書評 「大人の恋」をたしなむマナー
- OKWave「恋の悩み」サイトのカウンセラーたち
- レビュアー: みかん星人
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お腹いっぱいになった。この本の回答程度なら、私にでもできてしまう。きっと、ネットでの「熱」はもっと凄くて、面白いのだろうが・・・これは失敗作。
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42の質問(悩み)と、それへの答えがひとつ以上。そして質問者からのお礼で構成されている。到底「これで恋愛の悩みは総て網羅」とは思えないから、まことに「恋愛」と云うのは難しいもの。もちろん、中にはとても普遍的で初歩的な質問もあって、「どっちを選んだらいい?」とか「告白したいけれどできない」とか、まるで『蛍雪時代』の相談コーナーへの投稿みたいなものもある。
一方、ハイレベルな質問では、「大麻で捕まった彼が留置場から別れの手紙を」とか、「別れると言うと暴力を振るわれそうで怖い」といった、ちょっと交流分析が必要なものもあったする。
(この難しい質問への回答としては、少々危険な程簡単な回答が載ってる。本当は、ちゃんとした療法や、社会の仕組みを活用すべき大きな問題なのに)
ともかく、ネットで読める物を、また「恋愛」という、まさにケース・バイ・ケースの問題を、こうして「書籍」として出版する事に、どんな意味を付加していたのか?
読んでいて感じたのが、「書籍の持つ信頼感」といった付加価値だ。
例えば、恋人と二人でこういう恋愛問答を眺めるときに、ディスプレイの中にある「質問」と「回答」には、どこか軽さがあって、それを「私たちにも在る問題」と引き寄せるには力不足に感じる。なにしろ、ネットに葉は、こんな「誰かの戯言」も一緒に並んでいるのだから。
その点、書籍に載っている言葉は「選ばれた言葉」に見えるし、ネットの言葉にはない「重み」を感じるかもしれない。
この本に意味があるとしたら、この点ぐらいかな・・・
だから、この本を読んで、「あ!これは彼に読ませて、反省させたい」という項目に出会えたなら、この本をレジに持って行けば好い。けれど、そういう「あてがある」のでないのなら、この本の意義は薄い。(まあ、このピンポイント感が『青春出版社』という気がするが・・・)
それから、なぜ縦書きにしたのか?が分からない。「>」という引用符が使われているが、縦書の文章では大変違和感があり、ローマ字の「V」に見えて仕方ない。さらに、そのローマ字が縦書きされるのも面倒だし、ローマ字のハンドルネームだったりすると、悲劇的に読み難い。どうして横書きにしなかったのだろう?とても不思議だ。
「色」を使ってないのも残念。質問には「網掛け」をしてあるのだけど、回答において「強調」されている文字も黒の太字なだけ。どこにも「書籍にするための工夫」を感じない。
肝心の「回答」だけど、「百万人で考えた最強の知恵」という副題が付いているのに、その「百万人で考えた」という部分が感じられない。実際にネットで交わされている状況を見ると、回答ごとに質問者からのリプライが書かれていたり、それを踏まえてまた新しい展開があったりして、
そういう部分に「百万人で考えた」部分が匂うのに、それが書籍では全く生かされていない。これでは、回答者が美輪明宏氏一人であるのと変わらない。
ま、なんにしても、人様のコイバナは、少し読むだけでも満腹になる。
(ブログに2006年11月14日掲載の記事を改訂転載)レーティング:
掲載日:2006/11/20
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- 出版社:青春出版社
- ページ数:
- ISBN:4413036115
- 発売日:2006年10月11日
- 価格:1365円
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『「大人の恋」をたしなむマナー』の本が好き!書評
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匿名性が高いインターネット上で交わされる”恋のお悩み相談”は、その回答の無責任ぶりまで含めて、とっても現実的な社会システム!?
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【ネタバレ注意!】
「せっかくの美味しい野菜を料理できないばっかりに塩だけ振って食べる」ような本ですね。もったいない。
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本書は、カウンセラー達による知的格闘の足跡!
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OKWaveの「恋の悩み・人間関係」カテゴリーをまとめた本書。 基本的に女性同士で悩みに答えたりしている内容をまとめたものです。 副題に「百万人で考えた最強の知恵」とあるとおり、相談に対して一般論から応援に極論まで一通りの立場がそれぞれ出て来る内容になっています。
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アマゾン書評が消されてしまったので・・再度ブログから。
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お腹いっぱいになった。この本の回答程度なら、私にでもできてしまう。きっと、ネットでの「熱」はもっと凄くて、面白いのだろうが・・・これは失敗作。
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タイトルから想像した自己啓発本ではなかったです。私には刺激的過ぎました。
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私がチョイスすべき本ではありませんでした。
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