本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚





全然本を読まなくなった30代女性が本の楽しみ方を教えられた
「本が好き!」というサイトに登録しておきながら、今の私はほとんど本を読まなくなった。 それでも子供…

本が好き! 1級
書評数:35 件
得票数:528 票
国文学科卒ですが読書量は多くはなく。もっとたくさん本を読む人になりたい。
言語学、ミステリ、恋愛寄り。城平京先生の信者。
趣味はTRPG・観劇・ゲーム・旅行です。





全然本を読まなくなった30代女性が本の楽しみ方を教えられた
「本が好き!」というサイトに登録しておきながら、今の私はほとんど本を読まなくなった。 それでも子供…





好きという気持ちに対して真っ直ぐな、真摯かつ純粋な眼差しが感じられる。漫画家・よしながふみの半生と歴代の作品を語り尽くすインタビュー集。
漫画家よしながふみといえば、複数回の映画・ドラマ化をした『大奥』シリーズ、こちらもドラマ化し後に映画…




人間の目に映る色と、人間が言葉で表現する色。一体どちらの方が多いのだろう。
箱根駅伝で襷の色名が読み上げられるのを聞くと未だに興奮してしまう私は、昔から色彩語彙に興味があった。…




もしも自分自身や自分の生活を少しでも変えてみたいと思っているのなら。この本は絶対に100%貴方の味方でいてくれます。
この書評のページを開いてくださった貴方は、おそらく本のタイトルに何か惹かれるものがあったのかもしれま…





数時間前まで“わたし”は未来に思いを馳せる17歳の女の子だった。記憶喪失か、タイムスリップか、失った25年を取り戻そうと42歳の“わたし”が懸命に生きる優しく哀しい青春小説。
17歳、高校2年生の運動会。 扮装パレードでチェリーピンクのドレスに身を包み、演劇部の親友がこっそ…




生まれた子が老人でも、それが年を追うごとに若返っても日常は淡々と進む。少しの奇妙さが味わい深い作品7編を収めた短編集。
映画の予告を見て「老人として生まれ、年を経るにつれ若返る男」というストーリーに興味を惹かれたことを覚…





嘘を積み重ねて「真実」としましょう。だって妖怪や怪異が原因だなんて誰も信じないし、要らぬ不幸を生むかもしれない。
前提として、この世に“怪異”は存在するのである。 目撃者がいない事件現場でも、そこに居た地縛霊や付…



急いた気持ちで生きていないだろうか。愛すべきもの達をしみじみと想う生活が出来ているだろうか。
“昇り龍の正吉さん”という人がいる。 「やはり正真正銘の極道者だった時代があるのだろうか、左肩から…





誰よりも深い瞳をした彼を取り巻くありふれた日常に、すっかり夢中だ。
web等で公開されている作品に加筆修正の上の再録集だそう。 私はこのうちの2作だけ目にしていたのだ…




現代版鳥獣戯画のような光景を目の当たりにする当事者になったら?冷静過ぎる少年と不器用な少女、そして“カエル様”との青春伝奇。
逢沢文季、もうすぐ15歳。 両国育ちで小学校に上がる前から両親に相撲の技術と理論を叩き込まれる英才…




私にとっての「あなた」は誰だろう。いつか誰かの恋の思い出集。
歌人・俵万智が厳選した珠玉の恋の歌。 およそ31字という短い文章の中に込められた想いや背景、技巧を…


人生はボードゲームの様に上がって下がって下がりっぱなし。そうやって生きる大阪の人々とすれ違った心地になった。
オダサクの作品に登場する男はみんなダメ男だ、なんて聞いたことがある。いや全くその通りだった。 とに…



ロミオとジュリエットは喜劇の中の住人であることを知った。
小学生くらいの頃だろうか、子供向けの『漫画版ロミオとジュリエット』を読んだ記憶がある。 そして、全…




あの人が探偵であの人は妖術師?と気になったなら手にして良し。漫画のスピンオフというだけでないスタイリッシュ頭脳バトル。
タイトルのとおり、この作品は角川コミックスの『文豪ストレイドッグス』シリーズの外伝に当たる。 だが…





文学こそ万病の薬。堂々たる読書療法士(ビブリオセラピスト)の処方箋こそ、心身の不調に効果的……と、騙されている気がしなくもないが。まずは一家に一冊。
例えば目眩がした時、今の時期なら熱中症を疑うべきであるし貧血や疲れ、睡眠不足かもしれない。 もっと…




田舎の豪邸に奇人変人が揃い踏み。五月蠅いぞ、ああ腹が立つ、振り回されている内に易々と8つもの殺人を許してしまった私もまたこの館の一員か。
私は昔から近代文学というものが苦手だった。 何やら取っ付きづらい当時の独特な漢字遣いに、平成生まれ…




試される想像力。いざ行かん、京の夜!
これだけ多くの方が読み書評を書かれている有名な本について、改めて私が何かを語るというのも大変に畏れ多…

年の瀬に読みたい一冊?備えて損は無いと切々と訴えられる、だがその思いは体験しないとわからない対岸の火事か…
佐野厄除け大師のテレビCMというのは全国区なのだろうか。 あれを見ると「年越しだ」という気分に私は…



対面にも、電話にも、メールやSNSにも無い力が手紙にはある。そこに魅力を感じる人も多いはずだが、そういう人だけでもないようで…
別の目的で図書館に行ったら、ふと新着図書の棚で目に入りました。 最初は“love letter”か…



小説という形にしたら、アーティストとしてではなく等身大の7人の男女の歩みが爽やかに現れた。
ある音楽事務所のオーディションに合格した女子高生、実彩子がいた。 同期の女の子たちの中で頭一つ抜き…