2012年のマンガ関連記事を一挙紹介

2012.12.28 posted by honzuki / Category: その他 / Tags: , , ,

2012年をガンガン振り返っていこうということで、今度はほぼ毎日読んでいたマンガの記事をまとめてみようと思います。
なんといっても今年僕がプッシュしていたのは、小路啓之と水城せとな。
小路啓之はごっこ』『来世であいましょうが完結し、新連載ポポネポも話題になりました。
水城せとなは現在の代表作失恋ショコラティエが連載で佳境の真っ最中。今日発売の連載誌「フラワーズ」が待ちきれません。
 
それから、アフタヌーンで連載が始まった知る人ぞ知る作家・市川春子さんの初連載『宝石の国』、厳密にはマンガというよりもイラスト集ですが『少女系きのこ図鑑』、あと先日刊行された最新刊も素晴らしかった弐瓶勉『シドニアの騎士』、坂口安吾の退廃的な作品の無削除版を漫画化した近藤ようこ『戦争と一人の女』、百人一首の超訳マンガが『うた恋い。』ならば源氏物語の超訳だと言わんばかりの『はやげん!』など、今年もたくさんの作品をオススメしました。
また、まだまだ多くの人に読まれているとはいいがたい、バンド・デシネとアメコミについても記事をけっこう書いた気がします。
 
基本的に取り上げている作品はすべてオススメです。
 
さて、それでは50作品以上の記事を一挙に振り返ってみましょう!
 
 
 
 

小路啓之

『ポポネポ』『ごっこ』『来世であいましょう』を紹介しました。

来世であいましょう1

あなたの恋愛観を揺るがす『来世であいましょう』‐女装男子の恋
幼女を誘拐し父親になったロリコン。精神をエグるテーマは犯罪×家族
ヤバい話を可愛すぎるキャラでさらりと読ませちゃうヤバいマンガ家
 
 

水城せとな

『失恋ショコラティエ』が大好きすぎてヤバい。読むとチョコレート食べたくなるのが問題ですね。『脳内ポイズンベリー』『黒薔薇アリス』も要チェック。
ポイズンベリー1
恋するアラサー女性を悩ませる「心のすれ違い」定番5パターンとは?
フラワーズ最新号の失恋ショコラティエは名セリフのオンパレード!
恋に怯えた心をフッと緩ませる、甘く美しい逸品『失恋ショコラティエ』
2011年の記事も:
秋と冬はチョコレートの季節!『失恋ショコラティエ 4』
『黒薔薇アリス6』秋田書店

 
 

バンド・デシネ

基本的に全ページがカラーで、日本のマンガとは読み方がちょっと違うために、あまりにも読まれていないもったいないジャンルがバンド・デシネ。主にフランス語圏で刊行されるマンガです。今年は『闇の国々』と『皺』が特に話題になりましたが、バンド・デシネ界きっての技巧派ニコラ・ド・クレシーの描く可愛い『サルヴァトール』や、異様に美しい画面に圧倒される『ムチャチョ』など、目眩くマンガ表現に圧倒されることまちがいなしです。

レオン・ラ・カム

海外マンガ入門。ジョジョ好きにオススメのBDはこれだ!
技巧と精緻を極めたマンガ表現に酔え。大友克洋も絶賛『闇の国々Ⅱ』
超絶な暴力と破壊を美麗絢爛フルカラーで魅せるバンドデシネの怪作
危ない爺さんと臆病な僕の物語。バンドデシネ『レオン・ラ・カム』
バンドデシネ界の巨匠にして魔術師、ニコラ・ド・クレシー最新作!
美しい自然と朗らかな人たちを描いたバンドデシネの傑作『ムチャチョ』
驚異的な情報量が圧縮された、セリフ皆無の海外コミック『3秒』
テーマは孤独。昨年もっとも評価された海外コミック『皺』
『闇の国々』翻訳者・原正人氏にインタビューしました!

 
 

アメコミ

いま、アメコミはほんとうに狂ってると思います。なんか異様な熱気です。バンド・デシネも面白いですが、アメコミも是非読んでもらいたい…。これも厳密にはイラスト集ですが、超美麗な『カバーラン』を紹介した記事には、版元さんのご厚意で図版を多数掲載しました。かなり必見な感じです。
そういえば『マーベルゾンビーズ』は第2巻が出ました。昨日届いて、まだ読めてませんが…。そして記事に書けませんでしたが『ウォーキング・デッド』は3巻も出ていて、いっこうに勢いが衰える様子がなく、素晴らしい。

ウォーキング・デッド2

アメコミ最強アーティストが描く魅惑的な美女が大集合『カバーラン』
真の主役はいつも闇の英雄だ!アメコミ映画ダークヒーロー徹底ガイド
技術と美術の粋を尽くしたあの名車を堪能できる超ゴージャスな写真集
この夏はアメコミ映画ラッシュ!存分に楽しむための紹介本を読み比べ
ゾンビ流行が浮き彫りにする現実『ウォーキング・デッド』2巻
絶滅した世界でヒーローたちが互いを貪り合う『マーベルゾンビーズ』

 
 

