十二人の死にたい子どもたち
十二人の「死にたい子どもたち」が議論の末たどり着くのは、死なのか、それとも…
集団自殺を目的にした子どもたちが、廃病院に集まった。 集いのルールは自由意思と全員一致。 意見が…
本が好き! 2級
書評数:14 件
得票数:226 票
自分の心の整理のために書評を書いてます。
小説が多め!
十二人の「死にたい子どもたち」が議論の末たどり着くのは、死なのか、それとも…
集団自殺を目的にした子どもたちが、廃病院に集まった。 集いのルールは自由意思と全員一致。 意見が…
「罪と罰」を読まずに読む! 鋭い名推理とぶっ飛んだ迷推理が飛び交う爆笑必至の座談会。
言わずと知れた名著、ドフトエフスキー作「罪と罰」。 これほどの名作を読んでいない作家なんて…… …
数々の賞やランクを総ナメにしたミステリーサスペンス。 悲しくも猟奇的なアレックスに釘付け。
遅ればせながら読了。 タイトルがどうも頭から離れずやっと手に取ったのですが、いやはや、これは賞を攫…
夫の不倫をきっかけに、妻が巨大化していく。 「身長四メートル三十五センチ。体重不明。足のサイズ八十四センチ。(…)絶えず骨が鳴り、肉が膨れ上がる。その度に痛むようだ。」(本文より抜粋)
夫の不倫が発覚したその日から、飲まず食わずで寝込み続けた妻。 5日目にやっと発した言葉は「御飯」 …
砂の質感の描写がとにかく秀逸。読んでいるうちに、指の間、背中、舌の裏、至る所に砂が入り込んでくる感覚に襲われる
ある男が昆虫採集のため、家から遠く離れた砂浜に足を運ぶ。 終バスに乗り遅れてしまい近くの部落で一夜…
何気ない日常を切り取った柔らかな青春小説…かと思いきや、思いがけない怖さが待ち構えています
全く知らない他人と、ルームシェアってできるだろうか。 大学生、無職の女、イラストレーター兼…
デパ地下の和菓子屋さんを舞台にしたほのぼのミステリ。 和菓子からこんなに話が広がるなんて…脱帽です。
この小説を読むときは覚悟してください。 …読み進めるごとにめちゃくちゃ和菓子が食べたくなりますから…
人生は選択肢の連続だが、この家族には辛い選択肢ばかりが提示される。 それでも愛を持って立ち向かう家族の姿に涙します
急性前骨髄球性白血病、デザイナー・ベイビー、腎臓移植、訴訟… 重々しい言葉の数々が、一家の身に重…
「悪人」とは誰なのだろうか。
本書にでてくる人物の多くは、一見誰しもが「悪人」のようである。 優しさを人に上手く伝えることが…
世界の片隅で起こった、奇跡のボーイ・ミーツ・ガール。
小学5年生の頃といえば、心も身体も大きく成長する時期。 皆さんはどんな心境でしたか? 私は「大人…
「100万回生きたねこ」と佐野洋子に捧ぐトリビュート短編集。 作家達の想いが垣間見えます
佐野洋子作の絵本、「100万回生きたねこ」。 不朽の名作で、今でも大人から子供まで多くの人に愛され…
足下に転がる石も、ともすれば特別なものになり得るのです
社会学とは、社会現象の実態やその現象の原因に関するメカニズムを解明する学問です。(wikiより) …
老人問題、介護問題、少子化… 何十年経っても全く色褪せないということは、現代も本質は変わらないということ。
「恍惚の人」というタイトルとは裏腹に、老人介護問題を介護者の視点から描いた物語。主人公の昭子の義母が…
14歳の「私」と25歳の「私」の間を交互に行き交う物語。迷いや悩みは当然違うものなのに、通じ合う部分もあるのがとても魅力的です
14歳の「私」と25歳の「私」の話を交互に展開しながら進んでいくお話。 14歳の「私」はいまいちク…