タルト・タタンの夢
ここに出てくる、気取らないフレンチレストラン〈ビストロ・パ・マル〉で出される料理のように、気軽においしくいただけました。ご馳走様でした、という感じ。
ここに出てくる、気取らないフレンチレストラン〈ビストロ・パ・マル〉で出される料理のように、気軽においしくいただけました。ご馳走様でした、という感じ。
人を好きになるという感情の不思議さと、その感情がもたらすものの不思議さと複雑さが結構面白かったかなと。
人間として本来あるべき姿を、生け花を通して、植物から教えられた気がします。
ラストの渋さがとても好きです。終わり良ければ全て良し。
ダイエット法の進化もめまぐるしいなと、ダイエットフリークなら楽しく読めるかも…。
先はどうあれ、したたかに生きる「女」の話かもしれないなと思わされました。
「正義の味方」は、きっと誰の心にもあるものかも。
「アイシテル」と毎日言って欲しくて躊躇せずに結婚を決めた「妹」と、過去をひきずり、結婚に踏み切れずにぐすぐずしている「姉」。どちらも自分の中にいるもう一人の自分の姿かも、と思えてしまいました。
子供が読むと共感できて、大人が読めば己の身勝手さに心痛む本かも。
好きになった男のためなら…こうまでしてしまうのも若さかなと。二篇それぞれの主人公に「頑張ってね」とエールを送りたくなるようなお話だったかも。
「男のために生きる」か「男のために死ぬ」か、自分なら…と結構考えさせられてしまいました。そんな風に思える男に出会いたいものだと…。
異国情緒溢れる作品。でも中身はやっぱり貫井さん。
わかったような、わからないような…。
「運命」の出会いが多くの人に訪れますようにと、願いたくなるまさに「奇跡」の一冊でした。
特に目新しくはないけど、一応勉強にはなったかなと。
伊坂さん初の短編集ということで、デビュー作から最新の書下ろしまで、とても堪能できました。特に表題作『フィッシュストーリー』は、読み終わった後、じわじわと心に沁みるような物語でした。面白かったです。
14歳という生き難い年代の心情がひしひしと伝わってくるような本でした。
今日は本当に疲れていたのに…これ読んで癒されてしまいました。明日も頑張ろうと…。
思ったよりも、心にずっしりとくる程よい重さの一冊でした。
「中高年のおじさま」の「中高年のおじさま」による「中高年のおじさま」のための小説かと。