教養系

マンガで勉強してしまおう、と言うと軽薄な感じがするかも知れませんが、マンガだからこそ表現できる魅力を、古典や伝統芸能から学ぼう、世の中や歴史を知ろう、という姿勢は重要なものだと僕は思っています。来年も、こういう教養×マンガの良作がたくさん出てきてくれるといいなあ。『戦争と一人の女』『はやげん!』『少女系きのこ図鑑』は、版元さんのご厚意で、素晴らしい図版を多数掲載しています。

戦争と一人の女

破滅の美しさを描く安吾の問題作を艶かしく漫画化『戦争と一人の女』
今いちばん読みやすい源氏物語はこれだ『はやげん!』
なぜか少女とキノコを並べて見せる奇妙な図鑑『少女系きのこ図鑑』
ビジュアル系に魂を捧げる女子達!今、明かされる「バンギャル」文化
本気でオススメ!恋に泣ける百人一首マンガ『うた変。』で古典入門
通も唸る本格派。香高き「日本茶マンガ」を一服どうぞ『茶柱倶楽部』

 
 

こじらせ系

このカテゴリー、どうするか迷ったんです。アレとコレが同じカテゴリーなのはおかしいだろう?というツッコミは甘んじて受けましょう。その名も「こじらせ系」です。ニュアンスは察してください!
そういえば、『ハイスコアガール』の第三巻も出ましたね!胸がまた熱くなるないようでした…

ストロボ

もしも風俗誌のエロライターがファッション誌を創刊したら?
『31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる』って、どうなる?!
ヤバいモノを見てしまった…マジキチ漫画『ねこぐるい 美奈子さん』
逃れがたい陰湿な魅力。今一番不気味なマンガ|カネコアツシ『Wet Moon』
そして今日も、少年少女はマンガの中で殺しあう。それは何故なのか。
僕はファミレスで号泣しかけた。変態漫画『変ゼミ』最新刊は感動大作
彼女の涙を僕が飲む。人を好きになることの魅力に迫る傑作長編マンガ
自らの死因が必殺技!早死にした少年少女が蘇りをかけて戦う異色漫画
BL界の無法地帯化が進行中!正面突破で挑むのに最適な作品はこれだ
漫画家最強は誰なのか?!吉田豪『人間コク宝 まんが道』
モテ非モテ、恋愛に悩む全てのアラサーに推奨『きょうは会社休みます』
ヤマシタトモコ新刊2冊!魔性に歪む少女&ファッション妄想エッセイ
生死の曖昧な世界に艶めかしいキャラクターを描く、新鋭ひよどり祥子
女子高生型の巨大兵器「女子攻兵」に搭乗して戦う戦争マンガがやばい
脳裏に焼きつく。天才が描いた、無口なあの子の一瞬の可愛らしさ
痛みや恐怖、生と死に対する想像力の限界に挑む『ハーレムエンド』
マンガで学べる!恋愛学の権威・早大森川教授の実践的恋愛術
特異で華麗な美学の到達点。中村明日美子『ウツボラ』完結
閲覧注意:技巧派ナンセンス劇薬漫画家の新作が酷すぎた(褒めてます)
食事中の熟読は危険!!登場人物の9割が変態『変ゼミ』

 
 

その他

さあ、「これは教養でもこじらせ系でもないよな…」という程度のカテゴリーです。「その他」ってのもどうかと思ったのですが、今回は分類よりも列挙が大事だと思ってるのでご容赦ください。『宝石の国』の図版を掲載できたのは我ながらGJだったと思っています。『ヨルムンガンド』の考察も頑張りました。ご一読いただければ幸いです。

ヨルムンガンド

市川春子、初連載はSF!『宝石の国』(記事内にカラーイラストあり)
これ一冊で完結。原作者も惜しむ大ヒットラノベのコミカライズ版
SFマンガの王道、タイムトラベル物の新たな傑作『時間の歩き方』
死の商人が主題の劇画、『ヨルムンガンド』が描くのは神話的運命論だ
萌え×クトゥルーの新たな代表作『ニャル子さん』漫画版もオススメ
日本が誇る異想世界のクリエイター・弐瓶勉『シドニアの騎士』最新刊

 
 

周辺領域

マンガじゃないけどマンガカテゴリーだよねコレ…という本をまとめてみました。特に漫画界の女神・萩尾望都さんの対談集は全マンガファンにオススメしたいシリーズ。

岡崎京子の研究

挿絵も自分で描いちゃう!東大卒のマルチな作家が描く最強ラノベ
図版多数!アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集
ヘルタースケルター公開目前!原作者、岡崎京子の世界を徹底研究
ビックリマンやクトゥルーにも通じるシュールなマックス・エルンスト
萩尾望都の豪華対談集、第三弾!中島らも、夢枕獏、森博嗣、他。
萩尾望都対談集第2弾。吉本隆明、野田秀樹…伊藤理佐とは下ネタで!
萩尾望都の初の対談集。手塚治虫、松本零士、寺山修司、小松左京…

 
 
 

【本が好き!編集部ナガタのプロフィール】
当「BOOKニュース」を担当している’79年生まれ男性。
アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。
その後、札幌・千葉・マニラ・東京・京都を転々。現在は板橋区在住。
フリーター・契約社員・嘱託社員・正社員・無職・結婚・離婚など紆余曲折を経て現職。
百科事典と画集と虫と宇宙が友達です。
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