界大戦によって、空を飛ぶ見えないことばによって、引き寄せられていく。
父の愛を受けて育つ盲目の少女がフランスにいる。 彼女の自立のため、父は街の模型を作り地理を覚えさせ…


 
  

やっぱり捨てよう!と思わせてくれる。
今までの片付け本と比べて、 新しいことや違ったアプローチが提示されてるわけではないけど、 こんま…




 
  

幼子時代のイエスはきっと、こんなへんてこりんな子だったんだろう。
ノーベル賞受賞者クッツェー、初読み。とても好きな一冊になった。 移民船の中で出会った男と少年。…


 
  

そうだ。憂鬱でなければ人生じゃない。
「バイブル」だという友人が、貸してくれた。 幻冬社の見城徹氏、アメーバの藤田晋氏の対談、 キ…




 
  

この国に良心はあるのか。日本は本当に法治国家なのか。肉体も魂も振り絞って真の報道に臨む、ひとりの記者の取材記録と叫び。
ある書店のキャンペーンで話題になったことで手に取りました。 ぜひ、一人でも多くの人に絶対読んでほし…



 
  

私はいるのに私が消える?このページをめくれば・・私は私でなくなるかも知れない。
ある山荘で、「私」は不気味な書き込みのある書類を見つける。 誰かの手記であるらしい。 その手記を…




 
  

戦火の中にある日常、日常の中にある戦争。吹き出すほど面白いエッセイ集は、どんな状況でも喜びや笑いがあることを教えてくれる。あなたの毎日も、違う視点から見ることができるかもしれない。
イスラエル、テルアビブに住む著者のエッセイ集。 息子が生まれた日から7年間を綴った小品は ど…



 
  

ピアノに命を吹き込み、愛して育てて、世界にひとつの音色として旅立たせる男たちに、パリの小路で出会った。
ピアノが愛しくなって、ピアノ曲を聴きたくなるノンフィクションです。 アメリカ人である著者はパリ…




 
  

親と子の絆を描かせたら、この人に勝る作家はいないのではないでしょうか。
舞台はカナダの小さな島。 炭坑夫や漁師として、身体を酷使して働く男とその家族の物語、8編。 …


 
  

よく真っ当に育ったことだ。毒親は連鎖しないと信じたい。
毒親、というタイトルからモンスターみたいな親を想像してた。 ・・全く違った。 悪寒と吐き気を…




 
  

「その女アレックス」の著者が描く戦争。彼の創作技術の集大成はびっくりするほど面白い。
やっぱ面白いわ〜、ルメートル。 著者曰く「ミステリーの手法を用いた戦争物語」です。 「ミステリー…



 
  

お話のキャンディボックス。甘いのやほろ苦いの。これはなんだろ?ってのも色々入ってるよ。
テーマパークに紛れ込んだようないろんな色合いの短編がなんと55! 短いのはたった1行。 こんなに…

金閣寺が燃えたの知ってますか?放火したのが修行僧って知ってましたか? 何があったか知りたくないですか?
金閣寺はある修行僧の放火により消失した。 事件を題材に小説「金閣寺」を書いた三島由紀夫、 別の一…


 
  

さぁ、新しい24時間のはじまりです。生かすも殺すもあなたの自由。
タイトルと作者に見覚えがあると思ったら新装版だったんですね! かなり昔に読んだことがあるはずですが…


 
  

凄惨な犯罪の現場は、家族の理想郷だった。幼い知恵は、罪への一歩だった。
猟奇的連続殺人犯、孤独なミュージシャン、過去に傷を持つ女性刑事。 あるコンビニでの強盗事件に関わり…




 
  

私もあなたも、物語の主人公だったかもしれない。
洒落た大人な短編が12編。 そこには普通の家庭や職場やカフェがあり、かつての思い出や、 うまくい…




 
  

花嫁たちは海を渡った。幸せを夢見て。写真の中のまだ見ぬ夫を信じて。
海外在住の友人から強く勧められてたけど邦訳がなく、仕方なく原書で読み始めたときに翻訳の出版!飛びつき…




 
  

あなたが語るあなたの半生。それは本当ですか?
面白かった〜! 若い日の友人関係や恋愛、過ぎし日を懐かしく思いつつ、思い出とは別に築いてきた現実の…



 
  

聖母ではない、母マリアがここにいる。
聖書では受胎と出産以降、ほぼ出てこないイエスの母マリア。彼女が語るとは興味深い。 まず冒頭で、…

少年は純粋すぎた。彼女は大人でありすぎた。
人間の心の通い方って複雑で残酷だ。 すれ違い、すきま風の吹く夫婦。お互いの言い分はもっともなんだ。…