帰去来





女新宿鮫がもうひとつの東京にスリップしたらこうなる。
もうひとつの東京にスリップする女性刑事、その活躍はあの新宿鮫ばりです。 最後まで真相がつかめない…

本が好き! 2級
書評数:17 件
得票数:184 票
サッカーが好き、本が好き、映画も好きです。





女新宿鮫がもうひとつの東京にスリップしたらこうなる。
もうひとつの東京にスリップする女性刑事、その活躍はあの新宿鮫ばりです。 最後まで真相がつかめない…





すがすがしい青春小説のようなスパイサスペンス小説です。
大沢在昌の最新作「俺はエージェント」、すがすがしいスパイ小説です。 展開、筋書きは転がるよう…




深まる秋、たまにはハードボイルドを読んでみよう
大沢在昌の真骨頂です。 タクシードライバー、傭兵、ヤクザ、銃器、刑事、軍事会社、アフリカ。 これ…



「壁の男」は偏固でもなく頑固でもなく、どちらかというと崩れやすい男だった。
主人公の伊苅が壁の男です。 この伊刈を生い立ちを追った短編集のような形です。 各エピソード…



起伏のあるストーリーもなく、大げさな描写もなく、際立った登場人物が出てくるわけでもありませんが、普通に読書が楽しめる良い作品です。
今回初めて恩田陸を読破しました。 夜のピクニックとねじの回転は数ページでほったらかしにしてしまい…




やっぱり雫井脩介のサスペンスはおもしろい。 なさそうで、ありそうな話というのが怖い。
文庫の上下巻で読みました。 上巻の前半部は、こんなもんか、いまひとつだなと。 その後半からは引…



延々と、耽々と、重い復讐譚にはこれぐらいのボリュームが必要かも。
贖い、「あがない」と読みます。 なかなかの長編ですが、読み始めるとそうでもない。 五十嵐貴久…




大阪弁での啖呵の切りかたを学ぶならこの作品をおすすめします。
直木賞受賞作品の『破門』続編になっています。 桑原は本当に破門されていました。 そのせいか、疫…





賛否いろいろあるけど、この本を読んだあと別の本を読むと、村上春樹の突出した作家性にあらためて気づく。他では感じ得ない、深い味わいのある作品であることは間違いない。
本の題名からして独特です。 ほぼ1ヵ月かけて、じっくりと読みました。 一気に読もうと思うと疲れ…



本格警察小説、「犯人に告ぐ」の続編です。
久しぶりの雫井脩介。 前作の「犯人に告ぐ」が、すごくおもしろかった憶えがあるので読んでみました。…



昭和の大ベストセラー作家、赤川次郎のハードサスペンス。
これまで、かなりの本を読んできたましたが、赤川次郎の作品を読むのは今回が初めてでした。 装丁、タ…




単なるお受験あるあるではありません。母親たちの叩きつけるような衝動にはド肝抜かれました。
けっこう長い、もうこのあたりで終わってくれ、結末を知りたくない。 前半は楽しく微笑ましく読め…





読む前にページを捲ってしまいそうなスピード感。 これは読んでほしい、奥田英朗の傑作です。
期待どおりの傑作です。 ナオミの章とカナコの章、たった2章ながらかなり分厚い本です。 …




悪辣なオレオレ詐欺を黒川博行が軽妙かつリアルに描写しています。
私にとっては、安心して読める黒川作品。 今回もその期待どおりの出来で、存分に楽しめました。 …



いくら眺めていても怒らない月。 そんな月になりたいということなのか。
読もう読もうと思っていながら、ずっとほったらかしにしていた作品、「月は怒らない」。 読んでみ…


できすぎ探偵・神山健介が大活躍
以前に「冬蛾」を読み、探偵・神山健介はシリーズものなんだということで、 「冬蛾」の前作になる「早春…




米澤穂信の文芸の薫り漂うミステリ短編集
米澤穂信の作品は初めて読みました。 短編は苦手なので、今まで敬遠していました。 夜警、死人宿、柘…