外套
「奪われたら、死んでも許さぬ。」
〈あらすじ〉 主人公アカーキイは誰からも馬鹿にされる冴えない風体と能力の木っ端役人である。 …
本が好き! 1級
書評数:422 件
得票数:8745 票
読書とスター・ウォーズをこよなく愛するもと本嫌いの本読みが知識もないのに好き放題にくっちゃべります。バルバルス(barbarus)とは野蛮人の意。
周りを見渡すばかりで足踏みばかりの毎日だから、シュミの世界でぐらいは先も見ずに飛びたいの・・・。というわけで個人ブログもやり始めました。
Gar〈ガー〉名義でSW専門ブログもあり。なんだかこっちの方が盛況・・・。ちなみにその名の由来h…(ry
「奪われたら、死んでも許さぬ。」
〈あらすじ〉 主人公アカーキイは誰からも馬鹿にされる冴えない風体と能力の木っ端役人である。 …
ことばを愛するすべての人へ
読み進めるうちに「自伝的作品」という言葉が頭にちらついた。 なにもこの物語は作者の実体験を基にして…
生に固執する人間は、殺人という夢を見る。
「村田ワールド」は、いつも心を地平線へ連れて行ってくれる。 村田沙耶香作品も4冊目となり、徐々にそ…
ところでさぁ、「現実」とか、興味ない?
本書は6つの短編小説と2つのエッセイから成る作品集であり、そのいずれもが作者独特の世界観を味わえるの…
ハツカネズミにコマネズミ。あなたは私はどのネズミ?
〈あらすじ〉 小学五年生の 律 は協調性に憑りつかれた「キョロ充」である。 来る日も来る日も…
種族:ヒト 主食:世界
〈あらすじ〉 私たちの性欲は、無菌室の中で育っていた。 舞台となるのは家族もセックスも結…
ユーラシア世界の一員としてローマ帝国を眺める。
☆「さぁさぁ初めましての皆様もお久しぶりの皆様も、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。『本が好き!』の因…
この痛みは、いつか輝く。
人間はいつの世も「ヤンキー」と「オタク」の間を行きつ戻りつ彷徨っているのかもしれないと、最近とみに思…
ハンス・ギイベンラアトの生きた道
【ハンス・ギイベンラアトはなぜ死んだ?】 本書を読んだ人々の最大の疑問はこれに尽きるのではな…
引きこもり独居老人シルヴェストル・ボナールの罪と罰。そして救いのようなもの。
シルヴェストル爺さんの頭には羊皮紙が詰まっている。 シルヴェストル爺さんに家族はない。 …
「愛してもらえさえすればわたしは善人になれるんだ!」 ―19世紀を生きる「無敵の人」かく語りき―
「人に愛されるためにはまず自分から人を愛さねばならぬ」と人は言う。しかし一度たりとも人に愛された記…
義憤の奥底にあるもの
【下品なる前振り】 「あまりにも我慢し過ぎた屁は毛穴から臭う」という俗諺を聞いたことがある。そ…
叩かれる孤独と叩く孤独
私はかつて、聖書を愛読しているにもかかわらず信仰心は持っていなかったという芥川龍之介のキリスト教観を…
学者青年の遅すぎた青春
本作はフランスの作家アンドレ・ジッドによる、一人の青年の蘇生と堕落の物語です。しかしその衝撃的なタイ…
「きりしとほろ上人伝」&「往生絵巻」考察 「心貧しき者」と「悪人」のこと
【ふたつの発心集】 今回取り上げる二つの作品はともにごく短い短編小説であり、ともに一人の男の「…
覇道と邪道に生きる鬼
【鬼神たちの物語】 本作は実に対照的な二人の人物を主人公としています。一人は公卿として栄耀栄華…
お前の苦しみは、私がいちばんよく知っている・・・
【聖書を愛読する非キリスト者】 芥川龍之介は新約聖書を愛読していたそうです。彼のキリスト教観に…
悪妻、悪夫をかく語りき
「いい妻を持てば幸せに暮らせる。悪妻を持てば私のように哲学者になれる」 などとソクラテス大…
『愚かなる俺らの悩み』について
【ロクでもなき前座】 「医食同源」という言葉に影響を受けて「医読同源」というふざけた造語を思…
亡き友の呪詛が聞こえる。 ―「先生」を呼ぶ声―
こないだ私の酔狂な脳みそが「『こころ』ってもしかして”一人の人間のこころ”って意味じゃね? だから…